折り畳み式でキャンプに便利な工夫がいっぱい!
キャンプ仕様の
コーヒードリップスタンド

更新日:2018.07.25

アウトドアで淹れるコーヒーって、どうして格別に美味しいんでしょう。キャンプに行ったらコーヒーは欠かせない! という、コーヒーの魅力にハマッている人も多いと思います。そして淹れる手法はさまざまで、市販のドリップパックでシンプルに済ませちゃったり、パーコレーターでワイルド&ストロングに淹れたりと、自由で楽しみ方の振り幅が大きいアウトドア・コーヒーの世界。

ちょっと優雅さを演出するならコーヒードリップスタンドの出番。しかしアウトドア仕様のコーヒードリップスタンドは、パーツの分解・組み立て式は見かけますが、折り畳み式はなかなか見ないかも……。
速攻で展開・収納ができる折り畳み式はチェアやテーブルにもよく使われていて、キャンプ道具の真骨頂「シンプルで便利」を追求した構造。キャンプのリビングシーンに可愛らしく映える、小さなコーヒードリップスタンドを折り畳み式にしたら、軽いし、かさばらないはず!
そこで今回は「折り畳み構造」をベースとし、実用面にも「おっ、いいね~」と思わず唸るようなこだわり発想を取り入れた、キャンプ仕様のコーヒードリップスタンドをDIYしてみました。

X字の開閉式脚フレームにはアルミ板をチョイスし、木材は手に入りやすくて軽量なブナ、エゾマツにしました。

まず作りとしてのこだわりは、棚板をスノコ状にしたこと。機能的には一枚板でもよい部分なのですが、ちょっと手間と時間をかけることで、さりげなくデザインに個性を演出したいと思います。

ごくシンプルな構造なので、棚板を組んで木材をすべて塗装すれば、あとは各部のネジ留め作業となります。

Completed -完成-

スマートでスタイリッシュなコーヒードリップスタンドの完成です。木材のカラーは、渋めのダークウォルナットをチョイスし、アウトドアになじむいい風合いとなりました。 あっという間にできあがった感がありますが、果たして使い勝手はどうなのか、使用法を見てみましょう。

ソロ仕様でカップひとつに淹れるのはもちろんOK。棚板はカップ2つがちょうどよく収まるサイズにしているので、同時に2つのコーヒーを淹れることが可能です。ここでもちょっとしたこだわりが。それは「ドリッパーとカップの距離感」です。スペースに余裕があるからコーヒーの分量チェックとともに、抽出の様子を眺める楽しみを得られます。

そしてキャンプで重宝する実用的アイデアが、カップのサイズに応じてスタンドの高さを変えられること。アルミ脚部を固定しているボルトを緩め、スタンドの幅をちょっと狭めてから締めると高くなります。棚板をずらして、大きめの保温カップをセットすると

簡単にセットできました!

実はよく見てもらいたいこだわりがココにもあります。アルミ脚フレームに付いている下部の丸棒、手前側を1本の棒で繋げなかったのは、カップをスライドして出し入れしやすくするためなのです!

簡単に折り畳めるので、携行性も抜群。ほかのコーヒー道具といっしょにトートバッグなどにまとめて入れて、手軽に持ち運べます。

自分でDIYしたアイテムを実際にフィールドで使ったとき、イメージしていた以上の出来だと感動もひとしお。今回作ったキャンプ仕様のコーヒードリップスタンドは、まさにそれでした。実用性・スタイルともに大満足の仕上がり!

「あったらいいな」の発想をもとにDIYをするのってワクワクするし、それがとても使いやすかったらキャンプの楽しみはますます尽きません! DIY初心者の方でも簡単に作れるこだわりの折り畳み式コーヒードリップスタンド、キャンプでコーヒーをもっと楽しみたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

今回DIYしたギアの作り方はこちら