DIYならではの新発想!
便利な食材置き場付き
クーラーボックススタンド

更新日:2019.08.28

既存のクーラーボックススタンドをはじめ、多機能ラック、ベンチ、ローテーブルなどなど、クーラーボックスの置き場所は多種多彩にありますが、ナチュラルテイストにまとめたキャンプサイトの中において、無機質なクーラーボックスはどこに置いても目立つ存在。となれば、もしその足元に誰も使っていないような個性的でオシャレなスタンドがあったら、よりカッコよくサイトを見せることができるのでは。そう思って作ったのが、今回のスタンドです。

折りたたみ式ではなく、複数の板パーツを組み合わせる組み立て式にすれば比較的簡単に作れ、かつ重量のあるクーラーボックスを載せた際の安定感も担保できそう。食材を出し入れする際に一時置き場として使えるスペースがあったら便利そう。イメージが膨らんできました。今回は、既製品にはない「小棚」を付けた、オシャレで機能的な「クーラーボックス専用の木製スタンド」をDIYします!

使用する木材は「手に入れやすい価格」&「木目の雰囲気がよい」ことから、針葉樹合板をセレクトしました。「板を組み合わせる」構造なので、作業工程はシンプル。穴開けやカット作業がほとんどです。それぞれの板に筆記具で切り出し線を描き、カットしていきます。

デザインに遊びゴコロを取り入れたこだわりポイントが、小棚受けの曲線部分。大半が直線基調なので、メリハリが付いていい雰囲気になるはず。持ち運び時の手軽さを担保するため、小棚も取り外せるように設計。脚部分に開けた穴に、小棚受けのストッパーをかませる仕様にしました。

最後に油性ニスを塗ったら作業は完了。塗料に油性ニスを使用したのは、板材が合板のため、キャンプの時に雨で濡れて浸み込んでしまうのを防止するためです。

Completed -完成-

スッキリとしたフォルムの組み立て式クーラーボックススタンドの完成です。セレクトした合板は、木目の風合いがキャンプサイトに映えて狙い通り。また、小棚受けの曲線デザインがアクセントになり、個性的でオシャレに仕上がりました。さらに、今回一番のこだわりポイント「小棚」が実用面での期待大です!

今回作ったスタンドは、約51L容量で、約600(横幅)×420(奥行き)×400(高さ)mmのクーラーボックスに合わせたサイズ設定。持っているクーラーボックスとピッタリサイズのスタンドにできるのも、DIYの特権。さっそく使用感をチェックしてみましょう。

従来のスタンドにはない機能が、この専用小棚。ちょっとしたスペースですが、これがあることで食材の出し入れが快適に!クーラーボックスの下部にある食材を取り出す時も、邪魔な食材を一時的にココに置いておけるので、中を散らかすことなくスマートに取り出せます。使用時の姿勢も全く辛くない!

分解すると7つのパーツに分かれます。

重ねると大人が両手で無理なく持ち運べるサイズです。車載時にもさほどスペースを取りません。

それぞれの板を組み合わせるだけの構造だから、組み立てにはわずか数十秒。手間が少なくスッキリしたデザインのため、キャンプだけではなく、家庭でも違和感なく使えそうですね。

取っ手が付いているので、組み上げてからの移動も楽チン。

小棚受けと小棚を外せば、ロースタイルのミニテーブルとしても使えます。

ありそうでなかった、プラスアルファの「小棚」という発想を取り入れた、オリジナルのクーラーボックススタンドは、実用性に富んだ仕上がりになりました。作業工程は多くないし、とってもシンプルな構造なので、DIY初心者でも作れます。ぜひ、手持ちのクーラーボックスに合わせたサイズ設定のほか、ロースタイル仕様にするなどアレンジを効かせてDIYを楽しんでください!

今回DIYしたギアの作り方はこちら