既製品にはない新発想!
おしゃれでワイルドな
軽量コンパクト陣幕
更新日:2022.08.31

ソロキャンプにもぴったりな、軽量&コンパクトな陣幕を自作しました。収納サイズや重量面でネックとなるフレームには、ブッシュクラフトさながら現地調達の枝を使用するという、既製品にはない発想を取り入れ、焚き火にもある程度対応するタフさを備えつつ、自分の好みで生地を選べる!そんな実用性とデザイン性を兼ね備えた、個性的な陣幕の作り方をご紹介します。
How to make -作り方-
材料

※寸法表記:W(横)、H(縦)
- 【ナイロン生地(1000デニール・ツリーカモ柄)】
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- ・表用:W104cm × H54cm / 1枚
- ・ポケット用:W25cm × H17cm / 2枚
- 【コットン生地(12オンス・デニム柄)】
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- ・裏用:W100cm × H50cm / 1枚
- 【その他の材料】
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- ・Gフック/ 6個
- ・ナイロンテープ:30cm / 6本
- ・ガイロープ:10cm(φ3.5mm) / 8本
工具

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- ・カッターマット
- ・糸切バサミ
- ・ハサミ
- ・ペン
- ・ダブルクリップ(30個ほど)
- ・カッターナイフ
- ・定規
作り方
※縫い代はすべて1cm
1.生地をカットする


表生地(ツリーカモ柄)、裏生地(デニム柄)をカット。表生地から内側に織り込んでいくため、裏生地は表より少し小さくカットする。

表生地の裏面の周囲すべての辺に、内側2cmのところでラインを引く。

ポケット生地をカットし、裏面の周囲2辺に内側2cmのところでラインを引く。
※左右でラインを引く辺が異なるので注意。
2.ポケットを縫う

まずはポケット生地から縫う。ラインを引いた2辺をラインに向かって1cm折って縫い合わせる。

ポケットの2辺を縫い合わせた状態。
3.メイン生地の周囲を縫う

表生地の下部2カ所の角をカットする(作業のしやすさ重視&仕上がりの厚みをおさえるため)。

表生地、裏生地、ポケット生地を重ねる。ポケット生地は縫い合わせていない辺が外側にくるようにし、裏生地と角を揃えたら、ズレ防止のため、ダブルクリップで留める。反対側も同様の作業を行う。

表生地の下辺を2回折った状態にする。まずラインに向かって内側に1cm折り、そのまま次いで1cm折って、ダブルクリップで留めていく。

表生地の下辺を2回折り、ダブルクリップで留めた状態。

縫いながらダブルクリップを外していき、下辺を縫い合わせる。
下辺が完了したら、すべての辺で同様の作業を行う(表生地を内側1cmで2回折る→ダブルクリップで留める→縫う)。

一周ぐるりと縫った状態。
4. ポケットの仕上げ&センターを縫い付ける

ポケットの残り、縦のラインを縫ってポケットの完成。

表生地と裏生地の分離を防ぐため、センターを1本縫う。センターにラインを引き、

線上を縫えばOK。
5.ナイロンテープを縫う

ナイロンテープの端っこを2cm折り、さらにもう一度2cm折って2つ折りの状態にする。
ナイロンテープは6本すべてで同じ作業を行うので、最初にまとめて6本分を折り、ダブルクリップで留めておくと、このあとのミシン掛け作業をスムーズに行える。

ダブルクリップを外して縫い合わせる。

縫った場所から2cmのところにラインを引く(裏生地に縫い合わせる際の目印)。

ナイロンテープにGフックを通す。ナイロンテープは縫い合わせた面を上にし、Gフックの向きはフックがある方をライン側、凸部が上になるように通す。

最後に逆側の上面を1cm の2つ折りにして縫う。

これで1本完成。残り5本でも同じ作業を行う。
6.ナイロンテープを縫い付ける

裏生地のセンターから25cmのところに、縦2.5cmのラインを左右3カ所ずつ引く(ラインを引く位置は下の写真を参照)。


Gフックを右にして裏生地に引いたラインとナイロンテープに引いたラインを重ね、縫い付ける。

6本すべてを縫い付けた状態。
7.ガイロープのループを縫い付ける

ガイロープを輪っかにして、全8カ所に縫い付ける。

生地に厚みがある部分を避け、三重縫いにする。

ガイロープをすべて縫い付けたら、オリジナル陣幕の完成。使用する際は、適度な枝や棒をフレームにして組み立てましょう。
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この陣幕の組み立て方や使用イメージはこちら
→ おしゃれでワイルドな軽量コンパクト陣幕の紹介ページ
- 監監修:CLIMBheads 米田治人 https://climbheads.com
撮影協力:赤城山オートキャンプ場 https://autocamp-akagi.com/