2022年度 第3四半期決算および通期業績見通しを発表

・第3四半期累計(9ヵ月間)の営業利益は、半導体の供給不足や中国での新型コロナウイルス感染症の影響による四輪車生産・販売台数の減少に加え、原材料価格の高騰やインフレ影響による製造コストの上昇 などはあったものの、商品価値向上に見合う値付けや二輪車販売台数の増加、為替影響などにより、前年同期に対して622億円増益の7,339億円

・第3四半期累計(9ヵ月間)の親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期に対して10億円増益の5,831億円

・通期営業利益の見通しは、半導体の供給不足や中国での新型コロナウイルス感染症の影響による四輪車販売台数の減少、インフレ影響などによるコスト上昇圧力はあるものの、商品価値向上に見合う値付けや、主にアジアでの二輪車販売台数の増加、全社一丸で取り組む更なる収益改善などにより、前回見通しの8,700億円を維持

・資本効率の向上および機動的な資本政策の実施などを目的として、700 億円を上限とする⾃⼰株式取得の実施を決定

1、2022年度 第3四半期累計(9ヵ月間)連結決算総括および各事業の状況

売上収益

二輪事業で販売が増加したことや為替影響などにより、12兆5,234億円
(前年同期比17.3%増収)

営業利益 7,339億円(前年同期比9.3%増益)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 5,831億円(前年同期比0.2%増益)

(1) 二輪事業

売上収益

主にアジアで販売が増加したことや為替影響などにより、2兆2,023億円
(前年同期比37.5%増収)

営業利益

好調な販売状況や商品価値向上に見合う値付けの効果、為替影響などにより、3,765億円
(前年同期比62.0%増益)

(2) 四輪事業

売上収益

為替影響などにより、7兆7,235億円
(前年同期比15.8%増収)

営業利益

原材料価格高騰やインフレ影響、販売台数の減少などにより、1,129億円(前年同期比40.1%減益)
なお、四輪事業と金融サービス事業に含まれる四輪車の販売に関連する営業利益を合算すると3,258億円と試算されます

(3) 金融サービス事業

営業利益

2,203億円(前年同期比14.6%減益) 

(4) パワープロダクツ事業及びその他の事業

営業利益

241億円(前年同期比315億円の増益)
なお、その他の事業に含まれる航空機および航空機エンジンの営業損失は186億円

2、2022年度の業績見通しについて

売上収益

17兆2,500億円(前回見通し比1,500億円減収)

営業利益

8,700億円 (前回見通しを維持)

親会社の所有者に帰属する当期利益 7,250億円(前回見通しを維持)

第3四半期連結累計期間(9ヵ月間)業績

  (単位:万台、億円) 前第3四半期
連結累計期間
(9ヵ月間)
当第3四半期
連結累計期間
(9ヵ月間)
増減
Honda
グループ
販売台数※1
二輪事業 1,277.5 1,428.5  +151.0
四輪事業※3 300.0 274.0 -26.0
パワープロダクツ事業 450.0 412.1 -37.9
連結
売上台数※2
二輪事業 796.4 957.0 +160.6
四輪事業※3 179.2 171.2 -8.0
パワープロダクツ事業 450.0 412.1 -37.9
損益状況 売上収益 106,770 125,234 +18,464
営業利益 6,716 7,339 +622
持分法による投資利益 1,570 1,488 -81
税引前利益 8,452 8,593 +141
親会社の所有者に帰属
する四半期利益
5,821 5,831 +10
為替レート
(期中平均レート)
米ドル 111円 137円 26円円安

2022年度(2023年3月期) 通期連結業績見通し

  (単位:万台、億円) 21年度
実績
22年度
前回見通し
(2022/11/9)
22年度
今回見通し
(2023/2/10)
対21年度
増減
対前回
増減
Honda
グループ
販売台数※1
二輪事業 1,702.7 1,843.0 1,873.0 +170.3 +30.0
四輪事業※3 407.4 410.0 385.0 -22.4 -25.0
パワープロダクツ事業 620.0 566.5 558.0 -62.0 -8.5
連結
売上台数※2
二輪事業 1,072.1 1,202.0 1,211.0 +138.9 +9.0
四輪事業※3 242.4 246.5 243.0 +0.6 -3.5
パワープロダクツ事業 620.0 566.5 558.0 -62.0 -8.5
損益状況 売上収益 145,526 174,000 172,500 +26,973 -1,500
営業利益 8,712 8,700 8,700 -12 0
持分法による投資利益 2,025 2,250 2,150 +124 -100
税引前利益 10,701 10,800 10,800 +98 0
親会社の所有者に
帰属する当期利益
7,070 7,250 7,250 +179 0
年間配当金 120円 120円 120円
為替レート
(期中平均レート)
米ドル 112円 135円 135円 23円円安 0円円安

<補足>第3四半期連結会計期間(3ヵ月間)業績

  (単位:万台、億円) 前第3四半期
連結会計期間
(3ヵ月間)
当第3四半期
連結会計期間
(3ヵ月間)
増減
Honda
グループ
販売台数※1
二輪事業 460.2 508.3 +48.1
四輪事業※3 108.5 95.5 -13.0
パワープロダクツ事業 127.0 118.6 -8.4
連結
売上台数※2
二輪事業 287.7 322.7 +35.0
四輪事業※3 61.0 61.9 +0.9
パワープロダクツ事業 127.0 118.6 -8.4
損益状況 売上収益 36,887 44,381 +7,494
営業利益 2,294 2,804 +510
持分法による投資利益 497 659 +161
税引前利益 2,848 3,435 +587
親会社の所有者に帰属
する四半期利益
1,929 2,446 +516
為替レート
(期中平均レート)
米ドル 114円 142円 28円円安

Hondaグループ販売台数は、当社および連結子会社、ならびに持分法適用会社の完成車(二輪車・ATV・Side-by-Side・四輪車・パワープロダクツ)販売台数です。

連結売上台数は、連結売上収益に対応する完成車(二輪車・ATV・Side-by-Side・四輪車・パワープロダクツ)販売台数であり、当社および連結子会社の完成車販売台数です。

四輪事業の台数について
当社の日本の金融子会社が提供する残価設定型クレジット等が、IFRSにおいてオペレーティング・リースに該当する場合、当該金融サービスを活用して連結子会社を通して提供された四輪車は、四輪事業の外部顧客への売上収益に計上されないため、連結売上台数には含めていませんが、Hondaグループ販売台数には含めています。

詳細については、Honda投資家情報サイトをご参照ください。
https://global.honda/jp/investors/library/financialresult.html