Hondaは、従業員が持つ独創的な技術・アイデア・デザインを形にし、社会課題の解決と、新しい価値の創造につなげる新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」の全社展開を開始しました。
IGNITIONは、2017年にHondaの研究開発を担う子会社、株式会社本田技術研究所で開始したプログラムです。開始以来、IGNITIONには沢山の事業アイデアの応募があり、すでにHondaの事業と親和性が高い数点の提案は社内での事業化を目指し推進されています。
一方、ベンチャーを起業し、その特性を活かして取り組んだ方が、より早く社会に価値を提供できる提案もあったため、2020年に「社内での事業化」に加え、「ベンチャーを起業して事業化を目指す」という方法をIGNITIONに追加しました。
本日、設立を発表した株式会社Ashiraseは、IGNITION発のベンチャー企業第1号となります。
さらに、2021年4月からはIGNITIONの全社展開を開始。これにより、すべての従業員が新事業創出にチャレンジできるようになりました。技術者だけでなく、生産や営業、管理などさまざまな部門の従業員が持つアイデア・夢を実現することで、まだ世の中にないモノやコトを創造し、新しい風を起こしていきます。
なお、IGNITIONはベンチャーキャピタルと連携して実施しており、IGNITIONの最終審査においては、審査員として参画いただき、投資家としての厳しい目で審査していただいています。また、IGNITIONの審査過程において、提案者はベンチャーキャピタルのアドバイスや支援を受けることができます。
「Hondaには独創的な技術やアイデアと、人の役に立ちたい、社会に貢献したい、という熱い想いを持つ従業員が沢山います。IGNITIONはそうした従業員の技術やアイデアを育て、形にし、新しい価値を創造して社会課題の解決に結びつけるプログラムです。そこに今回、起業という新たな挑戦の全社員向け展開を始めました。起業のハードルは非常に高いですが、このIGNITIONをきっかけに、Hondaのチャレンジングスピリットをさらに活性化し、既存事業の枠を超えて、世の中にないモノ・コトを創造し、新しい風を起こしていきます」