Hondaは創業当時から世界の頂点を目指し、モータースポーツへの挑戦を続けています。
1954年に創業者の本田宗一郎が、“世界一への夢の達成”を目指して当時の世界最高峰であるFIM※1ロードレース世界選手権(以下、WGP)の「マン島T.T.レース」への出場を宣言。その後5年を費やしてマシンを開発し、1959年6月3日に日本の二輪車メーカーとして初めてマン島T.T.レースの125ccクラスに、鈴木淳三選手、谷口尚己選手、鈴木義一選手、田中楨助選手の4選手がRC142で出場してから、60年の節目をむかえることができました。
その後、挑戦の歴史は二輪車にとどまることなく、1964年には四輪車の最高峰レースであるFIA※2フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)のドイツGPにロニー・バックナム選手がRA271で参戦しました。そして、その後も長きにわたり、世界の頂点を目指したレース活動を続けてきました。また頂点レースだけでなく、二輪車・四輪車ともに多様なカテゴリーのレースに参戦することで、技術と人を磨くとともに、多くのお客さまと楽しさ、喜び、感動を共有してきました。
Hondaのレース活動における挑戦の歴史の象徴である、マン島T.T.レース参戦から60周年となる今年を、「Honda Racingアニバーサリー・イヤー」とし、記念イベントを数多く実施していきます。これによりこれまでレース活動を支えていただいた、多くのお客さまやモータースポーツ・ファンの皆さまとともに、喜びを共有していきます。あわせて、Hondaがレースに参戦する意義や歴史を、広く伝えるとともに、次世代にも伝承していきたいと考えています。
1959年マン島T.T.レース RC142と谷口尚己選手
1964年ドイツGP RA271とロニー・バックナム選手
6月28日(金)11:45
TTサーキット・アッセン パドック内 Repsol Honda Team ホスピタリティー
FIM会長 ホルヘ・ビエガス氏
Dorna Sports C.E.O. カルメロ・エスペレータ氏
高橋国光氏(1961年西ドイツGPで日本人として初優勝)
フレディ・スペンサー氏(1983年GP500クラスで当時の最年少チャンピオン獲得、1985年史上初のGP250&GP500両クラスでチャンピオン獲得)
ミック・ドゥーハン氏(1994年~1998年GP500クラス5年連続チャンピオン)
マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)
株式会社ホンダ・レーシング 取締役レース運営室室長 桒田哲宏
6月30日(日)13:21~13:26(予定)
TTサーキット・アッセン レーシングコース
RC142(1959年マン島T.T.レース参戦車の復刻車):高橋国光氏
NSR500(1989年モデル):ミック・ドゥーハン氏
今後、鈴鹿8耐・MotoGP日本GPでも、記念イベントを開催します。これらのイベントについては詳細が決定次第、Hondaのホームページ等で順次お知らせいたします。