ニュースリリース

2017年08月20日ニュースリリース

中上貴晶選手、ロードレース最高峰のMotoGPクラスに昇格

 FIMMotoGP世界選手権Moto2クラスに参戦中の日本人ライダー中上貴晶が、2018年シーズンから最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、フル参戦することが決まりました。

中上貴晶

 中上貴晶は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア(IDEMITSU Honda Team Asia)」より参戦してきました。2016年には、オランダGPでの初優勝を含め、表彰台に4回登壇。今シーズンも、表彰台に3回登壇するなど、第11戦オーストリアGP終了時点で、ランキング7位につける活躍を見せています。
 2018年シーズンは、チーム「エルシーアール・ホンダ(LCR Honda)」に所属し、Honda RC213Vを駆り上位入賞を目指します。

  • FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称

中上貴晶選手のコメント

「4歳の時にポケバイ(ポケットバイク)に乗り始めてから、いつも世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。今回、夢の舞台に立つことができるのは、これまで支えてくれた多くの関係者やファンの皆さんのおかげだと思っています。今シーズンは、日本GPを含む7戦が残されています。残りのレースに集中しながら、来シーズンを見据えた戦い方を身につけていきたいと思います。これからも、変わらぬご支援と、応援をよろしくお願いいたします」

本田技研工業(株) 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英のコメント

「中上選手が世界最高峰クラスに昇格することを大変うれしく感じています。これは、彼の実績や、真摯にレースに取り組む姿勢と常にアグレッシブなライディングスタイルが評価されたものです。アジアから世界で活躍できるライダーを送り出すことは、日本を含むアジア地域でのモータースポーツの振興に大いに貢献できると考えています。新たな世界でさらに活躍し、多くの若者の目標となるグランプリライダーに成長してくれることを願っています」

(株) ホンダ・レーシング社長 野村欣滋のコメント

「中上選手には2018年も引き続き、ホンダ・レーシングの契約ライダーとして、持てる情熱とライディングスキルをいかんなく発揮し、日本はもとよりアジア地域の多くの若者たちの目標となるライダーとして活躍してくれることを願っています。夢の実現を大きな力にして、大勢のファンに感動を与えられるトップライダーに成長してくれることを期待しています」

中上 貴晶(なかがみ たかあき)選手のプロフィール

生年月日

1992年2月9日 25才

出身

千葉県

身長・体重

174cm・64kg

主な戦績

2011年

全日本ロードレース選手権 J-GP2 チャンピオン

2012年

MotoGP世界選手権Moto2 15位

2013年

MotoGP世界選手権Moto2 8位

2014年

MotoGP世界選手権Moto2 22位

2015年

MotoGP世界選手権Moto2 8位

2016年

MotoGP世界選手権Moto2 6位

2017年

MotoGP世界選手権Moto2 7位

(第11戦オーストリアGP終了時点)

LCR Honda

チームプリンシパル&CEO

ルーチョ・チェッキネロ (Lucio Cecchinello)

設立

1996年

チーム拠点

モナコ公国