HondaJetの開発責任者であり、ホンダ エアクラフト カンパニー※1社長の藤野 道格(ふじの みちまさ)が、航空科学/工学の発展を促す国際的な団体「ICAS」※2の「航空工学革新賞(Award for Innovation in Aeronautics)」※3を、ロシアで開催されたICAS会議において受賞しました。
今回の受賞では、独創の主翼上面エンジン配置形態などの革新的な技術の採用により、クラス最高水準の巡航速度、燃費、客室・荷室の広さを実現したHondaJetの研究・開発に貢献し、航空業界における新たな設計コンセプトを実現したことが評価されました。
ロシアのサンクトペテルブルグで開催されている第29回ICAS会議(会期:2014年9月7日〜12日)では、現地時間9月9日に藤野による記念講演が行われ、授賞式では「Hondaは、ビジネス航空業界における新たなスタンダードとなるべく最先端の航空機を設計することを目指してきました。このように名誉ある賞をいただいたこと、そして世界的権威のある国際航空科学会議から、Hondaの高い研究・開発力を評価されたことを、大変光栄に思います」とコメントしました。
1984年4月 本田技研工業株式会社入社 その後、四輪研究開発に携わる
1986年 和光研究センター(現在の基礎技術研究センター)にて航空機研究開発に携わる
1997年 HondaJetの研究開発にプロジェクトリーダーとして携わる
2006年 ホンダ エアクラフト カンパニー取締役社長(現在)
2009年 本田技研工業株式会社 執行役員(現在)