Hondaとゼネラル・エレクトリック社(GE)による折半出資子会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、以下GE Honda)は、スイスのジュネーブで開催されているビジネス航空ショーのヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2014)にて、現地時間5月19日に以下の発表を行いましたので、その内容をご案内いたします。
<ご参考>
GE Hondaは、量産型のターボファンエンジン「HF120」を、ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company)に出荷しました。これは、2004年にHondaとGEが航空用エンジン合弁会社として設立したGE Hondaにとって、初めての量産エンジン出荷となります。
GE Honda社長のテリー・シャープは、「量産エンジンの出荷開始は、HF120プログラムにおける重要な節目であり、引き続きお客様へのサポート体制を強化していきます。HF120は現在、マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で量産立ち上げが行われておりますが、年内にノースカロライナ州バーリントンのホンダ エアロ インク(Honda Aero, Inc.)へ生産を移管すべく準備を進めています」とコメントしました。
また、GE Hondaは今回、メンテナンスサービス施設(MRO:Maintenance Repair and Overhaul)として、ホンダ エアロ インクを選定し、HF120の修理やオーバーホールを委託することを合わせて発表しました。GE Honda副社長兼ホンダ エアロ インク社長の泉 征彦(いずみ まさひこ)は「HF120の量産とメンテナンスを同じ施設内で行うことで、お客様の要望により一層応えることが可能となります」とコメントしました。
2013年12月13日に米国連邦航空局(FAA)より連邦航空規則のPart33が定める型式証明を取得。
低燃費、耐久性、低騒音、低エミッションを兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジンで、以下の技術的特徴を兼ね備えています。
GEとHondaの折半出資で2004年に設立された航空用エンジン合弁会社
テリー・シャープ(Terry Sharp)
泉 征彦(いずみ まさひこ)
米国オハイオ州シンシナティ
機体メーカーへの営業、カスタマーサポートなど
Hondaの全額出資で2004年に設立された航空エンジン事業統括会社
泉 征彦(いずみ まさひこ)
米国ノースカロライナ州バーリントン
Hondaの航空エンジン事業に関わる開発以外のすべての統括。具体的には、部品調達やエンジン生産など