ニュースリリース

2013年05月03日ニュースリリース

Honda、メキシコに新トランスミッション工場の建設を決定

Hondaのメキシコにおける生産販売会社であるホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(本社:ハリスコ州エルサルト市 社長:八巻勇)は、現地時間2013年5月2日に以下を発表しましたので、ご案内いたします。

<ご参考>

 ホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ(以下、HDM)は、現在新四輪車工場を建設しているグアナファト州のセラヤ工場敷地内に、約4.7億USドル(約447億円)を投資して、年間生産能力約70万台規模の四輪車向けトランスミッション工場を建設することを発表しました。

  • 1 USドル=95円換算

 新トランスミッション工場は、CVT製造において圧倒的な競争力を持つグローバル供給基地と位置づけ、新四輪車工場と同一敷地内に建設することでメキシコのインフラを最大限活用した高効率な生産体制を構築します。新トランスミッション工場は、2014年春の四輪車完成車ラインの稼働開始に続いて2015年後半に稼働を開始する予定で、初年度の年間生産能力は35万台規模の予定です。2016年後半には70万台規模へと拡張し、従業員はフル生産時で約1,500人を予定しています。

 メキシコ新工場はHondaにとって3番目の北米トランスミッション工場となり、これによりHondaの北米におけるトランスミッションの年間生産能力は現在の137万5千台から2016年には200万台超へと増加します。

 Hondaは、「需要のあるところで生産する」という考えに基づき、1979年9月に米国で二輪車の現地生産を開始し、1982年11月には日本の自動車メーカーとして初めて米国で乗用車の生産を開始しました。以来、北米での現地生産を拡大し、2013年3月までの北米における四輪車の累計生産台数は2千5百万台を超えています。

 HDMの現在の四輪生産能力は年間6万3千台となっており、2014年春予定のセラヤ新四輪車工場の稼働開始により年間生産能力は26万3千台へと増加します。また、2012年のメキシコ国内での四輪車の販売実績は5万4千台(前年比150.6%)と着実に販売台数を伸ばしています。

ホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ/Honda de Mexico, S. A. de C. V. 概要

設立

1985年9月

資本金

50億2,343万4,270メキシコペソ

出資比率

本田技研工業株式会社 0.42%
アメリカンホンダモーターカンパニー・インコーポレーテッド 99.47%
ホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッド 0.11%

代表者

社長 八巻 勇(ヤマキ イサム)

所在地

ハリスコ州 エルサルト市

事業内容

二輪車、四輪車および補修部品の生産・販売、汎用製品の販売

生産車種

二輪車:TOOL、CARGO、DIO、GL150
四輪車:CR-V

生産能力

二輪車:10万台/年
四輪車:6万3,000台/年

従業員数

約3,400名(2013年4月時点)