ニュースリリース

2012年01月06日ニュースリリース

汎用製品の累計生産台数 1億台を達成

 2011年、Hondaの汎用製品の累計生産台数が1億台※1に達しました。

 Hondaの汎用事業のはじまりは、「技術は人のために」という創業の精神のもと、「Hondaのエンジン技術を使って、農業や漁業を営む方々の労働を機械化し、軽減することができないか」という想いから1953年に発売した、農業機械用エンジンにさかのぼります。以来、コア技術であるエンジンを活用し、耕うん機、発電機、船外機、水ポンプ、芝刈機、除雪機など、順次商品構成を広げ、さまざまな場面で“役立つチカラ”として、世界中のお客様にご愛用いただいています。

 近年では、低炭素社会の実現に向け、省エネルギーや創エネルギー分野の商品開発にも積極的に取り組み、家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニットや、CIGS薄膜太陽電池※2を採用したソーラーシステムなど、商品群はさらに多様化しています。

 Hondaの汎用製品は、国内においては熊本製作所と浜松製作所細江工場で生産されています。海外においては、1984年に米国で芝刈機の生産を開始したことを皮切りに、ヨーロッパやアジアにおいても生産拠点を設立し、現在では、世界9ヵ国11拠点で生産された汎用製品が150ヵ国以上で愛用されています。汎用製品は二輪車、四輪車とともにHondaの事業の大きな柱の一つとなっています。

 Hondaは今後、ますます多様化する世界中のお客様のニーズに応え、環境性能や安全性能に優れた生活に役立つ商品を幅広く提供していきます。

  • ※1生産台数(Honda調べ)は、エンジン生産をベースにカウントしているため、太陽電池は含まれません
  • ※2材料にシリコンを使わず、銅‐インジウム‐ガリウム‐セレン(CIGS)の化合物を素材とした薄膜で形成された、製造時の消費エネルギーも抑えた環境への負荷が低い太陽電池

(ご参考)汎用製品の主な歴史

年度 主な歴史
1953 ・汎用製品第1号 H型 汎用エンジン発売
1959 ・耕うん機「F150」発売
1963 ・輸出開始(フランス向け)
1964 ・超小型発電機「E40」、船外機「GB30」発売
1965 ・携帯発電機「E300」発売
1966 ・水ポンプ「W20/W30」発売
1969 ・生産累計 100万台達成
1973 ・田植機「ホンダ二条田植機アクト号」発売
1976 ・熊本製作所設立
1978 ・歩行型芝刈機「HR21」発売
・発電機生産累計 100万台達成
1979 ・汎用製品専門の朝霞東研究所設立
1980 ・小型軽量耕うん機「こまめF200」発売
1981 ・生産累計 500万台達成
1983 ・浜松製作所 汎用機工場稼働
1984 ・米国 芝刈機工場稼働
1985 ・乗用芝刈機「HT3810/HT3813」発売
・生産累計 1,000万台達成
1986 ・フランス汎用機工場稼働
1987 ・タイで汎用エンジン、水ポンプ生産開始
・超小型ポータブル発電機「EX300」発売
1988 ・オーストラリアで芝刈機生産開始
・インドで発電機、汎用エンジンなどの生産開始
・小型ディーゼルエンジン発売
1990 ・米国 芝刈機工場より歩行型芝刈機輸入
1992 ・生産累計 2,000万台達成
1995 ・インホイールタイプモーター発表
・イタリアで芝刈機用エンジン生産開始
・中国で発電機生産開始
1997 ・360°自在傾斜型4ストロークエンジン「GX22/GX31」発売
・生産累計  3,000万台達成
1998 ・静岡県に船外機総合テスト場がオープン
・次世代発電機「GENE21」シリーズ発売
1999 ・電動四輪車いす「モンパルML100」発売
2000 ・生産累計 4,000万台達成
2001 ・船外機生産工場(浜松製作所細江工場)完成
・世界最大クラスの4ストローク船外機「BF225/BF200」発売
2002 ・世界最軽量4ストロークエンジン「GX25」発売
・生産累計 5,000万台達成
2003 ・「家庭用小型ガスエンジンコージェネレーションユニット」発売
2004 ・生産累計 6,000万台達成
2005 ・生産累計 7,000万台達成
2006 ・「CIGS薄膜太陽電池」発売
2008 ・生産累計 8,000万台達成
2009 ・家庭用カセットガス燃料を使用するガスパワー耕うん機「ピアンタ FV200」発売
・生産累計 9,000万台達成
2010 ・家庭用カセットガス燃料で電気を作る発電機「エネポ EU9iGB」発売
・家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット国内販売10万台達成
2011 ・生産累計 1億台達成