ニュースリリース

2011年10月21日ニュースリリース

新型船外機「BF250」がIBEX 2011イノベーションアワードを受賞

Hondaの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス、社長:岩村 哲夫)は、2011年10月17日に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 Hondaの新型船外機「BF250」が、米国ケンタッキー州ルイビルで開催された国際マリントレードショー「IBEX 2011(The International BoatBuilders' Exhibition & Conference)」(2011年10月17日〜19日)において、米国舟艇工業会(NMMA)よりIBEX 2011イノベーションアワードの船外機部門を受賞しました。

 IBEXイノベーションアワードは、マリンジャーナリストの国際的団体「ボーティング・ライターズ・インターナショナル」のメンバーによる厳正なる審査に基づき、優れた性能や技術の先進性を評価するもので、米国マリン業界最高の栄誉ある賞です。
 新型4ストローク船外機「BF250」は、船外機としては世界初となるダイレクト吸気システムの採用や高い充電性能の実現といった革新性を評価されました。

  • この賞では、現在生産されているほかの製品と比較しての革新性、マリン業界への貢献、消費者の利益、実用性、コストパフォーマンスなどが総合的に評価されます

評価対象となった「BF250」の技術

ダイレクト吸気システム

エンジン出力の向上を目的とし、独立した吸気・排熱経路を設定しました。吸気経路は、エンジンカバー上部のエアインテークから外気を取り入れ、エンジンカバー内に設定した流路で吸気中の水分を分離した後にエンジンに送り込みます。これにより、従来の吸気システムに比べ、より低温・高密度の空気を供給することで、エンジン効率を向上させています。
一方、排熱経路においては、フロントから取り込んだ空気が、エンジン周辺の部品およびACG周辺を循環・冷却したのち、エンジン上部にある冷却ファンにより排出されます。

アイドリング時充電出力可変制御

アイドリング時にエンジンの電力需要が増加した場合、アイドリングスピードを自動的に100rpm上昇させ、充電能力を9アンペア(約30%)増加させることができます。これにより、より多彩なアクセサリーの使用が可能になります。