Hondaは、2011年のモータースポーツ活動の概要として、「モータースポーツ参戦体制」と、「モータースポーツの普及」について、以下の通り発表しました。
Hondaは、チャレンジングスピリットの象徴であるモータースポーツ活動に対し、創業当時から世界の頂点を目指して様々なレースカテゴリーに挑戦してきました。Hondaは、これまでに培ったノウハウとチャレンジングスピリットを持って、それぞれのカテゴリーでより多くのお客様の期待に応え、喜んでいただけるモータースポーツ活動を展開します。
ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスは、ワークスチームである「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに、ケーシー・ストーナーを加えた3名の新体制で、チャンピオン奪還に挑みます。投入するマシンの“RC212V”は、一層戦闘力を高めたモデルを開発。チーム体制とマシンの双方を強化し、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得を目指します。また、MotoGPクラス唯一の日本人ライダーである青山博一は、今年は「チーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ」に移籍し、MotoGPクラスでの2年目のシーズンを戦います。
昨年新設されたMoto2クラスでは、昨年に続きHondaが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとしてこの育成クラスをサポートしてまいります。このMoto2クラスにおいては、高橋裕紀が「グレッシーニ・レーシング・モト2」に移籍し、クラス唯一の日本人ライダーとして参戦します。
トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、昨年に引き続き「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦。4年連続チャンピオンに輝いたトニー・ボウと、現在トライアル世界選手権で唯一の日本人ライダーである藤波貴久の2名体制で戦ってまいります。
その他、鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本選手権の各カテゴリー、さらにスーパーバイク世界選手権や、清成龍一が昨年チャンピオンを獲得した英国スーパーバイク選手権をはじめとする海外選手権など、幅広いレース活動を展開し、それぞれのレースで頂点を目指して戦ってまいります。
国内では昨年、SUPER GT GT500クラスにおいて、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した“HSV-010 GT”を投入し、今年も5チーム5台体制で戦います。2011年モデルはさらに運動性能を向上させることで戦闘力を高め、2年連続のダブルタイトル獲得に挑みます。
フォーミュラ・ニッポンでは、3.4L V8エンジン“HR10E”を、4チーム6台に供給します。燃焼効率をさらに高め、高出力と低燃費を両立させたエンジンを供給し、Hondaエンジン搭載チームの、ドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトル奪還に向けた体制で挑みます。
北米地域においては、2003年よりホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)を通じ、インディカー・シリーズにエンジンを供給しています。2006年からはシリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、今年も100%エタノール燃料のV8エンジン“HI11R”を、全チームに供給します。インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバーとしては、昨年に引き続き佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から参戦します。
また、アメリカン・ル・マン・シリーズにおいては、HPDが量産エンジンをベースに新開発した2.8L V6ツインターボエンジンを供給します。さらに、欧州のル・マン・シリーズやル・マン24時間耐久レースには、同エンジンを搭載した“ARX-01d”を供給します。
Hondaは、モータースポーツの普及に向けた取り組みとして、ロードレース世界選手権(WGP)をはじめとする世界格式のレースから、家族で気軽に楽しんでいただける各種イベントまで、幅広い層にモータースポーツの魅力を伝えることを目的に様々な活動を展開しています。本年も引き続き、より身近に参加・体験できるモータースポーツの普及活動に積極的に取り組んでまいります。
(株)モビリティランドは今年で創立50周年を迎えます。今後もレースの開催や「見て、遊んで、体感する」場と機会の創出に積極的に取り組み、日本のモータースポーツ文化のさらなる発展に寄与してまいります。
ツインリンクもてぎでは「ロードレース世界選手権シリーズ」「トライアル世界選手権シリーズ」を開催。また、鈴鹿サーキットでは、これまでの「世界耐久選手権シリーズ(EWC)」「F1世界選手権シリーズ」に加え、今年から新たに「世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)」を開催してまいります。
これからも二輪、四輪それぞれの最高峰レースをはじめ、国内外の様々なモータースポーツを観戦し、体感していただく機会を提供してまいります。
カテゴリー | 開催日程 | 大会名称 | 開催会場 |
WGP | 4月22日(金)〜24日(日) | 2011 FIM※1 ロードレース世界選手権シリーズ 第3戦 日本グランプリ |
ツインリンクもてぎ (栃木県) |
WCT | 6月4日(土)〜5日(日) | 2011 FIMトライアル世界選手権シリーズ 第3戦 日本グランプリ |
ツインリンクもてぎ (栃木県) |
EWC | 7月28日(木)〜31日(日) | 2011 FIM世界耐久選手権シリーズ 第3戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース |
鈴鹿サーキット (三重県) |
インディカー・シリーズ | 9月16日(金)〜18日(日) | 2011 インディカー・シリーズ 第15戦 インディジャパン300マイル |
ツインリンクもてぎ (栃木県) |
F1 | 10月7日(金)〜9日(日) | 2011 FIA※2 F1世界選手権シリーズ 第16戦 日本グランプリ |
鈴鹿サーキット (三重県) |
WTCC | 10月22日(土)〜23日(日) | 2011 FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ 日本ラウンド |
鈴鹿サーキット (三重県) |
Hondaの二輪・四輪・汎用製品を「みて」「あそんで」「体感できる」ことを目的としたファンへの感謝イベント「Enjoy Honda」を引き続き開催いたします。鈴鹿サーキットでは、鈴鹿2&4(MFJ全日本ロード選手権シリーズ第2戦とフォーミュラ・ニッポン第1戦)、ツインリンクもてぎではフォーミュラ・ニッポン第5戦で、それぞれ併催します。
当日はHonda二輪・四輪・汎用製品の展示、親子バイク教室、ASIMOのデモンストレーションライブ、森のクラフト教室など※3を開催します。
開催日程 | イベント名称 | 開催会場 |
4月16日(土)〜17日(日) | Enjoy Honda SUZUKA 2011 | 鈴鹿サーキット (三重県) |
5月14日(土)〜15日(日) | Enjoy Honda 九州 2011 | HSR九州 (熊本県) |
8月6日(土)〜7日(日) | Enjoy Honda MOTEGI 2011 | ツインリンクもてぎ (栃木県) |
Hondaは、環境にスポットを当て創造力と自由な発想、技術を結集した手作りのマシンにより、1Lの燃料で何km走行できるかを競う「Hondaエコ マイレッジ チャレンジ」を、1981年から開催してまいりました。今年で31回目となるこの大会に、これまでに1万1,966チームが参加しました。ものづくりの楽しさやガソリンという限りある資源の大切さを考える場として、中学生から社会人まで幅広い世代に参加いただいております。
さらにこの大会は、日本国内だけでなくこれまでタイ、中国、ベトナムなどでも開催しており、国際的なモータースポーツ普及活動を目指してまいります。10月に行われる栃木県・ツインリンクもてぎでの全国大会では、これら海外地域からのチームも参加し、燃費の限界に挑むと同時に、地球環境保全への意識を高める機会として広く社会に認知されています。
開催日程 | 大会名称 | 開催会場 |
6月18日(土) | Hondaエコ マイレッジ チャレンジ 2011 第25回 鈴鹿大会 | 鈴鹿サーキット 東コース (三重県) |
7月24日(日) | Hondaエコ マイレッジ チャレンジ 2011 第27回 九州大会 | HSR九州 サーキットコース (熊本県) |
8月27日(土) | Hondaエコ マイレッジ チャレンジ 2011 第3回 もてぎ大会 | ツインリンクもてぎ 西コース (栃木県) |
10月1日(土)〜2日(日) 1日:練習走行 2日:決勝 |
本田宗一郎杯 Hondaエコ マイレッジ チャレンジ 2011 第31回 全国大会 |
ツインリンクもてぎ スーパースピードウェイ (栃木県) |
このイベントは、子どもたちを対象としたプログラムで、鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎの遊戯施設で人気の高い「ピンキーバイク」と「キッズバイク」を活用しています。幼少期から乗り物に接する場を提供することで、より多くの子どもたちにモビリティーを身近に感じるとともに楽しさを体感していただくことを目的としています。昨年からは、より多くの子どもたちに体験していただくため、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎ以外に、全国の特設会場で「Honda “Enjoy Kids Rider”」を展開しています。昨年は全国5ヵ所の会場で計8回開催し、合計2,821名の子どもたちに参加いただきました。
今年も5会場で、引き続き元WGPライダーの中野真矢さんをキャラバン隊キャプテンに起用し、各地で開催することで、より豊かなモビリティー文化の発展に繋げてまいります。
開催日程 | 併催イベント名称 | 開催会場 |
4月9日(土)〜10日(日) | Honda DREAM Test Ride Festa | 舞州スポーツアイランド (大阪府) |
5月14日(土)〜15日(日) | Enjoy Honda 九州 2011 | HSR九州 (熊本県) |
二輪参戦体制概要
Hondaは、世界の二輪レースの頂点であるロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスに参戦し、ライダーズチャンピオン奪還をはじめ、コンストラクターズおよびチームチャンピオンの3冠獲得を目指し、挑戦してまいります。マシンの“RC212V”は、重心位置の最適化によるコーナリング性能のさらなる向上を目指し、マシンの各部を見直しました。
ワークスチームの「レプソル・ホンダ・チーム」には、これまでのダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに、ケーシー・ストーナーを加えた3名体制で、チャンピオン奪還に向けて総合力を強化します。
サテライトチームは、計2チーム3名のライダーが参戦します。「チーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ」からは、マルコ・シモンチェリと青山博一が参戦します。「エルシーアール・ホンダ・モトGP」から参戦するトニ・エリアスは、昨年新設されたMoto2クラスで初代チャンピオンを獲得し、今シーズンは最高峰クラスに再度参戦します。
チーム名 | ゼッケン | ライダー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
レプソル・ホンダ・チーム (Repsol Honda Team) |
26 | ダニ・ペドロサ (Dani Pedrosa) |
25 | スペイン | MotoGP 2位 |
4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ (Andrea Dovizioso) |
24 | イタリア | MotoGP 5位 | |
27 | ケーシー・ストーナー (Casey Stoner) |
25 | オーストラリア | MotoGP 4位 | |
チーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ (Team San Carlo Honda Gresini) |
58 | マルコ・シモンチェリ (Marco Simoncelli) |
24 | イタリア | MotoGP 8位 |
7 | 青山 博一 (Hiroshi Aoyama) |
29 | 日本・千葉県 | MotoGP 15位 | |
エルシーアール・ホンダ・モトGP (LCR Honda MotoGP) |
24 | トニ・エリアス (Toni Elias) |
27 | スペイン | Moto2 チャンピオン |
昨年新設されたMoto2クラスでは、Hondaが唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとしてこの育成クラスをサポートします。エンジンは、市販スーパースポーツ車“CBR600RR”の直列4気筒エンジンをベースに、Moto2専用に開発したエンジンを全チームに供給します。昨年のMoto2クラスでは、一戦あたり約40台のマシンが参戦し、エキサイティングなレースが展開されました。今年も性能差の少ない均質かつ信頼性の高いエンジンを供給し、このクラスをサポートしてまいります。
このカテゴリーには、「グレッシーニ・レーシング・モト2」に移籍した高橋裕紀が、Moto2クラス唯一の日本人ライダーとして2年目のシーズンを戦います。
チーム名 | ゼッケン | ライダー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
グレッシーニ・レーシング・モト2 (Gresini Racing Moto2) |
72 | 高橋 裕紀 (Yuki Takahashi) |
26 | 日本・埼玉県 | Moto2 12位 |
Hondaは、第34回鈴鹿8時間耐久ロードレースをより魅力あるレースとするために、海外の選手権で活躍するHondaライダーの起用を計画しています。これらのライダーは、鈴鹿8耐出場経験が豊富な「F.C.C. TSR Honda」や「MuSASHi RT HARC-PRO.」など各チームから参戦予定です。
(株)ホンダ・レーシング(HRC)は、これらのチームに対して戦闘力の高い“CBR1000RR”を貸与するなど技術的なサポート活動を行います。
スーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)には、ホンダモーターヨーロッパ(HME)のサポートにより、「カストロール・ホンダ・ワールドスーパーバイク・チーム」が、“CBR1000RR”で参戦します。
チーム名 | ゼッケン | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
カストロール・ホンダ・ワールドスーパーバイク・チーム (Castrol Honda World Superbike Team) |
4 | CBR1000RR | ジョナサン・レイ (Jonathan Rea) |
WSB 4位 |
111 | CBR1000RR | ルーベン・チャウス (Ruben Xaus) |
WSB 15位 |
英国スーパーバイク選手権シリーズ(BSB)には、イギリスの現地法人Honda UKの「エイチエム・プラント・ホンダ」チームより、昨年3度目のBSBチャンピオンを獲得した清成龍一と昨年WSBに参戦していたシェーン・バーンが参戦します。
チーム名 | ゼッケン | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
エイチエム・プラント・ホンダ (HM Plant Honda) |
1 | CBR1000RR | 清成 龍一 (Ryuichi Kiyonari) |
BSB チャンピオン |
67 | CBR1000RR | シェーン・バーン (Shane Byrne) |
WSB 10位 |
(株)ホンダモーターサイクルジャパンは、(株)ホンダ・レーシングや(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンターの技術スタッフと協力しながら、全日本ロードレース選手権会場にて参戦する全てのHondaライダーを対象に、マシンセッティングやライディングテクニックなどをアドバイスする「Honda Racing サーキットサービス」を実施。Hondaライダーのレース活動をサポートしてまいります。
※4 MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称です
チーム名 | クラス | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
F.C.C. TSR Honda | JSB1000 | CBR1000RR | 秋吉 耕佑 | 全日本JSB1000 チャンピオン |
MuSASHi RT HARC-PRO. | JSB1000 | CBR1000RR | 高橋 巧 | 全日本JSB1000 3位 |
TOHO Racing・BUM | ST600 | CBR600RR | 山口 辰也 | 全日本ST600 チャンピオン |
Team しんたろう With KRT | ST600 | CBR600RR | 中山 真太郎 | 全日本ST600 5位 |
MuSASHi RT HARC-PRO. | ST600 | CBR600RR | 小林 龍太 | 全日本ST600 6位 |
Kohara RT | ST600 | CBR600RR | 渡辺 一馬 | 全日本ST600 9位 |
TOHO Racing | J-GP2 | CBR600RR | 山口 辰也 | 全日本J-GP2 2位 |
テルル・ハニービーレーシング | J-GP2 | CBR600RR | 野田 弘樹 | 全日本J-GP2 8位 |
MuSASHi RT HARC-PRO. | J-GP2 | CBR600RR | 中上 貴晶 | 全日本ST600 8位 |
Team NOBBY | J-GP2 | CBR600RR | 日浦 大治朗 | 全日本J-GP3 15位 |
18 GARAGE RACING TEAM | J-GP3 | RS125R | 大久保 光 | 全日本J-GP3 チャンピオン |
チームウイリー with KRT | J-GP3 | RS125R | 菊池 寛幸 | 全日本J-GP3 2位 |
Team NOBBY | J-GP3 | RS125R | 森 俊也 | 全日本J-GP3 3位 |
Team 7C | J-GP3 | RS125R | 渡辺 陽向 | 全日本J-GP3 5位 |
TSR |
GP-MONO | CRF250F | 藤井 謙汰 | 全日本GP-MONOチャンピオン |
Team KOMURO With HARC-PRO. | GP-MONO | HP250F | 小室 旭 | 全日本GP-MONO 2位 |
モトクロス世界選手権シリーズ(WMX)には、最高峰クラスであるMX1クラスに、ホンダモーターヨーロッパ(HME)のサポートを受けた「ホンダ・ワールド・モトクロス・チーム」が“CRF450R”で参戦します。
チーム名 | クラス | ゼッケン | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
ホンダ・ワールド・モトクロス・チーム (Honda World Motocross Team) |
MX1 | 777 | CRF450R | イブジェニー・バブリシェフ (Evgeny Bobryshev) |
MX1 10位 |
999 | CRF450R | ルイ・ゴンカルベス (Rui Goncalves) |
MX1 11位 |
今年は3シーズンぶりに、HRCが「チーム・エイチアールシー」としてIA 1※5クラスに“CRF450R”で参戦しチャンピオン獲得を狙います。ワークス体制での参戦によって、“CRF450R”の戦闘力をさらに高めることで、世界中のCRFユーザーへ高性能なマシンを供給してまいります。
チーム名 | クラス | ゼッケン | ライダー | 年齢 |
出身地 | 2010年の戦績 |
チーム・エイチアールシー (TEAM HRC) |
IA 1 | 6 | 増田 一将 (Kazumasa Masuda) |
30 | 東京都 | IA 1クラス 6位 |
7 | 平田 優 (Yu Hirata) |
26 | 愛知県 | IA 1クラス 7位 |
(株)ホンダモーターサイクルジャパンは、(株)ホンダ・レーシングや(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンターの技術スタッフと協力しながら、全日本モトクロス選手権会場にて参戦する全てのHondaライダーを対象に、マシンセッティングやライディングテクニックなどをアドバイスする「Honda Racing サーキットサービス」を実施。Hondaライダーのレース活動をサポートしてまいります。
チーム名 | クラス | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
Honda DREAM RT 高浜 | IA 1 | CRF450R |
辻 健二郎 | 全日本IA 1 9位 |
TEAM HAMMER | IA 1 | CRF450R | 高濱 龍一郎 | 全日本IA 1 19位 |
TEAM MOTOSPORT FUKAYA | IA 1 | CRF450R | 深谷 広一 | 全日本IA 2 3位 |
SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS | IA 2 | CRF250R | 星野 優位 | 全日本IA 2 6位 |
T.E.SPORT | IA 2 | CRF250R | 富田 俊樹 | 全日本IA 2 15位 |
T.E.SPORT | IA 2 | CRF250R | 黒澤 良太 | 全日本IA 2 16位 |
DREAM Honda RT Ogata | IA 2 | CRF250R | 小方 誠 | 全日本IA 1 エントリーのみ |
TEAM ITOMO | IA 2 | CRF250R | 小川 孝平 | 全日本IB OPEN 2位 |
TEAM 887 | IA 2 | CRF250R | 馬場 大貴 | 全日本IB OPEN 3位 |
TEAM KOHSAKA with SAYVE | IA 2 | CRF250R | 榎田 諒介 | 全日本IB OPEN 5位 |
SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS | IA 2 | CRF250R | 飯田 義明 | 全日本IB 2 3位 |
SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS | レディース | CRF150R | 益 春菜 | 全日本レディース チャンピオン |
TEAM HAMMER | レディース | CRF150R | 山本 泉 | 全日本レディース 5位 |
トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、昨年に引き続き「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦。マシンは、熟成を図り戦闘力を高めた4ストロークエンジン搭載の“Montesa COTA 4RT”を2台投入。5年連続のライダーズチャンピオンと6年連続のマニュファクチャラーズチャンピオンの獲得を狙います。
チーム名 | ゼッケン | ライダー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
レプソル・モンテッサ・ホンダ (Repsol Montesa Honda) |
1 | トニー・ボウ (Toni Bou) |
24 | スペイン | チャンピオン |
3 | 藤波 貴久 (Takahisa Fujinami) |
31 | 日本・三重県 | 3位 |
HRCは、全日本トライアル選手権シリーズに参戦するHRCサービスショップ所属のHRCクラブを中心に、チームやライダーへのサポートを行います。
チーム名 | クラス | マシン | ライダー | 2010年の戦績 |
HRCクラブ TEAM MITANI | IAS | RTL260F | 小川 友幸 | 全日本IAS チャンピオン |
HRCクラブ TEAM MITANI | IAS | RTL260F | 柴田 暁 | 全日本IAS 7位 |
HRCクラブ TEAM MITANI | IAS | RTL260F | 斎藤 晶夫 | 全日本IAS 8位 |
HRCクラブ TEAM MITANI | IA | RTL260F | 三谷 英明 | 全日本IA 2位 |
HRCクラブ クルーズレーシングチーム | IA | RTL260F | 小野 貴史 | 全日本IA 3位 |
四輪参戦体制概要
昨年、GT500クラスにおいてドライバーズチャンピオンとチームチャンピオンのダブルタイトルを獲得した“HSV-010 GT”を投入し、今年も5チーム5台体制で戦います。また、今シーズンも「Honda GTプロジェクト」として、(株)M-TECと(株)童夢の協力のもと、(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンターが主体となってマシンを開発し、2年連続となるドライバーとチームのダブルタイトル獲得を目指します。
昨年までインディカー・シリーズに参戦していた武藤英紀、ならびに昨年全日本F3選手権(F3) Nクラスでチャンピオンを獲得した小林崇志の両名が、「オートバックス・レーシング・チーム・アグリ」よりSUPER GTに参戦します。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
ウイダー ホンダ レーシング (Weider Honda Racing) |
1 | 小暮 卓史 (Takashi Kogure) |
30 | 日本・群馬県 | GT500 チャンピオン |
ロイック・デュバル (Loic Duval) |
28 | フランス | |||
オートバックス・レーシング・チーム・アグリ (AUTOBACS RACING TEAM AGURI) |
8 | 武藤 英紀 (Hideki Mutoh) |
28 | 日本・東京都 | インディカー・ シリーズ 18位 |
小林 崇志 (Takashi Kobayashi) |
23 | 日本・広島県 | F3 Nクラス チャンピオン |
||
ケーヒン リアル レーシング (KEIHIN REAL RACING) |
17 | 金石 年弘 (Toshihiro Kaneishi) |
32 | 日本・大阪府 | GT500 3位 |
塚越 広大 (Kodai Tsukakoshi) |
24 | 日本・栃木県 | |||
エプソン・ナカジマ・レーシング (EPSON NAKAJIMA RACING) |
32 | 道上 龍 (Ryo Michigami) |
37 | 日本・奈良県 | GT500 14位 |
中山 友貴 (Yuhki Nakayama) |
23 | 日本・石川県 | |||
チームクニミツ (Team Kunimitsu) |
100 | 伊沢 拓也 (Takuya Izawa) |
26 | 日本・東京都 | GT500 8位 |
山本 尚貴 (Naoki Yamamoto) |
22 | 日本・栃木県 |
(株)日本レースプロモーションを通じ、3.4L V8エンジンの“HR10E”を4チーム6台に供給し、ドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンのダブルタイトル獲得に向けた体制で挑みます。昨年、全日本F3選手権 Nクラスでチャンピオンを獲得した小林崇志が「リアル レーシング」から、英国F3選手権に参戦していた中嶋大祐が「ナカジマ レーシング」から、それぞれステップアップしフォーミュラ・ニッポンに初参戦します。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
リアル レーシング (REAL RACING) |
10 | 小林 崇志 (Takashi Kobayashi) |
23 | 日本・広島県 | F3 Nクラス チャンピオン |
チーム 無限 (TEAM MUGEN) |
16 | 山本 尚貴 (Naoki Yamamoto) |
22 | 日本・栃木県 | FN 7位 |
ナカジマ レーシング (NAKAJIMA RACING) |
31 |
中嶋 大祐 (Daisuke Nakajima) |
22 | 日本・愛知県 | 英国F3 11位 |
32 | 小暮 卓史 (Takashi Kogure) |
30 | 日本・群馬県 | FN 4位 | |
ドコモ チーム ダンディライアン レーシング (DOCOMO TEAM DANDELION RACING) |
40 | 伊沢 拓也 (Takuya Izawa) |
26 | 日本・東京都 | FN 11位 |
41 | 塚越 広大 (Kodai Tsukakoshi) |
24 | 日本・栃木県 | FN 9位 |
国内外で活躍する有能な若手ドライバーの発掘・育成を目的に、人材育成プログラム「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開しています。2010年、全日本F3選手権 Nクラスで、チャンピオンを獲得した小林崇志はフォーミュラ・ニッポンに、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で活躍した野尻智紀はF3に、それぞれステップアップして参戦します。
今シーズンは、全日本F3選手権シリーズ(F3)に参戦する2名のドライバーをサポートしています。
カテゴリー | チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2010年の戦績 |
F3 | エイチ エフ ディー ピー レーシング (HFDP RACING) |
7 | 三浦 和樹 (Kazuki Miura) |
22 | 岩手県 | F3 Nクラス 6位 |
8 | 野尻 智紀 (Tomoki Nojiri) |
21 | 茨城県 | FCJ 5位 |
「世界で活躍する有能な若手ドライバーの発掘と育成」を目的に、自動車メーカー3社※6が協力して設立した、ジュニア・フォーミュラレース「フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)」に引き続き協力していくとともに、スカラシップとして4名のドライバーの参戦をサポートします。
(株)モビリティランドでは、「モータースポーツで世界に通用する選手を育成する」ことを目的として、二輪は「鈴鹿サーキットレーシングスクール ジュニア(SRS-J)」、四輪は「鈴鹿サーキットレーシングスクール カート(SRS-K)」と「鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)」のレーシングスクールを運営しています。
このスクールではこれまでMotoGPライダーやF1ドライバーを輩出しているほか、数多くの卒業生が国内外の二輪、四輪それぞれのカテゴリーで活躍しています。
また、SRSでの成績優秀者を対象に、スカラシップとして上位カテゴリーへの参戦をサポートしています。四輪では昨年のSRS-F成績優秀者に対して、今シーズンのFCJへの参戦をサポートしています。
「ホンダ エキサイティングカップ ワンメイクレース」は、1981年にシビック ワンメイクレースとしてスタートしました。30年以上にわたりアマチュアレースの最高峰のひとつとして開催されている歴史のあるレースです。今シーズンは、インターシリーズ、東日本シリーズを計10戦開催します。
アメリカン・ホンダ・モーターの子会社であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)が、インディカー・シリーズ唯一のエンジンサプライヤーとして、3.5L V8エンジン“HI11R”を全チームに供給します。今年は北米最大のモータースポーツイベントであるインディアナポリス500マイルレースが、開催100周年を迎えます。Hondaは単独供給を始めた2006年以降5年連続で、エンジントラブルによるリタイアを発生させていません。今年も性能差の少ない均質かつ信頼性の高いエンジンを供給してまいります。
インディカー・シリーズに参戦する日本人ドライバーは、佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から、2年目のシーズンを迎えます。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 国籍 | 2010年の戦績 |
ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス (KV Racing Technology-Lotus) |
5 | 佐藤 琢磨 (Takuma Sato) |
34 | 日本・東京都 | インディカー・ シリーズ 21位 |
昨年、HPDはアメリカン・ル・マン・シリーズのLMP※7クラスで、ドライバー、シャシーマニュファクチャラー、エンジンマニュファクチャラー、チームの4冠を獲得しました。また、欧州で開催しているル・マン・シリーズでは、英国ワース・リサーチと共同開発した“ARX-01c”シャシーと3.4L V8自然吸気エンジンの供給を昨年から開始し、参戦初年度でLMP2クラスにおいてドライバーズチャンピオンを獲得するとともに、HPDとして初めて参戦したル・マン24時間レースで、LMP2クラス優勝(総合5位)を果たしました。
今年はHPDと米国における研究・開発機関であるHRA(Honda R&D Americas, Inc.)が、量産V6エンジンをベースにLMP2用の2.8L V6ツインターボエンジンを共同開発しました。ALMSでは、参戦チームの「レベル5 モータースポーツ」にエンジンを供給し、LMPクラスへの参戦をサポートします。
また、ル・マン・シリーズならびにル・マン24時間耐久レースでは、“ARX-01d”シャシーと新開発の2.8L V6ツインターボエンジンを、「ストラッカ レーシング」と「レイ マロック リミテッド」に供給し、LMP2への参戦を引き続きサポートします。