ニュースリリース

2009年02月12日ニュースリリース

家庭用カセットガス燃料を使用するガスパワー耕うん機「ピアンタ FV200」を発売

 Hondaは、購入・使用・保管が容易な家庭用カセットガス燃料により手軽で簡単に扱えるガスパワー耕うん機「ピアンタ※1 FV200」を、3月3日(火)より全国のHonda汎用製品取扱店(農機特約店、特約ホームセンター)から販売する。

ガスパワー耕うん機「ピアンタ FV200」

ガスパワー耕うん機「ピアンタ FV200」

 「ピアンタ FV200」は、(1)燃料の取り扱いが簡単、(2)移動・収納が簡単、(3)操作が簡単という3つの「簡単」を商品コンセプトに、一般家庭用として普及しているカセットこんろ用のブタンガスを使用燃料とすることで、エンジン始動や燃料の充填が簡単に行え、ビギナーでもより手軽にガーデニング(家庭園芸)や家庭菜園が楽しめるツールとしている。また、保管場所を汚さないキャリーボックスや移動用車輪一体型のキャリースタンドの標準装備などにより、収納や移動も簡単に行える高い利便性を追求している。また同排気量のガソリンエンジンに対し、作業時間あたりのCO2排出量を約10%低減※2している。

 「ピアンタ FV200」の投入により、「食の安全」への関心の高まりや団塊世代の支持を背景に3,000万人以上※3といわれる国内のガーデニングおよび家庭菜園市場における新規需要の開拓をめざす。

  • ※1 「ピアンタ」:Pianta(イタリア語)、植物、草木という意味
  • ※2 Honda調べ
  • ※3 Honda調べ(資料提供:電通リサーチ)
キャリーボックス・キャリースタンド装着時

キャリーボックス・キャリースタンド装着時

販売計画台数(年間・国内)

6,000台

メーカー希望小売価格(国内)

ピアンタ FV200

104,790円(消費税抜き本体価格 99,800円)

ピアンタ FV200の主な特長

扱いやすさを徹底追求した3つの「簡単」

  • 1)燃料の取り扱いが簡単
  • 燃料は、購入しやすく取り扱いが簡単な家庭用のカセットガスを採用。コンパクトサイズのガスボンベは、持ち運びや保管も手軽で簡単。
  • ガスボンベの交換は、専用のボンベケースに装填し、ワンタッチで着脱が可能。
  • ガスを燃料とすることで燃料詰まりがなく、長期間の保管後も始動がスムーズ。
  • レギュレーター内部にカセットガス内の不純物を取り除く構造を取り入れ、ミキサー内部に不純物が進入することを防ぎ長期使用後の始動性、耐久性を向上。
  • 2)移動・収納が簡単
  • 保管スペースをとらずコンパクトに収納可能な折りたたみハンドルの採用により、車載性も向上。また、フロントガードとキャリーハンドルを最適な位置に配置し、持ち運びやすさに配慮。
  • 本体を持ち上げることなく装着可能なキャリーボックスの採用により、服や移動通路の汚れを気にせずに持ち運びができる。
  • 標準装備の移動用車輪一体型キャリースタンドの装着により、移動もスムーズ。
  • 3)操作が簡単
  • エンジン始動は、(1)ガスボンベを入れた専用ケースを装填し、(2)燃料コックレバーを開き、(3)エンジンスイッチを入れ、(4)リコイルロープを引くだけのシンプルな手順で簡単。
  • 遠心クラッチの採用により、スロットルレバーを握るとローターが回転し、放すと止まる簡単操作。また、スロットルレバーをゆっくり握ることでスムーズな発進を可能としている。
  • アジャスターピンの採用により、キャリースタンドや耕うん時に装着する抵抗棒、また各種作業機の着脱が簡単。

優れた耕うん性能

  • カセットボンベ1本(内容量250g)で約1時間稼働でき、約32坪(106m2)の耕うん作業が可能。また、機体にマッチした新設計の耕うん爪の採用や、抵抗棒の最適形状と取り付け位置の設定などにより、軽量コンパクトな機体ながらも高い推進力とパワー感を実現している。

優れた環境性能

  • 作業時間あたりのCO2排出量は、同排気量のガソリンエンジンに対し約10%低減。
  • スロットルレバーから手を放すとエンジン回転数が自動的に下がるため、低燃費を実現するとともに騒音を低減。
  • 大型サイレントマフラーの標準装備とエンジン部を覆う樹脂カバーにより騒音を低減、早朝の作業にも配慮。

デザイン

  • 親しみやすい丸みを帯びたシンプルビーンズフォルムを採用し、おしゃれでかわいいガーデニングツールを表現。

オプション作業機(別売)

  • 培土、畝立て作業用: 「グリーン培土器(尾輪付)」「ニューイエロー培土器(尾輪付)」「培土車輪」
  • 除草作業用:「スパイラルローター」
  • 安定耕うん用:「サイドディスク」

主要諸元

名称 ピアンタ
機種名/タイプ(区分) FV200/J
寸法(mm) 全長×全幅×全高 1,055×485×990
機体質量[全装備重量]※4(kg) 20
機体質量[付属装備品含む](kg) 23
エンジン 名称 GXV50
種類 空冷4ストローク単気筒OHV
総排気量(cm3 49.4
連続定格出力/回転数(kW[PS]/rpm) 1.0[1.4]/4,600
最大出力/回転数(kW[PS]/rpm) 1.1[1.5]/5,000
使用燃料 LPG(液化ブタン/指定カセットボンベ)※5
燃料容量(g) 250(カセットボンベ1本の標準容量)
使用可能温度(℃) 5〜40
点火方式 トランジスタ式マグネト点火
始動方式 リコイルスターター(手動)式
主クラッチ形式 遠心クラッチ式
走行変速段数(段) 前進1
ローター 耕幅(mm) 350/200(内爪時)
爪径(mm) φ250
回転数(rpm) 135
  • ※4燃料(カセットボンベ)、キャリースタンド、キャリーボックスは含みません
  • ※5燃料はHonda指定のカセットボンベをご使用ください
  • *本リリースに表示したエンジン出力は、SAE J1349に準拠し、5,000rpm(エンジン最大出力)で測定されたエンジンのネット出力値です。量産エンジンの出力はこの数値と変わることがあります。完成機に搭載された状態での実出力は、エンジン回転数、使用環境、メンテナンス状態やその他の条件により変化します。

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