ニュースリリース

2008年03月21日ニュースリリース

ビジネス用途の原付三輪スクーター「ジャイロX」と「ジャイロキャノピー」のエンジンを一新し環境性能と経済性を高め発売

 Hondaは、積載性に優れ宅配などのビジネス用途で活躍している、原付三輪スクーター「ジャイロX」、「ジャイロキャノピー」のエンジンを一新し、環境性能と滑らかな出力特性を両立した水冷・4ストローク・OHC・4バルブ50ccエンジンを搭載。従来モデルに比べ燃費を約30%向上させるなど経済性を大幅に高め、それぞれ3月27日(木)に発売する。

ジャイロX スタンダード

ジャイロX スタンダード

 このジャイロXとジャイロキャノピーは、ビジネス用途に求められる、スムーズで扱いやすく燃費に優れたエンジンや、取り回しの良い車体を高い次元で融合させた三輪スクーターである。
 エンジンは、従来モデルの2ストロークエンジンから、より環境性能に優れた水冷・4ストローク・OHC・4バルブに一新。優れた始動性に寄与する電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)の採用などでスムーズな走りを実現している。燃費はジャイロXベーシックタイプで60km/L(30km/h定地走行テスト値)を達成し、従来モデルに比べ32%の向上を実現しCO2の低減を図っている。また、排気ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプに内蔵することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。
 車体は、両モデルともに前・後輪に新設計のアルミ製ホイールを採用するとともに、後輪のサイズを6インチから8インチに大径化することで、走行安定性をより高めている。
 ジャイロXは、ウインドシールドと車体前・後にキャリアを装備したスタンダードタイプと、ウインドシールドとリアキャリアを廃したベーシックタイプの2タイプを設定している。
 ジャイロキャノピーは、従来モデル同様に、雨や埃など天候の影響を受けにくくする大型のフロントスクリーンとルーフを装備し、開放感のある運転スペースと良好な視界を確保している。
 ジャイロシリーズは、宅配ビジネスや出張修理サービスなど、多様化するビジネス用途の要望に対応できるものとしている。

※PGM-FI(Programmed Fuel Injection)は、Hondaの登録商標です

ジャイロキャノピー

ジャイロキャノピー

販売計画台数(国内・年間)

ジャイロXシリーズ

4,000台

ジャイロキャノピー

5,000台

メーカー希望小売価格

ジャイロX ベーシック

358,050円(消費税抜き本体価格 341,000円)

ジャイロX スタンダード

379,050円(消費税抜き本体価格 361,000円)

ジャイロキャノピー

523,950円(消費税抜き本体価格 499,000円)

※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

ジャイロXシリーズ、ジャイロキャノピー共通の特長

環境性能と経済性に優れた水冷・4ストロークエンジン

環境性能に優れ静粛性が高く、粘り強い出力特性の水冷・4ストローク・OHC・4バルブ50ccエンジンを搭載。ローラーロッカーアームの採用でバルブ駆動時のフリクションを低減するとともに、優れた始動性に寄与する電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)の採用などでスムーズな走りを実現している。さらに、ダイナモ一体式スターターの採用により、始動時の静粛性を大幅に向上させている。燃費はジャイロXベーシックタイプで60km/L(30km/h定地走行テスト値)を達成し、従来モデルに比べ32%の向上を実現しCO2の低減を図るとともに、経済性を大幅に高めている。また、排気ガスを浄化する触媒装置(キャタライザー)をエキゾーストパイプに内蔵することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合させている。

走行安定性を高めた車体構成

新設計のアルミ製ホイールとチューブレスタイヤを前・後輪に採用するとともに、後輪のサイズを6インチから8インチに大径化。また、後輪のトレッドを従来モデルに比べ65mm拡幅化し、走行安定性をより高めている。また、前・後輪のブレーキサイズをφ130mmに大径化することで、制動フィーリングを高めている。

ジャイロXシリーズの主な特長

幅広い用途に合わせた2タイプの設定

ウインドシールドと車体前・後にキャリアを装備したスタンダードタイプと、ウインドシールドとリアキャリアを廃したベーシックタイプの2タイプを設定している。スタイリングは、4ストロークエンジンの新たな搭載や後輪トレッドの拡幅化に伴い、エンジン上部のカバーのデザインを一新。たくましさと優しさを両立させたイメージとしている。また、メンテナンス性を高めるリッドを装備するなど使い勝手も考慮している。
カラーリングは、両タイプともシャスタホワイトとファイティングレッドの2色を設定している。

ジャイロキャノピーの主な特長

雨や埃などの天候の影響を受けにくい大型のスクリーンとルーフを装備

従来モデルから好評の大型スクリーンとルーフを装備するとともに、電動式のウインドスクリーン・ウォッシャーと、ダブルリンク式ワイパーによって、雨天時でも良好な視界を確保している。

たくましさと優しさを両立させたデザイン

ジャイロXと同様に、エンジン上部のカバーのデザインを一新し、たくましさと優しさを両立したイメージとしている。また、メンテナンス性を高めるリッドを装備するなど使い勝手も考慮している。
カラーリングは、シャスタホワイトの1色設定としている。

主要諸元

通称名 ジャイロX スタンダード ジャイロキャノピー
車名・型式 ホンダ・JBH-TD02 ホンダ・JBH-TA03
全長(m) 1.700 1.895
全幅(m) 0.660
全高(m) 1.405〔1.050〕 1.690
軸距(m)
1.205 1.410
最低地上高(m) 0.085
シート高(m) 0.735 0.700
車両重量(kg) 112〔109〕 139
乗車定員(人) 1
燃料消費率(km/L)
30 km/h 定地走行テスト値
59.0〔60.0〕 54.5
最小回転半径(m) 1.7 2.0
エンジン型式・種類 TA03E・水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm3 49
内径×行程(mm) 38.0×44.0
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.4[4.6]/7,500
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 4.4[0.45]/7,000
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 セルフ式(キック式併設)
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式
圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L) 4.7
6.8
クラッチ形式 乾式多板シュー式
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
変速比 1 速 2.950〜0.815
減速比 1次/2次 3.500/4.083
キャスター角(度) 25°25′
27°00′
トレール量(mm) 76 62
タイヤサイズ 90/100-10 53J 100/100-12 62J
130/70-8 42L
ブレーキ形式 機械式リーディング・トレーリング
機械式リーディング・トレーリング
懸架方式 ボトムリンク式

ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン

※ジャイロXの〔 〕内は、ベーシックタイプ

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