<ご参考>
Hondaは、2010年中に発売予定の小型ビジネスジェット機HondaJetが、財団法人 日本産業デザイン振興会の「2007年度グッドデザイン賞ベスト15」*1を受賞したと発表した。
HondaJetは、性能、品質、快適性において、小型ビジネスジェット機に新しいスタンダードを確立した。最も特徴的な「エンジン主翼上面配置」(特許技術)では、エンジンを主翼上面の最適位置に配置することで、高速域での空力特性を向上させつつ、胴体からエンジン支持構造を廃止し、キャビンの拡大に成功。また、主翼や胴体先端部の形状に自然層流設計を取り入れ、さらに空気抵抗を低減、燃費向上に寄与している。
胴体は、ハニカムサンドウィッチ構造と一体成形構造を複合したハイブリッド構造を採用した全複合材製で、クラス最大の胴体内容積と小型軽量性を両立させた。
今回の審査では、航空力学の常識*2にとらわれずに航空エンジニアがデザインした「エンジンを翼の上に設置する独創的な空力設計」(OTWEM)によって、HondaJetの造形がこれまでの航空力学の常識を大きく覆しながら優美な美しさを兼ね備えた点が評価され、グッドデザイン賞ベスト15の受賞となった。さらに、10月25日に選出されるグッドデザイン大賞の候補6件にも選ばれている。
また合わせて、四輪車「クロスロード」もグッドデザイン賞を受賞した。
グッドデザイン賞は国内唯一の総合的なデザイン表彰制度で、スタイリング、機能、品質、安全性などの基本要件はもちろん、暮らしへの提案までを含んだ質の高さが総合的に審査される。詳細については、財団法人日本産業デザイン振興会ホームページを参照ください。(http://www.g-mark.org/)