ニュースリリース

2007年09月26日ニュースリリース

HondaJetの新インテリアデザインを発表

Hondaの航空機事業子会社、ホンダ エアクラフト カンパニーは、米国東部時間9月25日午前10時(日本時間:9月25日午後11時)に以下の内容を発表致しましたのでご案内致します。

<ご参考>
 Hondaの航空機事業の全額出資子会社、ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company, Inc.:以下HACI)は、米国ジョージア州アトランタで開催されているナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA)2007においてHondaJetの一新されたインテリアデザインとエクステリアカラーリング試案、さらにHondaJet販売・サービスセンターの概要を公開した。
 また、HondaJet専用のフライトシミュレーターとパイロット訓練プログラムを、フライト セーフティ インターナショナル(FSI)社とのパートナーシップにより新たに開発する計画を発表した。

 新しいインテリアデザインでは、人間工学面からフィット感と操作性、および安全性に焦点を当て、素材の質感、造形、構造の細部にまでこだわるキャビンを実現した。また、コックピットの新しいデザインでは、パイロットを人間工学面で徹底して研究したもので、ガーミン社のグラスコクピットシステムの表示システムを基にレイアウト全体に独自の配慮を加えている。

 あわせてHACIは量産型のエクステリアカラーリングの複数の試案を公開、HondaJetシルバーメタリック、HondaJetレッド、HondaJetグリーンとHondaJetイエローの4案を展示した。

 さらに、HACIは今回初めて、今後数年をかけて全米に展開される予定の独立系HondaJet販売・サービスセンター施設のデザイン仕様を公開した。各サービスセンターには整備用の大型格納庫が設置され、施設全体にわたって小型ビジネスジェットでは前例のない規模での販売・サービス体制を可能にする設計となっている。

 また、HACIは安全への継続的な取り組みの一貫として、FSI社と業務提携を交わし、HondaJet対応のフライトシミュレーターを新たに開発して、HondaJet専用のパイロット訓練プログラムを提供する。このシミュレーターは米国連邦航空局(FAA)の定める最高ランクであるレベルDの要件を満たし、3次元に稼動するフルモーションの模擬操縦装置で、その一号機はノースカロライナ州グリーンズボロ市のHACIの新本社施設内に設置される。今後、HondaJetの販売台数の伸びに合わせて、訓練施設を追加していく計画である。

 なお、型式認定についてはFAAと緊密に連携をとって進めており、2009年初旬には量産型認定用機体の初フライトテストを行う計画で、2010年の型式認定取得に向けて順調に作業が進んでいる。

 2010年5月時点で、2010年後半に量産型認定用機体の初飛行、2012年に型式認定取得後、米国向けデリバリー開始を予定しています。

ホンダ エアクラフト カンパニー (Honda Aircraft Company, Inc.) 概要

設立

2006年8月

出資形態

本田技研工業株式会社 100%出資

代表者(社長)

藤野 道格(ふじの みちまさ)

所在地

米国ノースカロライナ州 グリーンズボロ市