ニュースリリース

2007年08月10日ニュースリリース

本田財団 アジアの学生を対象とした助成事業『YES奨励賞』 ベトナムに続きインドで募集を開始

<ご参考>
 (財)本田財団(設立者:本田宗一郎・弁二郎兄弟、理事長:川島廣守)は、主としてアジアの理工系大学生を対象とした助成事業『Honda Young Engineer and Scientist's Award』(略称:YES(ワイ・イー・エス)奨励賞)の第2弾として、8月からインドで学生の募集を開始する。

 『YES奨励賞』はこれからの科学技術と産業の発展を支える若者にエールを送り、将来のリーダー育成を支援する目的で2006年にベトナムでスタートした。インドは2カ国目の実施国となる。

 インドは1991年の経済自由化以来、IT関連事業を中心に急速な発展を続けている。科学文明の健全な発展を担う若きインドの科学者・技術者の研鑽を奨励し支援することは、本田財団の提唱するエコテクノロジーの理念の普及に合致する。本年2月にニューデリーにおいて『技術・イノベーションと起業家精神の連携』をテーマに開催した、インド国際シンポジウムでの人的交流と情報交換などを通じ、『YES奨励賞』の開始とともに日・印関係における産官学での人的交流がさらに広がることを期待する。

 インドでの『YES奨励賞』は、インド工科大学(略称:IIT、全体7校中3校:IIT Delhi, IIT Bombay , IIT Roorkee)の学部在学生を公募対象とし、Hondaの現地法人Honda Motor India Private Ltd.などの支援のもとに運営される(http://yes.honda.co.in)。プログラムは、ステージ1『YES Award』としてインド国内での学資助成で未来のエコテクノロジー社会を支える優秀な学生を表彰、副賞3,000米ドルを授与。ステージ2『YES Award Plus』として、ステージ1受賞後、3年以内に日本国内の企業・研究機関で単位付き夏季インターンシップ研修への参加を決定した学生に対しさらに7,000米ドル、または日本国内の大学院への進学を決定した学生に対しさらに10,000米ドルを授与する。この他に類を見ない二段構成のプログラムは大学関係者の注目を集めている。公募対象校は来年以降にIITの他の4校にも順次広げることを予定している。
本田財団は今後も『YES奨励賞』の対象エリアを拡大していく。

問い合わせ先

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