Hondaのタイにおける現地法人で、四輪車の生産・販売会社ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下 HATC、社長:大高 健司)は、今後のタイ国内およびアジア大洋州地域の需要拡大を視野に入れ、新たに第二工場の建設を開始した。
第二工場は既存工場に隣接し、2008年後半の稼働開始を目指す。将来的には12万台まで生産能力の拡大が可能で、既存工場の12万台と合わせると、タイでの生産能力は24万台に拡大する。フル稼働時の雇用は2,200名程度を予定している。投資額は約62億バーツ(約230億円)。
「グリーンファクトリー」をコンセプトとした第二工場は、「水のフル循環システム」による工場用水の外部排出ゼロ化や、水性塗料の採用によるVOC(揮発性化合物質)排出量の削減を目指す。また、ソーラーシステムの導入などにより、生産時のCO2排出量を2005年比で台当り10%低減する予定である。
Hondaは、タイのオペレーションを拡大するとともに、その質をさらに高め、アジア大洋州地域における事業基盤の強化を加速していく。
既存工場 | 第二工場 | |
所在地 | アユタヤ ロジャーナ工業地帯 | |
従業員数 | 約3,700名(07年7月時点) | 約2,200人(フル稼動時) |
生産能力 | 12万台/年 | 12万台/年(フル稼動時) |
敷地面積 | 22.5万m2 | 15万m2 |
生産機種 | Accord、Civic、City、Jazz、CR-V |
2000年12月
54億6,000万バーツ
本田技研工業株式会社 75.94%
アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド 13.05%、その他 11.01%
社長 大高 健司(おおたか けんじ)
四輪車の製造・販売
以上