Hondaは、四輪・汎用製品の補修用部品を扱う「鈴鹿物流センター」の稼働を6月より開始し、本日開所式を行った。
この物流センターは、狭山地区と鈴鹿地区に点在する複数の倉庫を、集約・一元管理することにより、部品物流の効率化と、お客様満足の更なる向上を狙いとしている。販売店には、ここから全国に75ヵ所ある出先倉庫(HDW)を経由し、補修部品が供給される。
鈴鹿物流センターの稼働により、倉庫間の横持ち輸送(在庫融通のための輸送)が不要となり、集中輸送に伴うチャーター便の採用でリターナブル(再使用)容器の利用が可能となるなど、コストの削減に加え、物流領域でのCO2排出量の低減*にも貢献する。また、チャーター便の採用などで輸送時間の短縮も期待出来る。
チャーター便化により、従来の路線便で発生していた混載時の積み替え作業が不要となるため輸送時間が短縮。その結果、翌朝着荷がほぼ全国※1で可能となる。
保管・梱包・輸送領域での取り組みにより、物流コストの削減を目指す。
輸送の無駄を省いた効率的な物流によるトラック走行距離の削減と、リターナブル容器の活用や簡易包装化により、環境負荷の低減に寄与する。
なお、鈴鹿物流センターは、環境に配慮した「エコアイス」※3の採用により、環境負荷の低減と、エネルギーコストの削減を実現している。
2007年6月
約200億円
鈴鹿市御薗町(鈴鹿サーキット隣接地)
約6.4万m2
約16万m2(3層構造の物流センター兼部品倉庫)
約900人