ニュースリリース

2007年06月13日ニュースリリース

国内事業活動における2010年度環境負荷低減目標を公表

 Hondaは、国内の事業活動における2010年度の環境負荷低減目標(8項目)を自主的に定め、より幅広い事業活動領域で、環境負荷低減への取り組みを強化する。

国内事業活動における2010年度環境負荷低減目標の概要

エネルギー・地球温暖化対策

物流CO2低減目標

  • 輸送会社のトラックのエコドライブ、鉄道や船輸送への切り替えの拡大、物流拠点の集約による輸送距離短縮などの輸送効率向上で、売上高当り10%低減(2006年度比)

環境負荷物質排出低減

四輪生産工場における塗装VOC低減目標

  • 水性塗装の推進や、塗着効率向上などの徹底した効率化・ロス低減などにより、塗装面積当りVOC排出量を35%低減(2000年度比)

資源循環

事業活動全体での廃棄物の埋立処分量ゼロ化目標

  • 分別回収の徹底、リサイクル率の向上などを、主要連結対象48法人で推進

生産工場(本田技研工業(株)単独)での廃棄物等発生量/水資源使用量低減目標

  • 歩留まり向上、鋳物廃砂低減などのリデュース・リユース・リサイクルにより、廃棄物等(副産物、廃棄物)の発生量を10%低減(売上高当り 2000年度比)
  • 節水、水リサイクルなどの取り組みにより、水資源使用量を30%低減(売上高当り 2000年度比)

包装資材使用量の低減目標

  • 簡易包装化、包装仕様の変更、および使い捨て包装資材をリターナブル包装資材へ代替することで、使用量を45%低減(売上高当り 2000年度比)

使用済み自動車のリサイクル率向上目標(四輪車、二輪車)

  • 四輪車:認定リサイクル施設の活用強化や、全部再資源化の拡大により、ASRリサイクル率70%以上(自動車リサイクル法目標年度の5年前倒し)
  • 二輪車:樹脂選別回収やASRの低減などにより、2015年までにリサイクル率95%以上

なお、目標に対する進捗状況については、Honda環境年次レポートならびに弊社Webサイトにて公開していく予定であり、Honda環境年次レポート2007は2007年6月下旬発行を予定している。

2010年度 環境負荷低減目標(過去公表分を含む)

太字:今回新規公表の目標

環境側面 対象 項目 目標(記載ないものは2000年度比) 対象地域
エネルギー
・地球温暖化
製品 四輪車 CO2排出量 10%低減 g/km当り 全世界
二輪車 10%低減 g/km当り
汎用製品 10%低減 kg/1時間当り
生産 四輪車 CO2排出量 10%低減 台当り
二輪車 20%低減 台当り
汎用製品 20%低減 台当り
国内生産※1 CO2排出量 30%低減
(1990年度比)
エネルギー
消費原単位
日本国内
物流※2 CO2排出量 10%低減
(2006年度比)
売上高当り
環境負荷物質 生産 VOC※3排出量 35%低減 四輪ボディ
塗装面積当り
資源循環 事業活動全体※4 廃棄物埋立処分量 全事業所ゼロ化
生産※1 廃棄物等発生量 10%低減 売上高当り
水資源使用量 30%低減 売上高当り
物流※5 包装資材使用量 45%低減 売上高当り
自動車
リサイクル
四輪車 ASRリサイクル率 70%以上※6
二輪車 リサイクル実効率 95%以上(2015年までに)※7
  • 1 本田技研工業(株)の全5製作所
  • 2 改正省エネ法における本田技研工業(株)の荷主責任範囲(完成車(機)輸送、工場間部品輸送、補修部品輸送 他)
  • 3 VOC(揮発性有機化合物):主に塗料やシンナー中に含まれる有機溶剤に由来する、光化学オキシダントの原因となる化学物質
  • 4 生産、研究開発など主要連結対象48社(学校法人含む・本田技研工業(株)含む)
  • 5 KD部品輸送、補修部品輸送、二輪完成車輸出
  • 6 車両全体としてのリサイクル実効率95%相当
  • 7 旧通商産業省「使用済み自動車リサイクル・イニシアティブ」によるリサイクル率の数値目標

以上