ニュースリリース

2007年05月30日ニュースリリース

「自動車リサイクル法」による2006年度の再資源化等の状況を公表

    Hondaは、自動車リサイクル法に基づく、フロン類、エアバッグ類、シュレッダーダスト(以下、ASR)の2006年度再資源化等の実績を公表した。

 HondaのASR引取台数の合計は33万3千台、重量にして5万7千トンであり、その内3万9千トンを再資源化した。その結果、ASR再資源化率は68.6%と、前年度の59.6%に対し9%の向上となった。
 これはASRの認定リサイクル施設の活用強化や、リサイクル率の高い全部再資源化の拡大を進めた結果である。
 また、エアバッグ類は、7万7千台を処理し、回収での再資源化率は94.1%と、法定基準の85%を大幅に超える結果となった。フロン類は、前年の20万3千台より約4万6千台多い24万9千台を処理した。

 これら3品目の処理に要した費用は26億3,026万円であり、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金総額は、26億1,726万円であった。
 Hondaは今後も、リサイクル率の向上と適正処理に向け、努力を継続していく考えである。

再資源化率

  2006年度 参考 2005年度 参考 2004年度
エアバッグ類 …B/A
(基準値85%以上)※1
94.1% 93.5% 94.5%
ASR …D/(C + E)
(基準値30%以上)※2
68.6% 59.6% 53.2%
  •  1  エアバック類再資源化率 = 回収金属重量 / 回収インフレータ重量
ASR再資源化率

2006年度 使用済自動車再資源化等の概要

期間 2006年4月1日~2007年3月31日

再資源化量

品目 項目 2006年度 参考 2005年度 参考 2004年度
フロン類 引取重量 (1)CFC引取重量(kg)
(2)HFC引取重量(kg)
合計引取重量((1)+(2)/kg)
27,030.6
50,389.6
30,404.6
34,147.2
2,838.5
2,465.6
77,420.2 64,551.9 5,304.1
引取台数 (1)CFCの引取台数(台)
(2)HFCの引取台数(台)
合計引取台数((1)+(2)/台)
97,075
152,083
103,463
99,379
8,571
6,595
249,158 202,842 15,166
エアバッグ類 引取個数 (1)回収個数(個)※3
(2)作動個数(個)※4
合計取引個数((1)+(2)/個)
23,951
132,533
18,569
76,853
943
6,662
156,484 95,422 7,605
引取台数 (1)回収台数(台)
(2)作動台数(台)
(3)一部回収/一部作動台数(台)
合計引取台数((1)+(2)+(3)/台)
13,379
64,170
150
11,681
38,326
120
548
3,211
2
77,699 50,127 3,761
再資源化
重量
引き取ったガス発生器の総重量(kg)…A
引き取ったガス発生器で再利用できる状態にした総重量(kg)…B
16,191.9
15,237.9
8,485.2
7,932.6
44.0
41.6
ASR 引取台数 (1)引取使用済自動車台数(台)
(2)委託全部利用投入解体自動車台数(台)
合計引取台数((1)+(2)/台)
289,062
44,184
229,247
32,402
19,980
1,778
333,246 261,649 21,758
引取重量 (1)引取ASR重量(t)
(2)委託全部利用引取ASR相当重量(t)
引取重量合計((1)+(2)/t)…C
49,327.2
7,617.5
38,779.0
5,579.8
3,337.9
311.4
56,944.7 44,358.8 3,649.3
再資源化
重量

(1)リサイクル施設投入ASR重量(t)
(2)リサイクル施設排出残渣重量(t)
(3)再資源化重量((1)-(2)/t)
(4)委託全部利用投入ASR相当重量(t)
(5)委託全部利用排出残渣重量(t)
(6)再資源化重量((4)-(5)/(t)
再資源化重量合計((3)+(6)/t)…D
36,075.6
4,282.2
24,613.3
2,986.4
1,903.3
216.0
31,793.4 21,626.9 1,687.3
7,617.5
343.0
5,128.9
117.0
311.4
2.5
7,274.5 5,011.9 308.9
39,067.9 26,638.8 1,996.2
減量されたASR重量(t)…E 0.0 369.8 101.9
  • 3 車体からエアバックを取り外して、インフレータを回収し、再資源化施設にてリサイクルする方法。
  • 4 車体に取り付けたままエアバッグを展開しリサイクルする方法。

払渡しを受けた預託金とリサイクル費用

品目 項目 2006年度 参考 2005年度 参考 2004年度
フロン類 払渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
522,179,038
547,246,514
△25,067,476
423,939,280
445,389,475
△21,450,195
31,696,940
34,947,806
△3,250,866
エアバッグ類 払渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
139,247,869
167,041,139
△27,793,270
87,113,120
112,578,947
△25,465,827
6,652,340
11,651,119
△4,998,779
ASR 払渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
1,955,838,038
1,915,981,327
39,856,711
1,518,313,530
1,468,455,387
49,858,143
126,325,720
122,566,232
3,759,488
三品目合計 払渡しを受けた再資源化等預託金の額(円)
再資源化等に要した費用の総額(円)
収支(円)
2,617,264,945
2,630,268,980
△13,004,035
2,029,365,930
2,026,423,809
2,942,121
164,675,000
169,165,157
△4,490,157

ASR再資源化処理基準適合施設については、豊通リサイクル(株)ASR再資源化事業部のホームページを参照。

http://www.toyotsurecycle.co.jp/ASR/hikitori.html

Hondaの自動車リサイクル法への取り組み等は、Hondaホームページにて閲覧が可能。

http://www.honda.co.jp/auto-recycle/