Hondaの2006年度第3四半期業績は、全ての事業で増収となり、連結売上高は第3四半期として7年連続で過去最高を更新。営業利益は、増収に伴う利益の増加、コストダウン効果ならびに円安による為替影響などにより、機種構成の変化、原材料価格の高騰影響、販売費及び一般管理費や研究開発費の増加などはあったものの増益となり、第3四半期として2年連続で過去最高を更新した。税引前利益、当期純利益は第3四半期として3年ぶりに増益となった。
なお当社は、本日の取締役会において、2006年12月31日を基準日とした当第3四半期末配当金を、1株当たり17円とすることを決議した。期末配当金は同17円を予定しており、中間配当金の同30円と合わせ、年間配当金は同64円とする予定である。
(当社は、2006年7月1日をもって、株式を1株につき、2株の割合で分割した。分割前の試算では、中間配当金は1株当たり20円増配の60円、年間配当金は28円増配の128円に相当する。)
(単位:億円)
前年同期 | 当第3四半期 | 増減額(増減率・%) | |
売上高 | 24,720 | 27,686* | +2,966(+12.0) |
営業利益 | 1,949 | 2,051* | +101(+5.2) |
税引前利益 | 1,660 | 1,915 | +254(+15.3) |
関連会社持分利益 | 296 | 258 | -38(-13.0) |
当期純利益 | 1,331 | 1,448 | +116(+8.8) |
1株当たり当期純利益(注) | 72.41円 | 79.45円 | +7.04円(+9.7) |
当第3四半期為替レート:1米ドル=118円 1ユーロ=152円 (*は第3四半期として過去最高)
(注) 2006年7月1日をもって、株式を1株につき、2株の割合で分割しており、1株当たり当期純利益については、当該株式分割後の発行株式にて算出している。
2006年度4-12月期(9ヵ月通算)の連結売上高は7兆9,992億円(13.1%増)と6年連続で過去最高を更新した。営業利益は6,016億円(13.9%増)、税引前利益は5,374億円(12.0%増)、関連会社持分利益は834億円(8.6%増)、当期純利益は4,161億円(10.2%増)となった。
売上台数は二輪事業1,046万台、四輪事業366万5千台、汎用事業612万台を計画し、連結売上高は11兆1,000億円と、7年連続で過去最高更新を目指す。(なお、海外の持分法適用会社で生産、販売されるHondaブランド二輪車のうち、当社および連結子会社より生産用部品を供給していないHondaブランド二輪車は約288万台となる予定であるが、米国会計基準に基づき、売上高と同様、この売上台数には含まれていない)
為替レートの前提を、通期平均で1米ドル=117円、1ユーロ=149円(第4四半期:1米ドル=118円、1ユーロ=153円)とし、下記を目標に事業を進めていく。
(単位:億円)
05年度実績 | 06年度見通し | 増減額(増減率・%) | 参考:前回見通し(10/25) | |
売上高 | 99,079 | 111,000 | +11,920(+12.0) | 110,000 |
営業利益 〔代行返上益除く〕 |
8,689 〔7,308〕 |
8,200 | -489(-5.6) 〔+891(+12.2)〕 |
8,200 |
税引前利益 〔代行返上益除く〕 |
8,146 〔6,766〕 |
7,550 | -596(-7.3) 〔+783(+11.6)〕 |
7,450 |
関連会社持分利益 | 996 | 1,020 | +23(+2.4) | 1,010 |
当期純利益 〔代行返上益除く〕 |
5,970 〔5,142〕 |
5,600 | -370(-6.2) 〔+457(+8.9)〕 |
5,550 |
以上