ニュースリリース

2007年12月04日ニュースリリース

軽二輪スクーター「フォルツァ Z」「フォルツァ Z ABS」を、フルモデルチェンジして発売

 Hondaは、電子制御技術を採用したオートマチックトランスミッション“Honda Sマチック”や、キー操作なしでエンジンを始動できる“Honda スマート カード キーシステム”など利便性の高い機能とスポーティーなスタイリングで好評を得ている軽二輪スクーター「フォルツァ」シリーズをフルモデルチェンジ。「フォルツァ Z」「フォルツァ Z ABS※112月25日(火)に発売する。

フォルツァ Z

フォルツァ Z

 今回のフルモデルチェンジでは、新設計の4バルブ単気筒エンジンを搭載することで、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合しながらも、力強い走行フィーリングを実現している。またフレームやサスペンションなどを新設計とし、従来モデルを上回る上質な乗り心地を実現。デザインにおいても、フロント部分のメーターバイザー取り付け位置および形状変更をはじめ、ボディー全体の形状を見直すことで空力特性を向上させ、流麗なフォルムと乗車時の快適性を両立するなど、開発コンセプトとした「プレミアム・カンファタブル・2シーター」としてさらなる進化を遂げている。

 エンジンは、従来の2バルブから新設計の4バルブエンジンを搭載。燃焼室形状の見直しやメタルクランク軸受け、デュアルコアキャタライザーなどを採用することで、高出力、低振動、さらには低燃費などの環境性能の向上を実現。

 従来から好評を得ていた、オートマチック機構“Honda Sマチック”は、7速のマニュアルシフトモードに加え、新たに二輪製品としては世界初※2の“負荷判別機能”を採用。走行条件に応じて、最適な駆動力を得られるシフトポジションを自動選択することで、登り坂やタンデム走行などで力強い走行フィーリングを実現している。
 「フォルツァ」シリーズは、2000年に登場以来、スポーティーでユーティリティーに優れたスクーターとして好評を得ており、2004年のフルモデルチェンジから「カンファタブル・スタイリッシュ・2シーター」というコンセプトでさらにお客様から高い評価を受け、2004年5月~2007年5月にわたり、37ヵ月連続で軽二輪の届出台数No.1※3を記録した人気のモデルである。

※1 ABS(アンチロックブレーキシステム)
※2、3 Honda調べ

フォルツァ Z ABS

フォルツァ Z ABS

販売計画台数(国内・年間)

17,000台

メーカー希望小売価格

フォルツァ Z

693,000円(消費税抜き本体価格 660,000円)

フォルツァ Z ABS

756,000円(消費税抜き本体価格 720,000円)

※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

フォルツァの主な特長

新設計の4バルブエンジン

Newフォルツァシリーズでは、従来の2バルブエンジンを、新設計の水冷・4ストローク・4バルブ・単気筒エンジンに刷新。エンジンの騒音低減のため、メタルクランク軸受けを採用するとともに、コンパクトなクランクケースで十分な潤滑を行うため、密封クランクケースを採用。密封クランクケースにおいてはHonda初となる一次バランサーを装備。環境面においても、ローラーロッカーアーム、オフセットシリンダーを採用しフリクションロスを低減するとともに、O2センサー追加によるFI制御の最適化などにより、クラストップレベルの低燃費※4を実現。新開発デュアルコアキャタライザーの採用により、平成18年国内二輪車排出ガス規制に適合というクリーンな環境性能を実現するとともに高出力、低振動、低燃費を実現した。

※4Honda調べ

進化したオートマチックトランスミッション

「フォルツァ Z」と「フォルツァ Z ABS」に搭載のオートマチック機構“Honda Sマチック”は、7速のマニュアルシフトモードに加え、新たに二輪製品としては世界初の“負荷判別機能”を搭載。オートシフトモードにおいて、上り坂やタンデム走行時など、車速、エンジン回転、スロットル開度から負荷を自動的に判別し、最適な駆動力を得られるギアに自動変速を行う。これにより上り斜面の多いワインディングでも力強い走行フィーリングを実現。

高剛性フレーム

フレームは新設計のバックボーンフレームとし、大径・薄肉の高張力鋼管を採用することで、従来モデルとほぼ同じ重量で、横剛性で約60%・ねじれ剛性で約30%アップを実現。強靭さとしなやかさを併せ持ち、高速走行時やタンデム走行時の安定性や街中での快適性を向上。

流麗なスタイリング&デザイン

デザインコンセプトは、「凝縮ソリッドボディー&エモーショナルサーフェイス」。スリム化したボディーと最小限のリアオーバーハングで、コンパクト感やスポーティー感を強調。フロント部分のメーターバイザーは、取り付け位置および形状を変更するなど、ボディー全体を見直すことで空力特性を向上させ、流麗なフォルムと乗車時の快適性を両立。存在感を主張する丸型テールランプは、従来モデルのイメージを踏襲しながらもよりスポーティーなデザインとし、インストルメントパネルにも四輪車を思わせる高品位なデザインを採用している。

バリエーション豊かなボディーカラー

カラーリングは、「フォルツァ Z」には従来から落ち着いたカラーとして人気のあるデジタルシルバーメタリックに、新色のグラファイトブラック、デュークマジェンタメタリック、キャンディータヒチアンブルーを加えた合計4色を設定。「フォルツァ Z ABS」では、新色のグラファイトブラックとチタニウムメタリックの2色のボディーカラーを設定。シートとステップ部分をモカベージュとしたツートーンカラーを採用するとともに、ホイールをゴールドにすることで、より高級感を表現している。

主要諸元

通称名 フォルツァ Z フォルツァ Z ABS
車名・型式 ホンダ・JBK-MF10
全長×全幅×全高(m) 2.185×0.750×1.180
軸距(m) 1.545
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.710
車両重量(kg) 201 204
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L) 43.0(60km/h定地走行テスト値)
最小回転半径(m) 2.6
エンジン型式・種類 MF10E・水冷 4ストローク OHC 単気筒
総排気量(cm3 248
内径×行程(mm) 68.0×68.5
圧縮比 10.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 16[22]/7,500
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm) 22[2.2]/6,000
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射式(PGM-FI)
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L) 12
潤滑方式 圧送飛沫併用式
クラッチ形式 乾式多板シュー式(自動遠心式)
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
電子式マニュアルモード付
変速比 Dモード:2.450~0.800
Sモード:2.600~0.800
キャスター(度)/トレール(mm) 27°00´/92
タイヤサイズ 110/90-13M/C 55P
140/70-13M/C 61P
ブレーキ形式 油圧式ディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 バックボーン

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