Hondaは、2006年の2輪レース参戦体制を以下の通り決定いたしました。
モータースポーツ活動はHondaの「チャレンジングスピリット」の原点であり、常に自らの夢や志を高く掲げ「先進創造へのチャレンジ」を続けることで、夢と感動をお客様と共有していきたいと考えております。
2006年の2輪レース活動は、ロードレース最高峰である世界選手権シリーズMotoGPクラスにおいて、若手を起用した新世代チームによるチャンピオン獲得という新たなチャレンジを行ない、各カテゴリーでチャンピオンを目指します。
ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)のMotoGPクラスには、ライダーとコンストラクターの両タイトル獲得を目指し、MotoGPマシン“RC211V”を6台投入するとともに、1チームにエンジン供給を行ないます。ワークスチームのレプソル・ホンダには、WGP 250ccクラスチャンピオンを’04、’05年の二年連続で獲得し、今年MotoGPクラスへステップアップするダニエル・ペドロサ選手を新たに迎え、MotoGPクラス参戦4年目のニッキー・ヘイデン選手とともに戦います。
チーム | ライダー | |
レプソル・ホンダ(Repsol Honda) | #26 | ダニエル・ペドロサ(Daniel Pedrosa、20歳、スペイン) |
#69 | ニッキー・ヘイデン(Nicky Hayden、24歳、アメリカ) | |
フォルトゥナ・ホンダ(Fortuna Honda) | #24 | トニー・エリアス(Toni Elias、22歳、スペイン) |
#33 | マルコ・メランドリ(Marco Melandri、23歳、イタリア) | |
コニカミノルタ・ホンダ・チーム (Konica Minolta Honda Team) |
#6 | 玉田 誠(Makoto Tamada、29歳、愛媛県) |
ホンダ・エルシーアール(Honda LCR) | #27 | ケーシー・ストーナー(Casey Stoner、20歳、オーストラリア) |
※エンジン供給 | ||
チーム・ロバーツ(Team Roberts) | #10 | ケニー・ロバーツ Jr.(Kenny Roberts Jr.、32歳、アメリカ) |
250ccクラスには、2チーム4名のライダーが“RS250RW”で参戦いたします。また、Hondaが2004年より開始した日本人若手ライダー育成制度「Honda Racingスカラーシップ」の第3期生*1として、昨年の全日本選手権シリーズGP250クラスチャンピオンの青山周平選手が参戦いたします。
(注:*1) 第1期生は青山博一選手、第2期生は高橋裕紀選手。
チーム | ライダー | |
レプソル・ホンダ・チーム250 (Repsol Honda Team 250) |
#19 | セバスチャン・ポルト(Sebastian Porto、27歳、アルゼンチン) |
#73 | 青山 周平(Shuhei Aoyama、21歳、千葉県) | |
チーム・スコット(Team Scot) | #34 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Andrea Dovizioso、19歳、イタリア) |
#55 | 高橋 裕紀(Yuki Takahashi、21歳、埼玉県) |
2年連続で4クラスにおいてシリーズチャンピオンを獲得した全日本ロードレース選手権シリーズは、(株)ホンダモーターサイクルジャパンが、Honda販売店による運営チームを中心にサポートいたします。JSB1000クラスに“CBR1000RR”、ST600クラスに“CBR600RR”、GP250クラスに“RS250R”、GP125クラスに“RS125R”で参戦し、シリーズチャンピオン連覇を目指します。
昨シーズンの最多勝でランキング2位と躍進を遂げた清成龍一選手らの活躍により、マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したイギリススーパーバイク選手権シリーズ(BSB)には、“CBR1000RRK”を2台投入し、ライダーとマニュファクチャラーのダブルタイトル獲得を目指します。
チーム | ライダー | |
エイチエム・プラント・ホンダ・レーシング (HM Plant Honda Racing) |
#2 | 清成 龍一(Ryuichi Kiyonari、23歳、埼玉県) |
#9 | カール・ハリス(Karl Harris、26歳、イギリス) |
全日本モトクロス選手権シリーズでは、ワークスチームの“TEAM HRC”に、昨年まで世界選手権に参戦していた熱田孝高選手が新たに加入。IA1*2クラスに、4ストロークマシン“CRF450R”を3台投入し、チャンピオン獲得を目指します。
チーム | ライダー | |
チーム・エイチアールシー(TEAM HRC) | #86 | 熱田 孝高(Yoshitaka Atsuta、28歳、宮城県) |
#3 | 増田 一将(Kazumasa Masuda、25歳、東京都) | |
#952 | 福留 善秀(Yoshihide Fukudome、22歳、熊本県) |
* その他の主なHondaチーム及び参戦ライダーは、(株)ホンダモーターサイクルジャパンより1月18日に発表。
(注:*2) 排気量の上限が、2ストロークは250cc、4ストロークは450cc。
トライアル世界選手権シリーズには、4ストロークエンジンを搭載した“Montesa COTA 4RT”を2台投入し、ライダーとコンストラクターのシリーズタイトル奪取を目指します。
チーム | ライダー | |
レプソル・モンテッサ・エイチアールシー (REPSOL MONTESA HRC) |
#2 | 藤波 貴久(Takahisa Fujinami、26歳、三重県) |
#3 | ドギー・ランプキン(Dougie Lampkin、29歳、イギリス) |
2005年のUCIワールドカップシリーズタイトルを獲得した海外のダウンヒルレースには、引き続きUCIワールドカップMTBダウンヒルとNORBAナショナル選手権シリーズに“RN01”を2台投入し、各シリーズのタイトル獲得を目指します。
チーム | ライダー | |
チーム・ジークロス・ホンダ(Team G Cross Honda) | #1*3 | グレッグ・ミナー(Greg Minnaar、25歳、南アフリカ) |
#11*3 | マッティ・レヒコイネン(Matti Lehikoinen、21歳、フィンランド) |
(注:*3) UCIワールドカップMTBダウンヒル出場時のゼッケンナンバー
昨年のシリーズタイトルを獲得したJCFマウンテンバイクのジャパンシリーズ、および全日本選手権のダウンヒルレースには、2年連続のチャンピオンマシンである“RN01”を2台投入し、シリーズタイトル連覇を目指します。
チーム | ライダー | |
チーム・ジークロス・ホンダ(Team G Cross Honda) | #1 | 井手川 直樹(Naoki Idegawa、25歳、広島県) |
#2 | 内嶋 亮(Ryo Uchijima、29歳、群馬県) |