ニュースリリース

2006年12月11日ニュースリリース

インターナビを活用した車上ねらい等の情報提供について

-大阪府警察と共同で、試験運用を開始-

 Hondaは、大阪府警察と共同で、インターナビを活用し、車上ねらい等(※1)が多発する地点の情報を提供する試験運用を、2006年12月12日午前9時より開始する。大阪府における、現在位置または目的地周辺の車上ねらい等の多発地点(大阪府下約1,000ヵ所)を確認できるほか、多発地点を登録することにより、地図上のアイコン表示や音声での警告を行うことができる。車上ねらい等の発生情報を提供し、注意を喚起することで、お客様の被害防止に役立てる。

情報提供の概要

  • 「インターナビ・プレミアムクラブ」対応のナビゲーション(※2)の「インターナビ・ドライブ情報」に「車上ねらい等多発地点情報(大阪)」を設定。現在位置または目的地周辺における車上ねらい等の多発地点が近接順に町名(例:中央区上町1丁目など)で20件まで表示される。発生頻度は3段階で示す。
    (年間発生件数/★:12件以上、★★:24件以上、★★★:36件以上)(図1)
  • あらかじめ多発地点を登録することにより、500メートル圏内に接近すると、町名を表示し、音声で案内する。(図2)

車上ねらい等多発地点データについて

2005年中に大阪府下で認知した車上ねらい等約5万4千件のデータに基づき、年間12件以上発生した地域を多発地点とし、インターナビ情報センターのサーバーに登録(大阪府下約1,000ヵ所)した。

図1. 車上ねらい等多発地点の表示(イメージ)

図1. 車上ねらい等多発地点の表示(イメージ)

図2. 登録地点付近走行時の表示(イメージ)

図2. 登録地点付近走行時の表示(イメージ)

  • ※1車上ねらい等とは、車内の貴重品をねらう車上ねらい、ナンバープレートなどの部品をねらう部品ねらいをいう
  • ※2対象機種

メーカーオプション(工場装着)

レジェンド(04年10月~)、ステップワゴン(05年5月~)、シビック(05年9月~)、シビックハイブリッド(05年11月~)、
アコードシリーズ(05年11月~)、インスパイア(05年11月~)、フィット(05年12月~)、モビリオ(05年12月~)、
モビリオスパイク(05年12月~)、エアウェイブ(06年3月~)、ストリーム(06年7月~)、CR-V(06年10月~)、ゼスト

ディーラーオプション

VXH-051MCVi、VXH-061MCVi、VXH-071MCVi

「インターナビ・プレミアムクラブ」について

「情報性能も車の性能のひとつ」という考えのもと、高精度な交通情報サービスの提供というカーナビゲーションシステムに対するお客様の真のニーズに応えることを目的として開始した、Honda独自の双方向情報ネットワークサービス。最適なルート案内や最新の道路情報をはじめ、メンテナンス告知やトラブル対応まで、カーライフをワイドにサポートする。2002年10月にサービスを開始して以来、2006年11月末現在で、会員数は45万人を超えている。

インターナビ・フローティングカーシステムは、会員が走行した区間の所要時間データを、インターナビ情報センターへ通信して蓄積し、会員間で活用するシステム。このフローティングカー情報を、通常のVICSとあわせて配信するインターナビVICSは、通常のVICSの約8倍にあたる35.6万キロの道路情報をカバーしている。

インターナビ・プレミアムクラブの歴史

2002年 8月

「インターナビ・プレミアムクラブ」を発表。

2002年 10月

「インターナビ・プレミアムクラブ」サービス開始。

2003年 6月

ロードアシスタントサービス「QQコール」を開始。

2003年 9月

フローティングカーシステムを実用化。(自動車メーカーとして世界初)

2003年 10月

渋滞予測機能を実用化。(自動車メーカーとして世界初)

2003年 11月

「インターナビ・プレミアムクラブ」の会費を無料化。
従来、無料期間を新車登録後3年後に限定していた会費を、4年目以降も無料とした。

2004年 6月

「インターナビ・プレミアムクラブ」会員数が10万人を達成。

2004年 10月

  • インターナビ車線別情報を実用化。(自動車メーカーとして世界初)
  • インターナビ・ウェザーを実用化。(カーナビ連動型として世界初)

2004年 12月

「インターナビ・プレミアムクラブ」対応のディーラーオプション用ナビゲーションをホンダアクセスより発売。

2005年 3月

「インターナビ・プレミアムクラブ」会員数が20万人を達成。

2005年 5月

  • Bluetoothに対応し、「ルート状況タイムリー配信」を採用した新型インターナビシステムを発表。
  •  会員向け「出発時刻アドバイザー」サービスを開始(自動車メーカーとして世界初)

2005年 11月

「インターナビ・プレミアムクラブ」会員数が30万人を達成。

2006年 2月

  • インターナビ専用のデータ通信定額サービスを開始(税込み、月額利用料:1,050円)
  • 「ネットKADEN2005」にて「優秀賞」を受賞。

2006年 3月

  • フローティングカーデータが累積走行距離1億キロを達成。
  • 日本で初めてGoogle EarthTMを利用し、フローティングカー情報の公開を開始。

2006年 7月

「インターナビ・プレミアムクラブ」会員数が40万人を達成。

2006年 11月

インターナビを活用した企業向け安全運転管理支援システム「internaviBiz」を開発し、発表。
(2007年1月より運用・販売開始予定)

インターナビ・プレミアムクラブ webサイト

http://www.premium-club.jp/

  • VICSは財団法人道路交通情報通信システムセンターの登録商標です。
  • インターナビは本田技研工業株式会社の登録商標です。