ニュースリリース

2006年05月22日ニュースリリース

ホンダフィリピン 新工場で本格量産を開始

 Hondaのフィリピンにおける二輪車生産・販売及び汎用製品の販売会社であるホンダフィリピンズ・インコーポレーテッド(以下略称:HPI 本社:バタンガス、社長:池添和彦)は、新工場が5月より本格量産を開始したと発表した。

 HPIは、急速に拡大する需要に応えるため、2005年2月に工場移転を決定し、同年3月より新工場の建設を進めてきた。新工場の稼動により、HPIの年間生産能力は30万台から50万台へと増強される。また、この新工場は、建屋拡張により100万台までの能力拡大が可能である。新工場は、旧工場から南へ約60キロのバタンガス州タナワン市に建設され、総敷地面積は20万m2、建屋面積は4.2万m2、総投資額は14.3億ペソ(1ペソを2.1円で換算し、約30億円)。既存設備を最大限活用するが、塗装ラインは新設する。自然採光など環境を考慮したレイアウトとし、生産から物流までのライン工程を一新することで、効率向上を図っていく。同時に、更に品質を高め、顧客満足の向上を目指す。
 尚、旧工場跡地を活用して交通安全教育センターを拡張する計画で、拡大する市場にあわせ、安全への取り組みもより一層強化していく。

 フィリピンの二輪市場は急速に拡大しており、2005年は前年を22%上回る58万台、2006年は70万台以上と予測されている。Hondaは1983年にHPIを設立し、2005年2月には累計生産100万台を達成した。XRMやWave100といったモデルを中心に、2005年は約29万台(前年比142%)、2006年1-4月も9.4万台(前年比 106%)を販売している。新工場設立による能力の拡大により、旺盛な需要に応えていく。

ホンダフィリピンズ・インコーポレーテッド(Honda Philippines Inc.)概要

設立

1983年12月

稼動開始

1983年12月

本社所在地

フィリピン バタンガス

資本金

6億4,086万ペソ

出資比率

本田技研工業(株)99.61%

代表者

社長 池添 和彦(いけぞえ かずひこ)

事業内容

二輪車の製造販売及び、汎用製品の販売

従業員数

約500名(2006年5月現在)

生産能力

50万台/年(2006年5月現在)

生産機種

XRM(110cc)、Wave100(100cc)、Wave125(125cc)、TMX155(155cc)、XR200(200cc)等