ニュースリリース

2005年09月30日ニュースリリース

二輪車安全運転教育用「Riding Trainer(ライディング トレーナー)」を発表

Hondaの欧州現地法人であるホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクル(本社:イタリア ローマ、社長:根岸 )は2005年9月29日19時30分(日本時間:2005年9月30日 午前2時30分)に以下を発表いたしましたので、その内容をご案内いたします。

<ご参考>
 ホンダ・ヨーロッパ・モーターサイクルは、現在日本を中心に自動車教習所などに販売している二輪車安全運転教育用「ライディングシミュレーター」の機能を継承し、幅広く普及を目指した「Riding Trainer(ライディング トレーナー)」の発表を、フランス パリ市内で行った。この「Riding Trainer」は、2005年末より順次欧州のHonda二輪店などに販売を開始。販売計画は、欧州全域で約1000台。

Riding Trainer デラックスタイプ (パソコン及びモニターは含まず)

Riding Trainer デラックスタイプ (パソコン及びモニターは含まず)

 この「Riding Trainer」は、「ライディングシミュレーター」で培ったノウハウを活用し、二輪車の安全運転教育への効果的な活用を目的に開発した。構造は、二輪車用ハンドル操作部とペダル操作部、シートと映像モニターなどの設置用ボードを装備したシンプルなものとすることで、総重量約29kg*1、全長1,575mm、全幅568mm、全高923mmの軽量コンパクト化を実現。狭いスペースでも二輪車操作の練習や危険予測訓練が可能な設計としている。また、搭載ソフトウェアは、二輪初心者の操作練習や危険予測を中心とした構成とし、使用の際、販売店所有のパソコン*2を本体に接続することで、手軽に二輪車の走行体験ができる仕様としている。さらに、混合交通に潜む危険な体験や状況に陥るプロセスを様々な角度から再生する自動再生機能や、走行後のアドバイスを含めた走行採点結果を画面に表示し印刷も可能な運転診断機能を装備している。
 この「Riding Trainer」は、欧州をはじめオーストラリアでも同時期に導入を開始。今後はアジアなど世界各国への普及に努める。
 Hondaは、「安全」を企業の最重要課題のひとつとして取り組んでいる。この「Riding Trainer」の普及を図ることで、販売店店頭での安全運転教育の更なる充実を目指す。

  • *1デラックスタイプの総重量(パソコン及びモニターを含まず)
  • *2Windows対応の一定以上の画像処理能力のパソコンが別途必要

搭載ソフトウェア

初心者操作練習 全2コース

  • 1.ギアチェンジ練習モード 1コース
  • 2.市街地練習走行モード 1コース

危険予測走行 全14コース(練習コース除く)

  • 1.市街地走行モード 10コース
  • 2.ツーリング走行モード 4コース

運転診断機能は市街地走行モードのみ対応。
尚、各コースにおいてミッション(マニュアル/オートマチック)の切替、背景(昼/夜/霧)の切替などが可能。

音声及び表示は欧州8ヵ国語に対応