ニュースリリース

2005年06月24日ニュースリリース

2005年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード参加概要

<ご参考>
 Hondaは、イギリスのサセックス州グッドウッドにおいて、2005年6月24日(金)~26日(日)に開催される「2005年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、F1初優勝から40周年目を迎える今年、日本メーカーとして初めてメインスポンサーとして参加する。

グッドウッドハウス前に展示されたモニュメント

グッドウッドハウス前に展示されたモニュメント

 「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」とは、イギリスのチャールズ・マーチ卿が1993年に創始した世界最大級のヒストリック・モータースポーツイベントである。イギリスの夏の風物詩のひとつでもあり、3日間の開催期間で合計約14万人もの観客が集まる。
 このイベントには、世界中から新旧のレーシングマシンやライダー・ドライバーが一同に会すと共に、数々の名車のオークションや、ミニカーなどの逸品が並ぶ100店近いショップや、モータースポーツ史にその名を残す人物によるトークショーなどが開かれる。そして、最も盛り上がるのは、広大な敷地を貫く全長1.16マイル(1.856km)のヒルクライムコースで行われる、往年の名選手から現役の選手が新旧の二輪車・四輪車を操り競うタイムトライアルである。また、毎年交代で任命されるメインスポンサーが制作する巨大なモニュメントは、会場中央に飾られ、自動車史の重要な里程標として大きな注目を集める。

 Hondaは、主催者であるマーチ卿に1999年から招待されているが、メインスポンサーを務めるのは今年が初めて。今年Hondaは、歴代のF1マシンの中から、RA272、RA300、ウィリアムズホンダFW11、ロータスホンダ99T、マクラーレンホンダMP4/4、B・A・R Honda 006の6台をディスプレイする高さ50mに及ぶフェスティバル史上最大規模のモニュメントを制作し、展示する。6台のマシンが鉄製のアームにそれぞれ固定され、上下に動くという斬新なデザインであり、総重量で80トンを超えるモニュメントである。
 タイムトライアルには、Hondaとして過去最高数の新旧のマシン(二輪10台、四輪8台)及び、Hondaゆかりの往年の名選手と名選手の二世を含む現役の選手総勢20名が出場する。往年のマシンは、当時のエンジン回転数で走ることができ、当時の走りとエキゾーストノートを再現できるよう、ツインリンクもてぎ内のホンダコレクションホールでレストアされたマシンである。また、出場選手では、唯一二輪・四輪両方でワールドチャンピオンに輝いたジョン・サーティース、ロードレース世界選手権500ccクラスで通算54勝をあげたミック・ドゥーハンなど往年の選手をはじめ、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨、ニッキー・ヘイデンらが参加する。

タイムトライアルへのHondaの参加マシン及びライダー・ドライバーは以下の通り。

参加マシン名(予定) 参加ライダー及びドライバー(予定)
<二輪マシン>  
RC116(1966) ラルフ・ブライアンズ
RC149(1966) ルイジ・タベリ
RC166(1966~67) スチュワート・グラハム
RC173(1966) ボブ・ヒース
RC181(1967) トミー・ロブ/デイビッド・ヘイルウッド
NSR500(1985) フレディー・スペンサー
NSR500(1988) ジム・レッドマン
NSR500(1995) ミック・ドゥーハン
RC211V(2002) ロジャー・バーネット(25日)/ニッキー・ヘイデン(26日)
XR650(2004) ミック・エクスタンス
参加マシン名(予定) 参加ライダー及びドライバー(予定)
<四輪マシン>  
RA272(1965) ジェフ・バックナム
Brabham Honda BT18(1966) スチュワート・グラハム
RA300(1967) ジョン・サーティース
Williams Honda FW11(1986) ネルソン・アンジェロ・ピケ
McLaren Honda MP4/4(1988) デレック・ベル
B・A・R Honda 007(2005) 佐藤琢磨(25日)/ジェンソン・バトン(26日)
NSX-R GT(2004) デレック・ベル(25日)/ジル・ド・フェラン(26日)
BTCC Honda Civic(2005) トム・チルトン

参加ライダー・ドライバーのコメント

参加ライダー:フレディー・スペンサー(Freddie Spencer)のコメント

走行マシン:NSR500(1985)

「グッドウッドで、私がかつて乗っていたNSR500に再び乗ることを楽しみにしています。すばらしい思い出がいくつもよみがえってくることでしょう。1985年は、250ccと500ccの2クラスで世界タイトルを狙っていました。ですからその年は特別であり、また非常に厳しい年でした。Honda、HRC、チーム、スポンサーの皆のすばらしい働きがなければ、あの偉業を達成することはできなかったと思います。グッドウッドで、Hondaのグランプリ参戦の歴史を皆さんと一緒にお祝いできることをとても光栄に思います。このイベントの特別なところは、Hondaをはじめとするたくさんのモータースポーツファンの前でバイクに乗れることです。私が楽しむのと同様に、皆さんにも是非楽しんでもらいたいと思います」

参加ライダー:ミック・ドゥーハン(Mick Doohan)のコメント

走行マシン:NSR500(1995)

「私は2年前にもグッドウッドに参加し、その時はNR(750cc)に乗りましたが、今回は2ストロークのGPマシン、NSR500に乗ります。ですから今回は全く違った走りをお見せできますね。今回は、私が1995年のWGPチャンピオンを獲得した時のマシンに乗ると聞いています。いわゆるビッグバン(近接同爆)エンジンを搭載したバイクです。1995年は全13戦の中で、私は優勝を7回、2位を3回獲得したので、このマシンには特別の思い出があります。あれからもう10年も経つなんて信じられません。時間の過ぎるのは本当に早いですね」

佐藤琢磨(Takuma Sato)のコメント

走行マシン:B・A・R Honda 007(2005)

「グッドウッドに行くのは今年で4度目ですが、毎年この週末をとても楽しんでいます。今年は土曜日にB・A・R Honda 007に乗りますが、とても楽しみです。グッドウッドは雰囲気がとてもよく、たくさんのマシン、選手、ファンが一堂に集うという、他のどの場所でも得られない体験ができますね。ファンの皆さんはすばらしいマシンを間近に見て、触れることができますし、僕にとっても、道幅の狭いコースを走るのはいつもとは趣が異なり、猛スピードで丘を駆け上がるのは大きなチャレンジです。また、今年はHonda F1初勝利40周年ということで、チームにとっても特別な週末になるでしょう」

ジェンソン・バトン(Jenson Button)のコメント

走行マシン:B・A・R Honda 007(2005)

「グッドウッドでは、最高速でマシンを走らせることはありませんが、ホイルスピンなどをして、ファンの皆さんに喜んでもらいたいと思っています。このイベントは、間近でタイムアタックを見たり、パドックの周りを歩いたり、チームの作業をすぐ近くで見ることができる、ファンにとっては特別なイベントだと思います。また、今年はHondaがメインスポンサーとしてサポートするので、より一層期待が膨らみますね。私は、昔のHondaのレーシングマシンを見るのを楽しみにしていて、できれば何台か乗ってみたいです。グッドウッドではモータースポーツに関するありとあらゆるものが登場します。僕たちの世代のF1ドライバーからスターリング・モスのような往年の名ドライバーまで、またマシンも、二輪やドラッグレーサーなどの他のカテゴリーのものまで、たくさん集まります。モータースポーツの歴史のすべてが見られるのは本当にすばらしいことです」

Hondaのモータースポーツ活動の歴史

Motorcycles

1960年代

 Hondaの二輪レースへの参戦の歴史は、1954年のマン島TTレースへの参戦意思表明からはじまる。1961年には、参戦3年目にしてマン島TTレースで125cc、250ccとも1位から5位までを独占、完全優勝を果たすと共に、ロードレース世界選手権(WGP)でも両クラスでコンストラクター及びライダータイトルを獲得した。1966年にはWGP50cc、125cc、250cc、350cc、500cc全クラスのコンストラクターズタイトルを世界で初めて獲得した。

1980年代~現在

 1967年のシーズンを最後にWGPを離れた後、1979年にHondaは参戦を再開。1982年より2ストローク500ccマシンNS500を投入し、復帰後初優勝を達成。1985年には250ccと500cc両クラスのコンストラクター及びライダータイトルを獲得した。そして2001年第1戦日本GPにおいて、単一メーカーとして初めての500勝を達成している。

Automobiles

1960年代

 Hondaの四輪レースへの参戦の歴史は、1964年のF1世界選手権への出場宣言からはじまる。翌1965年にはメキシコGPでの初優勝、1967年にはコンストラクターズ4位という快挙を成し遂げるも、本格的な乗用車メーカーとしての地歩を固めるための活動へ注力するため、1968年のシーズンをもって第1期のF1活動は休止された。

1980年代~現在

 Hondaは1983年にF1に再びチャレンジする。この第2期ではエンジンメーカーとして参戦し、1988年にはマクラーレンのシャーシに搭載したV6ターボエンジンで、16戦中15勝という圧勝ぶりを見せた。また、1987年からは鈴鹿サーキットでF1日本GPが開催され、日本でのF1ブームが起こった。6年連続コンストラクターズチャンピオンという輝かしい戦績を残し、第2期F1活動は1992年のシーズンをもって休止した。
 2000年より挑戦を始めた第3期はB・A・Rとパートナーシップを組み現在に至る。2004年にはコンストラクターズ2位へ躍進し、エンジン供給とともに、車体の共同開発体制を築く。

参加予定ライダー/ドライバープロフィール

ライダー(アルファベット順)

フレディー・スペンサー(Freddie Spencer)

1961年12月20日、アメリカ生まれ。
4歳の時からレースを始め、1981年からHondaと契約し、アメリカ国内でスーパーバイク選手権に出場。1982年に世界選手権500ccクラスにフル参戦を開始し2勝を挙げ、ランキング3位。翌1983年には21歳で500ccクラスのワールドチャンピオンを獲得。1985年には500ccと250ccの2クラスでダブルタイトルを獲得した。1988年に一度レースから引退を表明するが、その後復帰を果たした。鈴鹿8耐にも3回出場しており、1992年には4位に入っている。

ジム・レッドマン(Jim Redman)

1931年11月8日、イギリス生まれ。
1860年のダッチTTレースで初めてHondaに乗って以来、引退するまでの7年間Hondaの中心ライダーの役割をつとめた。1962年250cc&350ccクラス、1963年の250cc&350ccクラス、1964年の350ccクラス、1965年の350ccクラスと、合計6回(Hondaライダー中最多)のワールドチャンピオンを獲得、46勝をあげた。またHondaの500ccクラスの記念すべき優勝第1号(1966年5月22日第2戦西ドイツGP)ライダーでもある。

ルイジ・タベリ(Luigi Taveri)

1929年9月19日、スイス生まれ。
13年に及ぶレースキャリアの中で世界選手権50ccクラスから500ccクラスまでの全クラスに出場を果たし、サイドカークラスにもパッセンジャーとして出場。1961年Hondaに移籍、1962年、1964年、1966年に125ccクラスのワールドチャンピオンとなった。

ミック・ドゥーハン(Mick Doohan)

1965年6月4日、オーストラリア生まれ。
1989年からHondaと契約し、世界選手権500ccクラスに参戦した。1992年、シーズン開幕から7戦を経た段階で5勝を挙げ、チャンピオン争いに大手をかけていたが大怪我を負い、惜しくもランキング2位に終った。1994年からは圧倒的強さを誇り、5年連続で500ccクラスワールドチャンピオンを獲得した。世界選手権通算優勝回数54勝という記録は、ジャコモ・アゴスチーニに続く歴代2位で、GP史上に燦然と輝くものである。また、鈴鹿8耐には2度出場し、1991年にはワイン・ガードナーと組んで優勝している。

ニッキー・ヘイデン(Nicky Hayden)

1981年7月30日、アメリカ生まれ。
レース一家に生まれ、幼少の頃から数々のレースに参戦。2002年にAMAスーパーバイククラスチャンピオンを獲得した。2003年からロードレース世界選手権MotoGPクラスへの挑戦を開始し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。2004年は第7戦リオGP、第8戦ドイツGPで3位表彰台を獲得する活躍を見せ、ランキング8位を獲得した。

ラルフ・ブライアンズ(Ralph Bryans)

1942年3月7日、北アイルランド生まれ。
1959年にデビュー、1963年にはアイルランド選手権の350cc、500ccクラスで優勝。1964年よりHondaと契約して世界選手権50ccと125ccクラスに参戦し、翌1965年にはRC115を駆って50ccクラスのワールドチャンピオンを獲得。125ccクラスの方でも、1964年5位、1965年8位、1966年3位と健闘し、小排気量クラスのスペシャリストとしての名声を得た。

トミー・ロブ(Tommy Robb)

北アイルランド生まれ。
1958年からマン島TTレースに出場、1962年よりHondaに加入し、125ccで2位。1970年、71年に世界選手権500ccクラスで3度の3位入賞を果たした。

ドライバー(アルファベット順)

デレック・ベル(Derek Bell)

1941年10月31日、イギリス生まれ。
1967年にイギリスF3で7勝を挙げ、フェラーリのスポット参戦などF1に参戦。1971年のデイトナ24時間に初参加、1986年、1987年、1990年に総合優勝を果たす。また1975年、1981年、1982年、1986年、1987年と5度のル・マン24時間耐久レースで優勝している。現在はベントレー・モータースの相談役を務める。

ジル・ド・フェラン(Gil de Ferran)

1967年11月11日、ブラジル生まれ。
1992年イギリスF3チャンピオンを獲得し、1995年からCARTに参戦、その年のうちに一勝をあげ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。2000年よりマールボロ・チーム・ペンスキーに加わり、2000年と2001年にCART史上5人目となる2年連続ドライバーズチャンピオンを獲得した。2005年よりB・A・R Hondaのスポーティングディレクターを務めている。

ジェフ・バックナム(Jeff Bucknum)

1966年12月7日、アメリカ生まれ。
1994年のスキップ・バーバー・チャンピオンシップのランキング2位の成績。2001年にはデイトナ24時間(SR-II)に出走、アメリカン・ルマン・シリーズに参戦しシリーズ3位。2003年にはル・マン24時間にもTeam Bucknum Racing(LM-P675)で参戦している。父親はHonda初のF1ドライバー、ロニー・バックナム。2005年は、ル・マン24時間、デイトナ24時間、インディアナポリス500マイル・レース、アメリカン・ルマン・シリーズ(ワールドクラスプロトタイプ)に参戦を予定している。

ジェンソン・バトン(Jenson Button)

1980年1月19日、イギリス生まれ。
1998年にイギリス・フォーミュラ・フォードでチャンピオンを獲得し、翌年にはイギリスF3にキャリアアップ、その年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝くなど順調にレースキャリアを積み、翌2000年にウィリアムズよりF1デビューを飾る。2003年よりB・A・R Hondaに加入。2004年は4度の2位を含むシーズン10度の表彰台登壇を果たし、ドライバーズランキング3位。2005年も引き続き参戦する。

ジョン・サーティース(John Surtees)

1934年2月11日、イギリス生まれ。
二輪で7度のワールドチャンピオンに君臨した後、1960年にモナコGPでF1デビューを飾り、1964年にはワールドチャンピオンを獲得。1967年からHondaに加入し、RA300デビューレースのイタリアGPで優勝、HondaにF1 2勝目をもたらした。二輪、四輪両方のタイトルを持つ唯一の存在として、「Master of Motorsport」と呼ばれている。

ネルソン・アンジェロ・ピケ(Nelson Angelo Piquet)

1985年7月25日、ブラジル生まれ。
1981年、1983年、1987年のF1ワールドチャンピオンで、23勝中7勝をHondaで挙げたネルソン・ピケの息子。1993年にキャリアを開始し、2001年より南アメリカF3に参戦。2003年には史上最年少の19歳2ヵ月で、イギリスF3でシリーズ・チャンピオンを獲得した。2004年にはウィリアムズBMW、2005年2月にはB・A・R Hondaのテストに参加した経験を持つ。

スチュワート・グラハム(Stewart Graham)

1942年1月9日、イギリス生まれ。
1949年から1952年の間に世界選手権500ccクラスで4度優勝を果たし、1953年のマン島TTレースで事故死したレスリー・グラハムの息子。1961年から1970年まで二輪レースに出場、1966年には世界選手権500ccクラスで3度の入賞を果たした。その後、1973年に四輪レースへ転向した。

佐藤琢磨(Takuma Sato)

1977年1月28日、東京都生まれ。
鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラを経て2000年よりイギリスF3に参戦。2001年には日本人初のシリーズ・チャンピオンを獲得した。2002年にJordan HondaよりF1デビュー、2003年からB・A・R Hondaへ加入、サードドライバーを経て、2004からレギュラードライバーとしてシリーズにフル参戦した。第9戦アメリカGPでは日本人として14年ぶりとなる3位表彰台を獲得。シーズン9度の入賞を果たし、チームのコンストラクターズ選手権2位獲得に貢献した。2005年も引き続き参戦する。

トム・チルトン(Tom Tilton)

1985年3月15日、イギリス生まれ。
14歳でレースデビュー、2000年からBRSCC T-Carsに参戦、2002年に最も若くしてBTCC(British Touring Car Championship)のドライバーとなり、2003年よりHondaと契約しBTCCに出場している。

参加予定マシン

二輪マシン

RC116(1966年)

1967年世界選手権50ccクラスにおいて6戦3勝。コンストラクターズタイトルを獲得し、5種目制覇の一翼を担ったマシン。(出場マシンはマン島TT優勝車 No.1 ラルフ・ブライアンズ)

エンジン:

空冷4サイクル 2気筒 DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

49.8cm3

最高出力:

14PS以上/21,500rpm

重量:

50kg

トランジスター点火、9段変速、キャリパー式フロントブレーキ

RC149(1966年)

世界初の5気筒125ccロードレーサー。1965年日本GP2位、RC148の発展型。1966年度コンストラクターズ及びライダーズチャンピオン獲得。(出場マシンは東ドイツGP優勝車 No.177 ルイジ・タベリ)

エンジン:

空冷4サイクル 5気筒 DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

124.42cm3

最高出力:

34PS以上/20,500rpm

最高速度

210km/h以上

重量:

85kg

マグネトー点火、8段変速

RC166(1966~67年)

1967年世界選手権250ccクラス13戦7勝。コンストラクターズ及びライダーズチャンピオン獲得。前年に引き続き2年連続タイトル獲得。(出場マシンは1967年マン島TT優勝車 No.7 マイク・ヘイルウッド)

エンジン:

空冷4サイクル 6気筒 DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

249.42cm3

最高出力:

60PS以上/18,000rpm

最高速度

240km/h以上

重量:

114kg

マグネトー点火、7段変速、6キャブレター

RC173(1966年)

1966年世界選手権350ccクラス10戦6勝。コンストラクターズ及びライダーズチャンピオン獲得。(出場マシンは1966年世界選手権350ccクラスチャンピオンマシン No.11 マイク・ヘイルウッド)

エンジン:

空冷4サイクル 4気筒 DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

349.3cm3

最高出力:

62PS以上/13,500rpm

重量:

144kg

トランジスター式点火、6段変速

RC181(1967年)

1967年世界選手権、ダッチTTレース(オランダ、アッセン)500ccクラスで最速ラップレコードで優勝したマシン。GP最大排気量出場車。(出場マシンはダッチTT優勝車No.2 マイク・ヘイルウッド)

エンジン:

空冷4サイクル4気筒 DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

499.6cm3

最高出力:

85PS以上/12,000rpm

最高速度

260km/h以上

重量:

151kg

トランジスター式点火、6段変速

NSR500(1985年)

1985年世界選手権500ccクラスで12戦8勝して、コンストラクターズ及びライダーズチャンピオン獲得。ULFフレーム採用車。(出場マシンはフランスGP優勝車No.4 フレディー・スペンサー)

エンジン:

水冷2サイクル90度V型4気筒 ケースリードバルブ

排気量:

499.25cm3

最高出力:

140PS以上/11,500rpm

重量:

119kg

6段変速

NSR500(1988年)

1988年世界選手権に出場。V4エンジン及び車体を改良したNSR5年目のモデル。500ccクラスで2位を獲得。(出場マシンは1988年出場車 No.1 ワイン・ガードナー)

エンジン:

水冷2サイクル90度V型4気筒 ケースリードバルブ

排気量:

499cm3

最高出力:

150PS以上/12,500rpm

重量:

120kg

NSR500(1995年)

1995年世界選手権500ccで二連覇。前年からのインジェクションやPGMサスペンションなどをトライして13戦中7勝した。(出場マシンは1995年世界選手権500ccクラスチャンピオンマシン No.1 ミック・ドゥーハン)

エンジン:

水冷2サイクルV型4気筒ケースリードバルブ

排気量:

499.27cm3

最高出力:

180PS以上/12,200rpm

重量:

130kg以上

常時噛合式6段リターン

RC211V(2002年)

2002年より世界選手権で始まったMotoGPクラスに、Hondaは4ストロークV型5気筒エンジンのニューマシンで参戦。16戦14勝をあげ、2年連続コンストラクターズ及びライダーズチャンピオンの両タイトルを獲得。(出場マシンは2002年南アフリカGP・MotoGPクラス優勝マシン No.11 宇川徹)

エンジン:

水冷4ストロークV型5気筒DOHC 4バルブ

排気量:

990cm3

最高出力:

200PS以上

重量:

145kg以上

ツインチューブフレーム、ニュープロリンクリアサスペンション

<四輪マシン>

RA272(1965年)

1500ccF1時代の最後となった1965年の第10戦メキシコGPで初優勝したマシンと同型車である。参加マシンはNo.12ロニー・バックナムがメキシコGP5位に入賞したマシン。

エンジン:

水冷4サイクル60度V型12気筒DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

1,495cm3

最高出力:

230PS以上/12,000rpm

最高速度

300km/h以上

重量:

498kg

Brabham Honda BT18(1966年)

1965年よりブラバムレーシングチームに新開発のF2エンジンを供給し、1966年にはヨーロッパのレースで11連勝を達成した。参加マシンはNo.3ジャック・ブラバムがドイツGPで優勝したマシン。

エンジン:

水冷4サイクル直列4気筒DOHC

排気量:

994cm3

最高出力:

150HP以上/11,000rpm

最高速度

270km/h以上

重量:

420kg

RA300(1967年)

参加マシンは、エンジン排気量が3000ccに変わって2年目の1967年F1第9戦イタリアGPでデビュー・ウィンしたマシン。ドライバーはNo.14ジョン・サーティース。Hondaに2勝目をもたらした。

エンジン:

水冷4サイクル90度V型12気筒DOHC 4バルブ ギア駆動

排気量:

2,992cm3

最高出力:

420PS以上/11,500rpm

最高速度

350km/h以上

重量:

590kg(1967年イタリアGP610kg)

Williams Honda FW11(1986年)

参加マシンは、新規定195L燃料タンク容量に対応した新型車で、No.6 ネルソン・ピケが4勝を挙げたマシン。1986年はネルソン・ピケ、ナイジェル・マンセルの活躍で、初のコンストラクターズチャンピオンを獲得した。

エンジン:

水冷4サイクル80度V型6気筒DOHC 4バルブ ツインターボ

排気量:

1,494cm3

最高出力:

1,000PS以上

重量:

540kg

McLaren Honda MP4/4(1988年)

参加マシンは、1988年F1で、No.12 アイルトン・セナがベルギーGP優勝したマシン。1988年はHondaは16戦中15勝と圧勝し、最多勝利記録樹立とコンストラクターズ&ドライバーズのダブルタイトルを獲得。1500ccV6ツインターボマシン。

エンジン:

水冷4サイクル80度V型6気筒DOHC 4バルブ ギア駆動 ツインターボ

排気量:

1,494cm3

最高出力:

600PS以上/12,500rpm

重量:

540kg

NSX-R GT(2004年)

参加マシンは2004年にニュルブルクリンク24時間レースに参加したマシン。ベース車両は全日本GT選手権GT500クラス出場マシン。

BTCC Honda Civic(2005年)

参加マシンはBritish Touring Car Championship本年度の出場マシン。