ニュースリリース

2005年05月27日ニュースリリース

第5回 全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会を開催

<ご参考>
 Hondaは、6月6日、6月7日の二日間、鈴鹿サーキット交通教育センター(三重県鈴鹿市)において、『第5回全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会』を開催する。

 近年、交通安全教育は生涯教育として、免許保有者のみならず、幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象とし、その重要性は高まっている。それに伴い、自動車教習所の役割も免許取得時教育にとどまらず、既に免許を取得したドライバー・ライダーはもちろん、地域における安全教育の場としても、自動車教習所に対する期待は高まっている。
 この『第5回全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会』は、その安全教育の中核となる教習指導員のさらなる運転技術や指導力のレベルアップを支援するために、主にHondaの教習車や二輪、四輪シミュレーターをご利用いただいている全国の自動車教習所に参加を呼びかけ開催するもので、今年で5回目となる。競技大会には86校199名の教習指導員が参加する。また、4月1日に改定された高速道路二輪車二人乗りスタートに合わせ、指導方法デモや、6月1日に施行される二輪車のAT(オートマチック・トランスミッション)限定免許制度対応の教習車の試乗・展示も行われる。

 競技*1は二輪部門、四輪部門に分かれ、選手は種目ごとに運転技術の正確さやタイムを競う。二輪部門は、一本橋、ブレーキング、コーススラローム、パイロンスラロームの4種目。四輪部門は、縦列駐車・車庫入れ、フィギア(狭路応用走行)、ブレーキング、コーススラロームの4種目となっている。表彰は二輪部門・四輪部門それぞれで4種目の総合成績を競う個人総合表彰1位~6位、および各種目(全8種目)毎に1位~6位までの表彰を行う。

 Hondaはより安全な製品の提供を行うと共に、1970年に安全運転普及本部を設立し、運転者である「人」に対する安全運転教育に積極的に取り組んできた。現在、全国に8つの交通教育センター*2を持ち、約120人のインストラクターを擁してドライバー・ライダーの各種トレーニングを実施し、年間のべ約7万人にご利用いただいている。
 より効果の高い運転者教育を行うには質の高い指導者づくりが不可欠という考え方から、Hondaのインストラクター代表による安全運転競技大会を過去8年間にわたり開催してきた。今大会はそのインストラクター安全運転競技大会のノウハウおよびHondaが長年培ってきた安全運転教育の経験をもとに教習指導員の方を対象にして開催するものである。

*1 競技

二輪部門

  • 1.一本橋競技・・・全長15m、幅30cm、高さ5cmの一本橋を、可能な限り低速で、バランスを保ち走行しタイムを競う種目。
  • 2.ブレーキング・・・60km/hからブレーキングをかけ、指定された距離内で停止することを競う種目。
  • 3.コーススラローム・・・S字、クランクといった複合の曲線コースを走行しタイムを競う種目。
  • 4.パイロンスラローム・・・垂直に立てたパイロン間をスラローム走行して往復し、そのタイムを競う種目。

四輪部門

  • 1.縦列駐車・車庫入れ・・・縦列駐車と車庫入れの正確な運転技術を競う種目。
  • 2.ブレーキング・・・低μ路面を時速50km/hで走行し、点灯する信号に従って右または左方向に回避し、決められた位置に正確に停止できるかどうかを競う種目。
  • 3.フィギア・・・縦7m×横7mのボックス内に設けられた1ヵ所の枠内に、方向転換をし、両後輪を入れる。スムーズなハンドル操作が要求されタイムを競う種目。この競技をフィギアと呼んでいる。
  • 4.コーススラローム・・・S字、クランクなどの複合的スラロームコースを走行してタイムを競う種目。

*2 交通教育センター

全国8ヵ所にあるHondaの安全運転教育施設。企業の安全運転指導者やドライバー、ライダーを対象とした運転者講習の他、一般の四輪ドライバーを対象としたHondaドライビングスクール(HDS)や二輪ライダーを対象としたHondaモーターサイクリストスクール(HMS)等を開催している。

なお、この「全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会」は一般の方も見学できます。

「全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会」の問い合わせ先

安全運転普及本部

TEL 048-452-0304 担当 松井

当日の連絡先

鈴鹿サーキット交通教育センター
三重県鈴鹿市稲生町7992
TEL 0593-78-0387

以上