ニュースリリース

2005年05月11日ニュースリリース

Honda、ジョージア州 新トランスミッション工場建設に着工

Hondaは、昨年11月に計画を発表したジョージア州の新オートマチックトランスミッション工場建設に着工し、本日、パーデュー ジョージア州知事出席のもと、鍬入れ式を行った。また、新工場の稼動を当初の計画より半年早い2006年春とすることを発表した。

新会社の名称はホンダ・プレシジョンパーツ・オブ・ジョージア(Honda Precision Parts of Georgia, LLC 略称:HPPG 所在地:ジョージア州タラプーサ市 社長:讃井 信行 (さぬい のぶゆき))。1億ドルを投資して、アトランタの西 約40マイルのタラプーサ市に年産30万基のオートマチックトランスミッション(AT)組立工場を設立し、工場より60マイル西に位置するホンダ・マニュファクチュアリング・オブ・アラバマ(略称:HMA 所在地:アラバマ州リンカーン市 社長:山本 卓志(たかし))向けのATを中心に生産を開始する。用地面積は約300エーカー、工場面積は約25万平方フィートとなる。年産30万基のフル稼働時には従業員数は約400名に達する予定である。生産関連の従業員の採用は今年の後半に始まり、ジョージア州技術・成人教育部のプログラムを通じて訓練を行う。

式上、HPPG社長 讃井 信行は「今日は、建設の開始を祝うと同時に、ジョージア州の地元の方との新しいお付き合いの始まりをお祝いしたい。今日、この場で築くしっかりとした土台が、地元コミュニティの方々との絆の強さを象徴するものとなることを希望する。」と述べた。

Hondaは、北米での四輪車生産能力を年間140万台へ引き上げるのに合わせて、パワートレイン系部品の現地生産化をさらに進める計画を、2004年11月に発表した。今回着工したHPPGの他、

  • オハイオ州のトランスミッション工場で、1億ドルの投資による高精度ギアの現地生産化
  • アラバマ工場のエンジン生産ラインで、7,000万ドルの投資による、エンジン部品の更なる現地生産化

(共に、2006年秋稼動予定)

を進めている。現在、北米における四輪車のAT生産(年産約100万基)は、全てオハイオにて行われているが、HPPGの立ち上がりにあわせ、アラバマ工場向けのAT供給をジョージア州の新工場に段階的に移管していく。AT新工場設立と、オハイオ、アラバマの業容拡張により、Hondaの北米における四輪車生産のフレキシビリティを向上させ、変化する需要により柔軟に対応できる体制とする。この合計2億7,000万ドルの投資によりHondaの北米における累計投資額は85億ドル以上となる。

ホンダ・プレシジョンパーツ・オブ・ジョージア(Honda Precision Parts of Georgia, LLC)概要

社長

讃井 信行(さぬい のぶゆき)

所在地

ジョージア州 タラプーサ市

設立

2005年4月1日

出資

American Honda Motor Co., Inc. 100%

生産開始

2006年 春 予定

工場面積

25万平方フィート

生産部品

オートマチック トランスミッション

生産能力

30万基(フル稼働時)

投資額

1億ドル

従業員数

400名(フル稼働時)