ニュースリリース

2005年04月11日ニュースリリース

嘉陵-本田の事業方向性について

中国現地時間2005年4月11日午前9時00分(日本時間4月11日午前10時00分)に以下を発表いたしましたので、その内容をご案内致します。

<ご参考>
 本田技研工業株式会社(以下 Honda)と中国嘉陵工業股份有限公司(集団)(以下 嘉陵工業)の中国における二輪車・汎用製品の生産・販売合弁会社、嘉陵-本田発動機有限公司(以下 嘉陵本田)は、将来の更なる発展拡大に向けてその事業内容を変更し、経営資源を汎用事業に集中させる方向性に合意した。

 中国の汎用製品市場は、発電機などを中心にここ数年で急速に拡大しており、嘉陵本田は、汎用製品の生産販売に集中することで市場のニーズに応えるとともに、効率的な事業展開を進め、事業規模の拡大、収益性のさらなる向上を目指す。今後は、お客様およびお取引先様の利便性などを配慮しながら、新たな事業体制の実現へ向けた具体的施策を実行していく。

 またこれと合わせて、Hondaと嘉陵工業は、1981年より継続している二輪車に関する技術提携関係を今後一層強化することにも合意した。具体的には、両社のトップレベルでの意見交換の活発化、知的財産および環境保護領域での相互協力、生産技術、品質管理、人材育成に関する協力関係の強化、Hondaから嘉陵工業への生産機種の追加投入などを行っていく。

 Hondaと嘉陵工業は、Hondaの中国事業の先駆けとして1981年に二輪車の技術提携契約を締結して二輪車生産を開始した。1993年には合弁会社である嘉陵本田を設立、二輪車のエンジン生産(1994~)からスタートした後、完成車生産(1996~)を経て、2002年からは汎用製品の生産販売も行っている。

 嘉陵本田が生産している汎用製品は、世界各地で幅広く使われている中型汎用エンジン「GX160、GXV160」および、これら自社生産エンジンを使用したポンプや芝刈り機などで、中国国内市場向けに加えて欧州、日本、オーストラリアなどへの完成品輸出ならびに米国への部品輸出も行っている。

嘉陵-本田発動機有限公司(Jialing-Honda Motors Co.,Ltd.)概要

設立

1993年1月

資本金

3,570万USドル

出資比率

本田技研工業株式会社 50%、中国嘉陵工業股份有限公司(集団) 50%

所在地

重慶市南坪白鶴路45号

代表者

董事長 靖 波(Jing Bo)

総経理

畠山 嗣道(はたけやま つぐみち Hatakeyama Tsugumichi)

従業員数

約1,050名

生産開始

1994年10月

生産品目

汎用エンジン、芝刈機、ポンプ

生産能力

汎用製品 30万台/年