ニュースリリース

2005年01月26日ニュースリリース

ASIMOが、欧州議会を訪問

ご参考

 HondaのヒューマノイドロボットASIMOは、1月25日ブリュッセルの欧州議会を訪問し、階段昇降などの先進技術を披露した。あわせて、ホンダ・リサーチ・インスティチュート(ヨーロッパ)社長、エドガー・ケルナー博士が、ヒューマノイドロボットの最新の技術情報や、研究分野における技術者の挑戦、そしてこの新しいモビリティーが持つ将来の社会への貢献の可能性について紹介した。

ASIMO 欧州議会訪問

ASIMO 欧州議会訪問

ASIMO 欧州議会訪問

ASIMO 欧州議会訪問

 欧州では、今月初めに欧州委員会が、RobotCub(*)への資金提供を発表しており、今回の訪問は、ロボットへの関心の高まりを受けて、実現したものである。

 プレゼンテーションを終えて、ケルナー博士は、
 「ASIMOは、科学技術におけるすばらしい成果である。本日欧州議会でASIMOを実際にお見せできたことで、スピーチや写真、映像では得られない深い理解が得られたと思う。集まった議員の方々の前で、ヒューマノイドロボットの研究がどこまで進んでいるか、そして将来どのように社会に役に立つのか、その可能性を披露できたと思う。」と語った。

欧州でのASIMOの展開について

 ASIMOは、2003年にヨーロッパで紹介されてから、スペインのファン・カルロス国王、ドイツのゲルハルト・シュローダー首相、バイエルン州のエドムンド・ストイバー知事、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相、デンマーク女王マルグレーテ2世、最近ではベルギーのギイ・フェルホフスタット首相といった多くのVIPと対面している。
 なお、ホンダ・リサーチ・インスティチュートにて、ASIMOを2台駐在させている。

RobotCub(*)

ヨーロッパにおけるヒューマノイドロボット、および認知神経科学分野に対する研究をさらに推し進めることを目的としたプロジェクト。RobotCubへHondaは、直接の参画はしていない。