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企業ニュース
2004年12月20日
2004年 年末記者会見 福井社長スピーチ骨子

原油高騰、急激な為替変動など、環境は不透明感が高まりつつある。企業間の競争が激しさを増していくと見込まれる中、Hondaは「存在を期待される企業」を目指し、研究開発、生産、営業の領域での源流強化に注力していく。
各地域でのオペレーションの自給率、自立性を高め、部品単位でのQCD(品質、コスト、デリバリー)体質を向上させ、為替や各種変動要因に影響されにくい企業体質をさらに筋肉質に、足腰を鍛え上げていく。
お客様にフォーカスし、お客様満足度をトッププライオリティに掲げ、販売力、サービス力の充実に努める。
10年先を見据えた研究開発の充実で、先進的商品を常にお客様に提供できるように図る。

2005年にかけての取り組み
<二輪事業>
2004年世界販売見通し:1,070万台(前年比123%)
インドの生産規模は310万台、インドネシアは第三工場が立ち上がり300万台体制が確立。
中国では新大洲本田天津工場と広州の五羊本田が、各々新鋭工場へ移転、それぞれ05年初頭と06年春から稼動を開始する。また本田技研工業(中国)投資有限公司の上海ブランチが05年春から稼動開始し、地域本部機能のさらなる現地化を推進。新鋭工場とあわせ、中国二輪体制の強化を図る。
北米でのATV生産はサウスキャロライナ工場に集約し、オハイオからTRX450Rなどを熊本製作所に移管し、海外での拡張に合わせ、ATVを含む日本のマザー機能をいっそう強化する。
熊本生産のフォルツァが先進のSマチックなどが評価され今年の国内トップセラー(原付除)。来年施行の高速二人乗り解禁やAT免許は、フォルツァ、シルバーウイング、PS250、フュージョン、フォーサイトというHondaの大型スクーターラインナップにとって追い風。
2005年世界販売計画:1,250万台(前年比117%)

<四輪事業>
2005年秋、世界で50万台以上を販売するシビックがフルモデルチェンジを迎える。
Hondaの四輪ビジネスはシビックと共に進化してきた。今では日本、北米、南米、欧州、アジアで生産されるグローバルカーであり、06年よりさらに中国も加わり世界全6地域本部で生産される事になる。重要機種のシビックによりHondaをさらに進化させていく。

四輪生産
「需要のあるところで生産する」という考えのもと、現地化展開を積極的に進めてきた。過去3年で完成車海外生産は50万台以上拡大した。為替の変動や各国の経済変動に柔軟に対応できる体質をさらに強化するため、各地域で、高い生産技術を要求されるエンジンや駆動系基幹部品の現地化を推進する。
米国
米国で総計2億7千万ドルの投資を行う。
ジョージア州に年産30万基のAT工場を新設
アラバマでは新たにクランクシャフトやコンロッドを生産
オハイオでは北米では初めてトランスミッション用高精度ギアの現地生産を開始
中国
広州本田第二工場の新設と武漢の東風本田の能力拡大に輸出工場を合わせ、中国の生産能力は現在の27万台から2006年後半には53万台に拡張する。これらを支援する為、05年秋にはホンダ エンジニアリング チャイナにおいて、金型生産や量産技術のテスト機能を持った工場設備が稼動を開始する。
日本
ディーゼルエンジン鋳造・加工工程をホンダ エンジニアリングから鈴鹿製作所に05年内に移管し、量産体制を整える

各地域において、パワートレインや生産支援機能の現地化を加速し、為替変動に対するタフネスを増しつつ、QCD競争力の質的強化を図る。

国内四輪
2004年販売見通し:74.0万台(前年比101%)
小型ワゴン市場に新しい価値の新型車を05年春に投入、シビックのフルモデルチェンジと合わせ、商品力の強化を図る。全店に導入を完了したeディーラーは年明けから自動車リサイクル法にも完全対応。商談見積もりから車検整備まで全国一律で対応した。これらITを核に営業力、サービス力を高め、2005年は77万台販売を目標にする。顧客視点をさらに強め、880万人のHondaユーザーの生涯満足の最大化に努める。
北米四輪
アメリカ2004年販売見通し:137.6万台(前年比102%)
新世代トラックの提案である「リッジライン」を05年春に販売開始する。アメリカで30万台近くを販売するシビックのフルモデルチェンジと合わせて、乗用車からトラック領域まで、幅広い顧客ニーズに応えるため、ラインナップのさらなる充実を図る。
燃費と環境性能に優れた新商品と合わせ、アラバマ第二工場も来年中にはフル稼動することから、2005年のアメリカ販売は145万台を計画。
また、2006年には、オハイオ工場でAcura向けの新型SUVを立ち上げる。
生産体質強化とともに、ラインナップの充実により、北米四輪ビジネスの更なる磐石化を図る。
欧州四輪
2004年販売見通し:25.3万台(前年比116%)
04年の英国工場の生産台数は、19万台を超える見込みで、生産/販売共に過去最高。
年初に投入のアコードディーゼルは今年2万台に達し、アコード全体販売を03年の3万5千台から5万台に大幅に増加させる見込み。さらにCR-Vにも05年初頭よりディーゼルを投入し、販売台数の倍増を図る。また夏ごろにはFR-Vにもディーゼルを投入。よりディーゼル比率の高いセグメントにも自前ディーゼルを投入することで顧客ニーズに応え、2005年は27.5万台販売を計画。
また06年初頭より販売開始する新型シビックにも自前ディーゼルを搭載し一層の拡大を狙う。
ディーゼルラインアップ強化により拡大する欧州の需要に応えるため、英国工場のCR-V輸出分の生産能力を欧州向けに振り向けることとし、英国から北米への供給に代わり、次期モデルからアメリカのオハイオ工場でもCR-Vの現地生産を開始する。
中国四輪
市場は一時的なスローダウン局面に入っているが、中長期の潜在成長率は引き続き年率10〜15%程度が見込まれている。真の競争時代へと移行しつつあるが、Hondaはこれまでも、営業、サービス、商品の面で高いブランド力を築き、需要が供給を上回る商売を築いてきた。今後も新型オデッセイ、新型シビックの投入や販売チャンネルのさらなる強化により、中国四輪ビジネスの成長を図っていく。
アジア大洋州四輪
今年販売開始の韓国を始め、ほとんどの国で前年を上回り2004年は36%増の27.5万台の見通し。インドでは生産能力を05年内に年間3万台から5万台へと拡張し、また今年投入のFitが好調のインドネシアでも4万台から5万台へ生産能力を拡張。アジア大洋州四輪の05年販売は31万台を計画。

04年の四輪世界販売の見通しは316万台(前年比109%)、05年は340万台(108%)を計画。

<汎用事業>
2004年 世界販売見通し:550万台(前年比110%)
新型エンジン
Honda独自の電子制御技術を駆使し、使いやすく、低燃費、低騒音で今までよりも更にクリーンな次世代の新型汎用エンジンを2005年に投入する。
コージェネレーションシステム
国内発売が2003年の3,300台から飛躍し04年は9千台を超え、既に1万世帯を超える家庭で電力と温水を供給。ドイツでガス産業革新賞を受賞するなど、海外からの関心も高く、今後は海外展開も視野に入れて更に普及を図る。
熊本汎用エンジン新工場
熊本では来月から年間125万基の能力を有する汎用エンジン新工場が稼動を開始し、国内での汎用エンジンの生産を集約し、さらなる効率向上を図る。
2005年 世界販売計画:600万台(前年比109%)

<研究開発>
独自技術を継続して生み出していくには、長期的研究開発にもきちんと資源を配分することが重要。「創造的で独自性のある科学技術の具現化」を目指し、ロボットや飛行機、先端材料や電子工学の研究開発を行っている。いまや自動車設計には高度な電子技術、材料研究などが不可欠だが、ASIMOやJETの研究開発によって培われた制御、画像処理、知覚認識や空力などの高度な独創技術は将来の四輪などの商品の競争力の源泉となるもの。
ASIMO
そのASIMOに、新しい技術を発表した。反応速度を4倍に高め、すばやく状況を判断し、機敏に行動することを可能にした。「人に近い本格的な走り」も実現し、将来のオフィス環境などでの実用化へ向けて一歩前進。今後もASIMOは進化を続ける。
航空事業
また、今年は、GEとのジョイントベンチャーを設立し、ターボファンエンジンのビジネス化に一歩を踏み出した。現在、複数の機体メーカーと商談が進行中。
燃料電池
将来のパワーソースである燃料電池について、Honda FC Stackを搭載したFCXが、7月にアメリカで型式認定の取得をし、11月にはNY州と2台のリース販売で合意し、12月には日本でも認定を取得。このほど北海道庁とFCXのリース販売で合意した。

10年以上の未来へと視点を向け、自由な発想と独創的工夫で次世代の技術を創造し、常に技術で先行するHondaであり続ける。

<環境安全>
規制の為の対応ではなく、モビリティの喜びを次世代に伝えるため、そして運転者のみならず、歩行者や相手車両、二輪車などにも配慮する全ての人の共存安全のために、積極的に環境安全技術の採用に取り組んでいる。
二輪車
既に完了した4スト化に続き(特殊モデル除く)、さらにクリーンなPGM-FIを国内では2007年末までに発売する全てのスクーターに、2010年末までに全世界の大半の機種に搭載。
安全面でもABSつき前後輪連動ブレーキの設定を全世界で2007年末までに250ccクラス以上の新型車のツーリング車、スポーツ車、大型スクーターに設定し、2010年末までに250ccクラス以上でオフロード車などを除く全機種に設定していく。
四輪車
国内の排出ガスに関しては全機種で平成17年規制をクリア。「H17年排出ガス基準75%低減レベル」を11車種で、「H17年排出ガス基準50%低減レベル」を16車種で取得。国内販売台数に占める割合は「H17年排出ガス基準75%低減レベル」が35%、「H17年排出ガス基準50%低減レベル」が47%、合わせて82%とトップレベルの比率を示す。
国内の安全面では、2005年9月より適用となる「歩行者頭部保護基準」の認可を、既にオデッセイ、エリシオン、エディックスで取得済み。
インサイト、シビック ハイブリッドに続き、アメリカでアコードにV6ハイブリッドを搭載。通常エンジンでも可変シリンダー技術など、燃費の向上とCO2の低減に積極的に取り組んでいる。
安全面では、アメリカとカナダにおいて2006年末までに、ABSの全車標準装備、サイドエアバッグとカーテンエアバッグのほぼ全車種への標準装備、そして車高の高いライトトラックモデルにはロールオーバーセンサー付きサイドカーテンエアバッグを標準装備していく。
2000年発表のASV-2において、車線維持制御や追突軽減ブレーキ、インテリジェントナイトビジョンの技術の実証を開始し、その後量産車に搭載していった。来年は、安全技術をさら進化させたASV-3を公開する。

常に一歩先を見て安全、環境をリードしていくのがHondaの使命である。

<モータースポーツ>
トライアル世界選手権:2004年、藤波選手が日本人初のタイトル獲得。文部科学省より、「スポーツ功労者顕彰」を授与された。
MTBダウンヒル:RN01がJCFジャパンシリーズと米NORBAシリーズを制覇。
WGP:125ccと250ccを制覇。MotoGPではコンストラクターは1位となったが、ライダータイトルは2位。05年は追う立場から、タイトルを取り戻すべく全力を尽くす。
IndyCar:16戦中14勝。ドライバー、マニュファクチャラー、ルーキーの三冠達成。
F1:昨シーズンのコンストラクターズ5位から04年は2位に躍進。新たに45%分をB・A・Rに出資する計画で、新体制のもと、ワールドチャンピオン獲得を目標に挑む。

<結び>
華やかな表彰台に登りつめるまでに、地道な試行錯誤と苦労の積み重ねがレースにはあるように、各地域での事業も、表からは中々見えない、部品単位での生産体質、Globalオペレーションの強化が、これからの厳しい環境下で、真価を問われる。

だからこそ、原点に立ち返り、各分野での源流強化をキーワードに、「志」と「技」と「質」を高め、“お客様の喜び”で世界一を目指す取り組みを進めていく。源流強化とは現場にいる一人一人が、現場でしか持ち得ない視点を持って問題を提起、解決していくこと、志を高く前進することに繋がる。個々人の夢を実現させる力、その集積がHondaなのである。

以上


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