ニュースリリース

2004年09月10日ニュースリリース

Honda、北米での生産25周年記念式典を開催

<ご参考>
 ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(略称:HAM 本社:オハイオ州メアリズビル 社長:平島凰希)は、本日ボブ・タフト オハイオ州知事をはじめとする地元関係者らを招待し、同二輪工場において生産開始25周年の記念式典を開催した。

 25周年記念式典は、二輪工場駐車場の特設ステージで1979年の生産開始時の二輪車のラインオフ式典を模して行われ、初代64名のアソシエイトのうちの一人が最初の生産車である「CR250R エルシノア」に乗って登場した。

Hondaは、「需要のあるところで生産する」という基本理念のもと、1979年9月にHAMメアリズビル二輪工場で生産を開始。3年後の1982年11月には、日本の自動車メーカーとして初めて乗用車(アコード)のアメリカ現地生産を、メアリズビル四輪工場にて始めた。その後、イーストリバティ(オハイオ)、カナダ、メキシコ、アラバマと、四輪完成車生産工場を追加。また、1985年よりアンナ エンジン工場で二輪用エンジンを、翌年9月からは四輪用のエンジンの生産も行い、オートマチックトランスミッションについても89年より現地生産を行っている。現在、北米における生産拠点は、二輪(年産能力45万台、ATV、パーソナルウォータークラフト含む)、四輪(同140万台)、汎用(同138万台)、部品、合わせて12を数える。

 なお、メアリズビル、イーストリバティ、カナダ(第一ライン)の各工場では、新機種導入時における機種専用投資の削減、導入期間の短縮などを狙った、生産ラインの体質改革を行っており、多機種生産に柔軟に対応できる汎用性の高い溶接ロボット、複数機種間での工程を標準化した組立メインラインなどを導入している。 このため、生産開始より年月を経た現在においても、カナダ第二ライン、アラバマ工場と同様のHonda最新の高効率でフレキシブルな生産体質を備えている。

 Hondaは、部品メーカーと協力して部品の現地調達にも積極的に取り組んでおり、現在では米国で生産されている四輪車の北米内現地調達率は90%を超え、620社以上の北米内取引先から年間126億ドル(2003年度実績)の部品を購入している。また、北米市場外の世界各国に向けた完成車、部品の輸出も行っており、1988年には日本メーカーとして初めて米国から日本向けに四輪車(アコード・クーペ)を輸出、これまでの北米からの完成車輸出台数は累計で75万台を超えている。

※旧EPA方式、04年モデル

 Hondaは、1959年に海外初の販売現地法人であるアメリカン・ホンダ・モーターを設立し、自ら販売網の構築に着手した。1975年にはロサンゼルスに研究所を設立、市場調査を始めとして、現地部品調達のサポートや、地域専用機種の開発を手掛けている。Hondaの北米事業は、販売、生産、研究開発という機能をあわせ持った自立したオペレーションを確立しており、Hondaの海外地域事業の手本ともなっている。北米事業への累計投資額は約80億ドルを超え、北米での直接雇用は30,000人以上となっている。