ニュースリリース

2004年07月07日ニュースリリース

新型3×2(スリー バイ ツー)ミニバン「エディックス」を発売

 Hondaは、扱いやすいショート&ワイドなボディの中に、多彩なコミュニケーションが楽しめる3席×2列の6座独立シート「3×2<スリー バイ ツー>」の革新パッケージを採用した新型ミニバン「エディックス」を、7月8日より全国のHonda四輪全ディーラーから発売する。 

エディックス 20X (オプション装着車)

エディックス 20X (オプション装着車)

 エディックスは、家族や友人、仲間とこれまでにない移動の喜びを共有するという視点から、乗る人同士の自由・多彩なコミュニケーション空間を生み出す「3×2ミニバン」をコンセプトに、新たな価値を持ったミニバンとして開発された。 

3席×2列の6座を独立させ、前後センターシートをロングスライドさせるV字シートレイアウトにより、全幅を抑えつつ快適な横3人掛けを実現。また、フロントセンターシートは、ロングスライド機構を設けることでインストルメントパネルおよび展開時のエアバッグとの距離を充分に確保し、チャイルドシート※1の装着を可能とした。この3×2のパッケージにより、人数や互いの関係によって思い思いにポジションを変えることで風景や話題を共有し、前後席の一体感も生み出せる新しいコミュニケーション空間を創造した。

その他、3×2のパッケージにより生み出される、ショート&ワイドスタンスの躍動感に充ちたウェッジスタイリングのエクステリアや、ゆとりある空間を包み込むモダンで質感の高いインテリア、短い全長ながら6名乗車時にも大容量を確保できるラゲッジスペース、多彩なシートアレンジ、ワイドトレッドが生み出す操縦安定性としなやかな乗り心地など、3×2ミニバンとしての様々な価値を実現している。

*車名の由来= 「Edix」とは、ひとりから6人まで楽しさを思い思いに編集(edit)することができる6(six)人乗りミニバン、という意味合いを込めた造語

  • ※1 乳児用シートを除く。幅460mm以内の幼児用(チャイルド)シートおよび学童用(ジュニア)シートが使用可能。チャイルドシートはリアセンターシートを後ろにスライドさせ、フロントセンターシートを最後端までスライドさせた状態でのみ装着可能
3×2パッケージ イメージ図 (20X オプション装着車)

3×2パッケージ イメージ図 (20X オプション装着車)

販売計画台数(国内・月間)

4,000台

全国メーカー希望小売価格

◎印は写真掲載タイプ

タイプ エンジン トランスミッション 駆動 消費税込み 消費税抜き  
20X 2.0L
DOHC i-VTEC
5AT FF 2,016,000円 1,920,000円
20X 4WD 4AT 4WD 2,205,000円 2,100,000円  
17X 1.7L
VTEC
4AT FF 1,785,000円 1,700,000円  
17X 4WD 4WD 1,995,000円 1,900,000円  
  • 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録などに伴う費用は含まれない
  • プレミアムホワイト・パールは、31,500円(消費税抜き 30,000円)高

ボディカラー(新色2色を含め全7色)

クリスタルアクア・メタリック、スパークルグレー・パール(以上新色)、サテンシルバー・メタリック、プレミアムホワイト・パール、ミラノレッド、ビビッドブルー・パール、ナイトホークブラック・パール

メーカーオプション(価格表示のカッコ内は消費税抜き価格)

  • リアカメラ付音声認識Honda・HDDナビゲーションシステム+プログレッシブコマンダー(全タイプに設定)
    315,000円(300,000円)高
  • インダッシュ6連奏CDチェンジャー+AM/FMチューナー+6スピーカー(20X、20X 4WDに設定)
    42,000円(40,000円)高
  • Hondaスマートカードキーシステム(全タイプに設定。17X、17X 4WDはイモビライザーとセット装着)
    52,500円(50,000円)高
  • イモビライザー(17X、17X 4WDにHondaスマートカードキーシステムとセット装着。20X、20X 4WDに標準装備)
    15,750円(15,000円)高
  • ディスチャージヘッドライト<HID>(ハイ/ロービーム)(全タイプに設定)
    52,500円(50,000円)高
  • 前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(全タイプに設定)
    84,000円(80,000円)高
  • 雨滴検知ワイパー+親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス(全タイプに設定)
    31,500円(30,000円)高
  • 16インチアルミホイール(17X、17X 4WDに設定。20X、20X 4WDに標準装備)
    73,500円(70,000円)高
  • オーディオレス仕様(全タイプに設定)
    21,000円(20,000円)安
  • メーカーオプションは組み合わせによっては同時装着できない場合、また複数のメーカーオプションとセット装着になる場合がある

「エディックス」の主な特長

パッケージ&ユーティリティ

  • 3席×2列の6座を独立させ、前後のセンターシートにロングスライド機構を持たせる独創のV字シートレイアウトを採用。フロントセンターシートは子供の乗車も充分に考慮し、万一の衝突時の安全性とドライバーの操作性への影響を徹底検証し、シートのスライド位置を設定。270mm※2という長いスライド量によりチャイルドシート※3を装着しての子供の乗車に対応するとともに、隣りの人と肩をずらした快適な横3人掛けを実現している。
  • 後ろへロングスライドさせたフロントセンターシートが、前席と後席をつなぐいわば1.5列目の役割を果たすことで、これまで隣り同士が主体だった車内のコミュニケーションを、前後で会話の交差する一体感のもてるコミュニケーションへと発展させることが可能。
  • シートフレーム幅をコンパクト化しながらも座面幅やシート厚などをしっかりとることで、快適な着座フィールを実現。またピラー角度を立てることで生まれたゆとりのヘッドクリアランスや、フラットフロアによる広い足元空間などにより、全幅を抑えつつ快適な横3人掛けを実現している。
  • 3×2のレイアウトを活かし、4,285mmという短い全長ながら6名乗車時でも荷物がしっかり積める439L※4の大容量ラゲッジスペースを確保。さらにワンタッチで格納できる3座独立ダイブダウン・リアシートにより、簡単で多彩なシートアレンジを実現している。リアシートを全て格納すれば前席に3名乗車しながら26インチMTB3台も積載可能な、最大1,049L※5のラゲッジスペースが出現。その他、前後センターシートを倒すことで4名乗車時にも長尺物の積載に対応するなど、幅広いユーティリティに対応している。
  • フロントセンターシートは、シートバックを倒すことでトレイ一体型の大型アームレストとなり、余裕のカップルディスタンスとあいまって、運転席と助手席に2人で座ればゆったりと快適な乗車も可能。フロントセンターシートは、その他インナーダブルトレイやアンダーボックスなど多彩なユーティリティ機能も装備している。
  • 2 Honda測定値
  • 3 乳児用シートを除く。幅460mm以内の幼児用(チャイルド)シートおよび学童用(ジュニア)シートが使用可能。チャイルドシートはリアセンターシートを後ろにスライドさせ、フロントセンターシートを最後端までスライドさせた状態でのみ装着可能
  • 4 リアセンターシートを最前端にスライドさせた状態でのVDA方式によるHonda測定値
  • 5 VDA方式によるHonda測定値

デザイン

エクステリアデザイン

  • 「スポーティー&ダイナミクス」をテーマに、3×2パッケージゆえに生まれたショート&ワイドなディメンジョンを活かした“3×2ミニバン”スタイルを創造。
  • 短い全長により強調されたウェッジシェイプが生み出す、躍動感に充ちた力強いクラウチングスタイルのサイドビュー。
  • フロントバンパーの角を落とした立体感のあるデザインにより、ノーズを突き出しているかのような存在感を主張するアグレッシブなフロントビュー。
  • 斜めに切り落としたような造形のルーフエンドと、低重心なワイドスタンスを強調する横基調のデザインにより、軽快感と安定感を両立したダイナミックなリアビュー。
  • ボディの4隅にタイヤを配置したようなデザインにより、ワイドスタンスを強調。
  • エッジを効かせたデザインのフロントヘッドライト、リアコンビネーションランプなど、塊感のあるボディを引き締めるシャープなディテール。

インテリアデザイン

  • 「モダン&ハイクオリティー」をテーマに、3×2パッケージによって生まれる楽しいコミュニケーションとくつろぎを包み込む上質なインテリアを創造。
  • 横基調の伸びやかなデザインのインストルメントパネルを採用することで、室内のワイド感を強調。インパネ下部全体を削ぎ落とすことで生まれる広々とした足元空間、フロントセンターシートの安全にも配慮した凹凸の少ないセンターパネルなどにより、快適な居住空間を実現している。
  • 光の具合で深みのある光沢を発するインパネの加飾パネルをはじめ、細部まで上質な仕立てを徹底。
  • 部屋に置かれたモダンな椅子をイメージしてデザインされた6座独立のシート。
  • センターシートの色調を淡くして6座の独立感を強調したオレンジ系の「エスプレッソ」をはじめ、「ウォームグレー」「ブラック」計3色のインテリアカラーを設定。計7色のボディカラーとの自由な組み合わせが可能。

エンジン&トランスミッション

  • Honda独創のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)に加え、吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御するVTC(可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた「2.0L DOHC i-VTECエンジン」と、軽快な走りと低燃費を実現する「1.7L VTECエンジン」の2種類を設定。
    2.0L DOHC i-VTECエンジン
    最高出力115kW(156PS)/    最大トルク188N・m(19.2kg・m)※6
    1.7L VTECエンジン
    最高出力 96kW(130PS)/    最大トルク155N・m(15.8kg・m)※7
  • 20Xにi-VTECエンジンの特性を存分に引き出す5速オートマチックトランスミッションを採用。スムーズな加速性能と低燃費、静粛性の両立を実現している。またその他のタイプにはトルクフルな走りと燃費向上をもたらす4速オートマチックトランスミッションを採用。
  • ※6ネット値(20X、20X 4WD)
  • ※7ネット値(17X、17X 4WD)

シャシー&ボディ

  • ワイドトレッドであり、乗員全てがホイールベース内に収まるため、前後荷重の変化が少なくバランスが良いという3×2パッケージの特長を活かし、優れた操縦安定性としなやかな乗り心地を実現。
  • フロントのトーコントロールリンク・ストラットサスペンション、リアのリアクティブリンク・ダブルウィッシュボーンサスペンションは、ロール方向に対して安定感のあるワイドトレッドのメリットを活かし、柔らかめのセッティングとすることで優れた操縦安定性を保ちながら、しなやかで快適な乗り心地を実現した。
  • ボディ骨格に大断面フロアフレームを備えた井桁構造を採用するとともに、細部まで剛性アップを図ることで操縦安定性と乗り心地に貢献。
  • ボディ骨格主要部材へのより強度に優れる高張力鋼板(ハイテン材)の適用を拡大することで、剛性を高めながら軽量化も実現。通常部材使用時に比べ、約30kgの軽量効果を生んでいる。
  • ボディ骨格部材の強化、軽量タイプインシュレーターの採用、エンジンマウントや防音材の最適化などにより、車内の楽しいコミュニケーションを促進する高い静粛性を実現。
  • ワイドトレッドによりタイヤの切れ角を大きく設定できることで、1.7L/2.0Lミニバンクラストップレベルの最小回転半径4.9m※8を実現。
  • ※8数値は17X、17X 4WD。メーカーオプションの16インチアルミホイール装着車および20X、20X 4WDは5.2mとなる

安全性能

  • フロントセンターシートがスライド位置にかかわらず運転席、助手席より後方に位置する設計により、インストルメントパネルとの距離を充分に確保。フロントセンターシートへの学童用(ジュニア)シートの装着を可能にした。またロングスライド機構により、展開時の助手席用エアバッグとの距離を充分に確保。後席に近い環境をつくりだしたことで、フロントセンターシートへのスライド最後端位置での幼児用(チャイルド)シートの前向き装着を可能とした。
  • リア左右席に加え、フロントセンターシートにもISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー+テザーアンカーを採用。またリア3席とフロントセンターシートのシートベルトにはALR※9も装備し、ISO FIX未対応のチャイルドシートの取り付けも可能としている。
  • 6座席全てに3点式シートベルトを採用。特にフロントセンターシートはシート内蔵型とし、シートおよびシート取り付け部の強度を高めることで、安全性とロングスライド機構を両立している。
  • フロントセンターシートまでカバーする大型の助手席/前列中央席用SRSエアバッグを標準装備。
  • 前席用i-サイドエアバッグシステム/サイドカーテンエアバッグシステムを採用※10
  • Honda独自のGコントロール技術に基づく、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hに対応する衝突安全設計ボディを採用。
  • また、Honda独自の目標を設定したクルマ対クルマの衝突実験※11を実施。従来の固定バリアに比べて、厳しい対応が要求される衝突実験においても、目標値をクリアする優れた安全性能を確保。
  • 万一の歩行者衝突時の傷害軽減に配慮した、頭部や脚部に対する衝撃吸収構造を持つ歩行者傷害軽減ボディを採用。
  • ※9ALR=Automatic Locking Retractor (自動ロック式巻取装置)
  • ※10全タイプにセットでメーカーオプション
  • ※11相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセットの衝突実験

環境性能

  • 高精度な空燃比制御や大型キャタライザーの採用などにより、排出ガス中の大気汚染物質(HC、NOx)を大幅に低減。全タイプで国土交通省「平成17年排出ガス規制」に適合。特に20Xは「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を、17Xは「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定をそれぞれ取得している。
  • バルブ制御や点火時期の最適化など高効率な燃焼技術、トランスミッションとのきめ細やかな協調制御などにより低燃費を実現。17Xは「平成22年度燃費基準+5%レベル」を達成。17X 4WD、20Xは「平成22年燃費基準」に適合している。
    <10・15モード走行燃費消費率(国土交通省審査値)>
    2.0L DOHC i-VTECエンジン
    13.0km/L(20X) 12.2km/L(20X 4WD)
    1.7L VTECエンジン
    13.8km/L(17X) 13.2km/L(17X 4WD)
  • 内外装の樹脂部品からPVC(ポリ塩化ビニール)を積極的に削減。リサイクル性にすぐれたオレフィン系樹脂材を使用することなどにより、クルマ全体でリサイクル可能率90%以上※12を実現している。
  • 鉛の使用量を1996年レベルの1/10以下に削減。
  • 六価クロムに関して使用全廃を目指し、フューエルフィラーパイプやブラケット類などでのメッキコーティング剤の使用を廃止。
  • ※12Honda独自の算出基準による

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