ニュースリリース

2003年11月18日ニュースリリース

Honda タイで小型車「ジャズ」の生産・販売を開始

  • Hondaのタイの生産・販売会社であるホンダ・オートモビル・タイランド(本社:バンコク、社長:青木陽一)は、現地時間2003年11月18日(火)午前10時00分(日本時間同午前12時00分)以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

    Hondaのタイにおける生産・販売会社 ホンダ・オートモビル・タイランド(以下、HATC)は、タイ国内市場向けに小型車「ジャズ(Jazz)」の生産を開始、11月18日より販売を開始すると発表した。販売価格は、542,000バーツ(約152万円、Sタイプ・5MT)からで、2004年の年間販売は16,000台を計画している。

(*1バーツ=2.8円で換算)

 ジャズは、2001年6月に「フィット」として日本市場に投入されたのを皮切りに、海外でも欧州や南米などを中心に60ヵ国以上で販売される世界戦略車種となっており、その優れた燃費性能や、室内スペース効率の高さが評価され、発売から約2年半という短期間で世界で累計60万台以上を販売している。

 タイの自動車市場は、2003年見通しで50万台以上(前年比122%)と1997年の通貨危機以降急速に回復しており、Hondaの今年の販売も、新型シティや新型アコードの新車効果もあり、昨年実績の約3割増となる70,000台を上回って過去最高の台数となる見通しである。現在タイの乗用市場は、4ドアセダンが主流であるが、Hondaは、今回のジャズ投入により新たな5ドアハッチバック市場を開拓し、多様化する市場のニーズに応えていく。

 また、ジャズは、環境面でも2005年に欧州で導入される排出ガス基準であるEURO IVレベルを既に達成しているが、HATCでは、今後タイで販売するすべての車種について順次EURO IVレベルを適用拡大していく予定である。

 日本、ブラジルに次いで新たにジャズの生産を行なうHATCアユタヤ工場は、現在、アコード、シビック、CR-V、シティを生産しており、タイ市場の他、アセアン諸国、日本、オセアニア、中近東、アフリカへの輸出も行なっているが、拡大を続ける国内外の需要に応えるため、今年5月に年間生産能力を従来の7万台から12万台へと倍増した。ジャズについても、今後の需要動向を見ながら他のアセアン諸国への輸出を検討していく。 

新型「ジャズ」概要

価格

Sタイプ

5MT     542,000バーツ

CVT     579,000バーツ

Eタイプ

5MT     572,000バーツ

CVT     609,000バーツ

主要装備

1.5リッター 4気筒 i-DSIエンジン

運転者用・助手席用SRSエアバッグシステム(オプション)

EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(四輪アンチロックブレーキシステム)(オプション)

EPS(電動パワーステアリング)

フロント3点式プリテンショナーELRシートベルト

フロント、リア パワーウインドウ

パワーセンタードアロック(Eタイプのみ)

エアコンディショナー

イモビライザー

AM/FMチューナー付CDプレーヤー(Eタイプのみ)

ホンダ・オートモビル・タイランド アユタヤ工場概要
Honda Automobile (Thailand) Co., Ltd. Ayutthaya Plant

所在地

アユタヤ県 ロジャナ工業団地(バンコクの北 約70km)

従業員

約3,100名

生産開始

1996年4月

生産車種

アコード、シビック、シティ、CR-V、ジャズ

生産能力

12万台/年