Hondaは、人の姿勢やしぐさの意味を理解して自律的に行動できる知能化技術を搭載した新型「ASIMO」を発表した。
接近する人に挨拶する、人に追従する、指示された場所に移動する、また顔を認識して名前を呼ぶなど人応答機能が大きく進化。さらにインターネットなどを介した情報の提供や、案内などのサービスを可能とした。
こうした総合的な知能化技術を持ったヒューマノイドロボットは世界初である。
Hondaは、今回の新型「ASIMO」を、日本国内において来年1月から順次、公共施設や一般企業にレンタルする予定である。
頭部に搭載したカメラの画像情報から複数の移動体を検出し、その移動体までの距離、方向を認識する。
画像情報から手の位置と動きを検出し、姿勢(ポスチャ)と動作(ジェスチャ)を認識。
音声だけでなく人の自然な動きに対しても応答することが可能となった。
周辺の環境を認識し、障害物などの位置を把握して、衝突回避、迂回移動が可能。
音源位置を特定する能力が向上。また、音声とそれ以外の音を識別する。
人およびASIMOの双方が動きながらの状態でも顔認識が可能。