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Hondaの情報
2002年9月25日
2002年度 本田賞
ジョンソン・マッセイ社 カタリティック・システムズ・ディヴィジョン副社長
英国人 バリー・ジョン・クーパー博士へ本田財団が授与


<ご参考>
 本田財団(理事長・川島廣守)では、2002年度の本田賞をジョンソン・マッセイ社 カタリティック・システムズ・ディヴィジョン(Johnson Matthey Inc. CSD)副社長の英国人 バリー・ジョン・クーパー博士(Dr. Barry John Cooper)(60歳)に贈ることを決定した。

バリー・ジョン・クーパー博士は、自動車用の排出ガス後処理システムに関わる先進技術の開発を通じてこの分野の技術発展に大きく寄与し、車社会における大気環境の保全に対して先駆的な貢献をした。排出ガスによる大気汚染が深刻化し、重大な社会問題となりつつあった1970年代より、ジョンソン・マッセイ社においてガソリン車の排出ガス浄化触媒の研究にいち早く取り組み、白金族を使った3元触媒の開発に成功した。この触媒は汚染物の3成分(窒素酸化物、炭化水素、一酸化炭素)を同時に浄化するという画期的な技術であり、その後、最も有力な排気浄化手段としての地位を占めるに至った。ガソリン車の環境対策に対するパイオニア的な貢献、且つ実用化にも多大な貢献をしてきた。更に近年大きな課題となっているディーゼル車の分野においても、燃費の悪化を伴わない先進的な排出ガス対策技術を実現し、世界的に極めて高く評価されている。

 クーパー博士のこれら一連の活動は、本田財団の提唱する「人間活動を取り巻く環境全体との調和を図った真の技術=エコ・テクノロジー」の観点と合致するものである。
クーパー博士は、本田賞の23人目の受賞者となり、副賞として一千万円が授与される。
尚、授与式は11月15日(金)に東京のホテル・オークラで行われる。


エコ・テクノロジー(eco-technology)
エコロジー(ecology:生態学)とテクノロジー(technology:科学技術)とを組み合わせた造語。「従来の効率と利益のみを追求する技術でなく、人間活動を取り巻く環境全体との調和をはかった真の技術」としての今後の社会に求めるべき技術概念。

財団法人 本田財団 東京都中央区八重洲2-6-20 〒104-0028
TEL:03-3274-5125 FAX:03-3274-5103

バリー・ジョン・クーパー博士
バリー・ジョン・クーパー博士


バリー・ジョン・クーパー博士の略歴

1942年英国 ベッドフォードシャー州ルートンで生まれる
1964年ルートン・カレッジ・オブ・テクノロジーでBS学士号を取得
1966年インペリアル・カレッジ化学技術工学部で修士号取得
1976年ロンドン大学で博士号取得
1964〜77年ジョンソン・マッセイPLCテクノロジー・センター(英国)に勤務
1977〜79年トロンドハイム大学応用化学部付属SINTEF研究所(ノルウェー)に勤務
1979年〜現在ジョンソン・マッセイINC(米国)に勤務
主任サイエンティスト、開発マネジャー、技術部長、技術担当副社長を経て、現在、Diesel Emission Control System 担当副社長

受賞歴:
1980年自動車排気制御用3元触媒の開発により、Fellowship of Engineering(現王立工学アカデミー)のMacRobert Awardを受賞(英)
1990年SAE(Society of Automotive Engineering)技術文献への顕著な貢献を認められ、同会のArch T. Colwell功労賞を受賞(米)
1992年SAEフェローに選出(米)
1994年先進の自動車排気制御用3元触媒の開発により、Honda Supplier Award for Technology Developmentを開発チームリーダーとして受賞
2000年貴金属科学への顕著な貢献により、International Precious Metals InstituteからHenry J. Albertメダルを受賞(米)
2000年CRT(連続再生式トラップ)方式のディーゼル有害微粒子除去システムの発明・開発に対して、二度目のMacRobert Awardを受賞(英)
2000年自動車排気制御の先進技術に対して、Manufacturers of Emission Control Associationから特別功労賞を受賞(米)
2001年ガソリンエンジン排気制御委員会議長としての功績に対して、特別功労賞を受賞(米)


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