ニュースリリース

2002年03月13日ニュースリリース

カーシェアリングプログラム運営会社「Flexcar」に出資

  • 本田技研工業(株)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーター(本社:カリフォルニア州トーランス市、社長:雨宮 高一)は、米国西部時間2002年3月12日午前9時(日本時間3月13日午前1時)に以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

英文プレスリリース要約/ご参考

(カリフォルニア州トーランス発 3月12日)アメリカン・ホンダモーターは、シアトルに本拠地を置き、「Flexcar」という名称でカーシェアリングプログラムを行っているMobility Inc.(以下、Flexcar)に18.4%出資したと発表した。

Flexcarは、特に都市部において、車を自由に使いながらも公共交通機関やカープーリングシステム(多人数で1台の車に乗り合うシステム)を活用する機会を増やすことを目指し、1999年に開始された。現在、4,000人の会員をもち、主にワシントンD.C.、シアトル、ポートランドなどでカーシェアリングプログラムを提供している。会員は、都市部各所に設置されたFlexcar専用駐車場から車両を利用し、使用する時間単位で料金を支払う。一方、Flexcarは会員用車両を所有し、ガソリン代、駐車料、保険料を支払い、車両メンテナンスを行う。

Hondaは、環境への影響の軽減を目的に、個人の移動の快適さはそのままに、利便性の高い共同システムで公共交通機関など既存の移動手段を補完するICVS(インテリジェント・コミュニティ・ビークル・システム)の運営活用に積極的に取り組んでいる。Hondaは、ICVS運用で得たノウハウをもとに、Flexcarに対し、車両運行管理システムの技術支援と会員用車両の一部を提供する。

ICVSは、1994年に車や二輪車などの共同利用システムに関するコンセプトとして発表された。以来、Hondaは、主に日本、米国においてICVSについての運用実験を行ってきている。米国では現在、「UCR IntelliShare」、「CarLink II」という2つのプログラムを展開しており、それぞれ米国カリフォルニア州カリフォルニア大学リバーサイド校、カリフォルニア州交通局と共同で運用しながら、実使用条件下でのICVS運用の研究を行っている。また、シンガポールでは、ICVSの運営現地法人を新規に設立し、2002年3月より「シビック ハイブリッド」を活用したICVS運用を開始している。

以上