ニュースリリース

2002年11月22日ニュースリリース

燃料電池車「FCX」国土交通大臣認定を取得

-12月2日より日米にてリース販売を開始-

 Hondaは、本日、燃料電池車「FCX」の国土交通大臣認定を取得した。これにより、12月2日から日本における限定販売を開始する。

燃料電池車「FCX」

燃料電池車「FCX」

 Hondaは、当初2~3年で日米あわせて30台程度の限定販売を計画しているが、今回の認定取得車のうち1台は、内閣府にリース販売する予定である。来年、日本では官公庁や一般企業にリース販売する計画である。

 「FCX」は、蓄電システムとして高効率で高出力のHonda独自開発ウルトラキャパシタを採用し、パワフルでレスポンスの良い走りを実現。また、パワートレインの構成要素を最適に配置することで、コンパクトなボディサイズで大人4人がしっかりと乗れる室内空間と、全方位に対応する衝突安全性能を確保している。

 Hondaは、7月に燃料電池車として世界初の米国政府販売認可を取得、米国ロスアンゼルス市と「FCX」5台のリース販売に合意しているが、12月2日にロサンゼルス市庁において、ジェームス・K・ハーン市長、Honda社長吉野浩行の出席のもと納車セレモニーを行う予定である。

FCX 主要諸元

乗車定員 4名
最高速度 150km/h
モーター 最高出力 60kW(82PS)
最大駆動トルク 272N・m
種類 交流同期電動機(Honda製)
燃料電池スタック 形式 PEFC(固体高分子膜型)(バラード社製)
出力 78kW
燃料 種類 圧縮水素ガス
貯蔵方式 高圧水素タンク(350気圧)
容量 156.6L
寸法(全長×全幅×全高mm) 4165×1760×1645
エネルギー貯蔵 ウルトラキャパシタ(Honda製)
航続走行距離 355km