ニュースリリース

2001年07月25日ニュースリリース

ハイブリッド除雪機を今秋より発売

 Hondaは、除雪部分をエンジン駆動し同時に発電、走行をモーター駆動で行なう世界初のハイブリッド方式除雪機「スノーラ i HS1390i」(13馬力)を11月上旬より全国のHonda汎用製品取扱店から発売する。 ※Honda調べ

スノーラ i HS1390i

スノーラ i HS1390i

「スノーラ i HS1390i」は、従来エンジンで駆動していた走行部分をモーター駆動にすることにより、コンピューター制御によるスムーズな走行と作業負荷に応じた速度自動制御が可能となり、経験を要する除雪作業が初心者にも簡単に行なえるモデルとなっている。また、除雪部の高さの変化にかかわらずハンドル高が一定に保たれる新ハイト機構、後進時に除雪部であるオーガハウジングが自動的に上昇するオーガ自動上昇機構、低荷重の各種操作レバーなど作業者の負担を軽減し効率の高い作業を可能とする機構が数多く採用されている。 

また、除雪機で世界初の電磁クラッチ採用により、オーガベルト耐久性が従来機構の約2倍以上に向上、作業中に故障を自己診断する機能を採用するなどメンテナンス性にも優れている。 

世界で最も厳しい排出ガス規制である米国環境保護局(EPA)のフェーズ2に対応するなど、環境性能にも優れている。

販売計画台数(年間・国内)

1,000台

メーカー希望小売価格(消費税含まず)

JNタイプ

688,000円

Jタイプ

798,000円 写真掲載タイプ

スノーラ i HS1390iの主な特長

簡単作業

  • 除雪部分をエンジン駆動し同時に発電、走行をモーター駆動で行なうハイブリッド機構により、除雪作業の速度設定をコンピューターで自動制御。経験を必要とする作業を初心者にも容易にした。
  • 後進時に除雪部が自動的に上昇するオーガ自動上昇機構を採用。
  • ツインモーター駆動方式と旋回減速機構採用により、スムーズな旋回が可能。
  • 電気式操作系の採用により、各種レバーの荷重が従来モデルの約1/3に低減。
  • 走行部と除雪部を分離したフレーム構造により、常に作業姿勢を一定とし作業の負荷を大幅に軽減する新ハイト機構の採用。
  • 作業時の操作を簡単にしたわかり易い操作パネル。
  • クラストップのオーガ上げ高さ(220mm)により、高く積もった雪を分割除去する際に行なう段切り作業を容易にするとともに優れた走破性を実現。
  • 夜間作業に威力を発する40Wの大光量作業灯を標準装備。

除雪性能

  • 新パターンクローラー採用で、深雪や硬雪でもスリップしにくい走行を実現。牽引力は従来機に比べ1.5倍向上。(当社比)
  • 新オーガ形状と除雪部の重量配分の最適化により、深雪や硬雪での作業性を大幅に向上。

メンテナンス性

  • 除雪機で世界初の電磁クラッチ採用により、オーガベルト耐久性を従来機構の2倍以上に向上。
  • 作業中に故障を自己診断する故障自己診断機能を採用。

環境性能

  • 米国環境保護庁(EPA)のフェーズ2規制に対応するクリーンな排出ガス。

安全性能

  • 除雪・走行時に手を放せば自動的に停止する電気式の低荷重デッドマンクラッチ機構を採用。

主要諸元

名称 HS1390i
タイプ JN J
全長×全幅×全高(mm) 1,650×920×1,350
装備重量(kg) 235 250
<エンジン>
名称 GX390
形式 空冷4ストローク単気筒・OHV
最大出力[kW(PS)/rpm] 9.6(13)/3,600
総排気量(cm3) 389
使用燃料 自動車用無鉛ガソリン
始動方式 セルフスターター
燃料タンク容量(L) 6
<除雪部>
除雪装置形式 2ステージ
除雪幅(mm) 920
除雪高(mm) 580
最大除雪量(ton/h) 80
最大投雪距離(m) 18
投雪口方式 電動2段シューターガイド
投雪口 回転/上下 角度 回転235°/上下100°
オーガクラッチ方式 電磁クラッチ
作業灯 24V-40W
<走行部>
走行方式 左右独立式電動モーター駆動
旋回方式 回生ブレーキ旋回(旋回減速機構付き)
クローラ仕様 Hondaハイトラクションクローラ
<操作部>
オーガ高さ調整機構 電動油圧式(リア側支点)
オーガ自動上昇機構
電動油圧式オーガローリング機構
シューターコントロール フルリモコン電動式
走行・作業停止機構 電気式低荷重デッドマンクラッチ
変速段数 電動2モーター式無段変速