ニュースリリース

2001年11月20日ニュースリリース

中国の二輪車の新合弁会社営業開始

  • *Hondaの二輪車生産・販売合弁会社である新大洲本田摩托有限公司(本社:天津、社長:趙序宏)は中国上海にて本日2001年11月20日午後3時30分(日本時間同午後4時30分)に以下を発表致しましたので、その内容をご案内致します。

ご参考

 Hondaの中国における二輪車の製造、販売の機能を持つ新合弁会社「新大洲本田摩托有限公司」(社長:趙序宏 以下新大洲本田)は本日、Hondaと新大洲の初の共同開発となる125cc二輪車「M-LIVING(中国語名:万里行)」の生産を開始し、設立式典を行った。新大洲本田は、Hondaの既存の二輪車合弁会社天津本田摩托有限公司と海南新大洲摩托車股份有限公司とその関連会社を合併したものであり、新会社の2002年の販売計画は100万台。

 「M-LIVING(中国語名:万里行)」は、中国でのロングセラーモデルであるビジネスオートバイGL125、CG125のエッセンスを取り入れ、Hondaエンジンの高い耐久性、燃費のよさ、中国の規制を先取りした環境性能など、Hondaブランドの二輪車の魅力を存分に味わえる仕様となっている。また、このモデルは5,500元(日本円約8万円)というお求めやすい価格も実現し、中国二輪車市場の中でも特に成長を続けている地方都市・農村部マーケットにおける通勤などの移動手段にふさわしい高いコストパフォーマンスを実現している。年間販売計画台数は、9万6千台。

 Hondaの吉野社長は設立式典に出席し、「経済発展の著しい、世界最大の二輪車市場中国において、大きな夢を持って新会社がスタートした。新会社にはホンダの創業期のような勢いを感じる。これからは3者の知恵をあわせ、より中国のお客様にご満足のいただける幅広いラインナップの商品をお届けできるようになると期待している。」とコメントした。

今回の再編により、新会社は、

  • Hondaの技術力と国際ネットワーク
  • 新大洲の中国国内の市場分析力を活かした中価格帯領域でのラインナップ拡充
  • 新大洲の調達網を活かしたコスト競争力の強化
  • 新大洲の販売網を活かした販売ネットワーク拡充で、中国のお客様の幅広いニーズにお応えし、また海外への完成車・部品の供給も検討していく考えである。

中国のオートバイ業界は、堅調な世界最大の国内市場と旺盛な伸びをみせる輸出に支えられ、2001年の生産台数は1350万台に上るとみられている。

新大洲本田摩托有限公司 Sundiro Honda Motorcycle Co., Ltd. 概要

設立

2001年9月

本社所在地

中国天津市

工場所在地

天津、上海、海南

資本金

9,956万5千USドル(約122.1億円)

出資比率

本田技研工業(株) 50%、新大洲 47.33%、天津摩托集団 2.67%

事業内容

二輪車の製造、販売

従業員数

約5,600名

生産能力

140万台/年

生産機種

Hondaブランド

M-LIVING(中国語名:万里行/125ccモーターサイクル) AME100(100ccカスタム車)天津分公司生産 

Sundiroブランド

XDZ50QT-A(中国語名:夢精霊/50ccスクーター) XDZ125T-10(中国語名:新生代/125ccスクーター) XDZ125-36(中国語名:鷹王/125ccモーターサイクル) 等約40機種

M-LIVING(中国語名:万里行)主要諸元

全長(mm)

2020

全幅(mm)

800

全高(mm)

1065

エンジン方式

空冷4ストローク単気筒OHV

総排気量(cc)

124.1

  • *1人民元 = 14.69 1USドル = 122.65円(2001年11月15日現在)