ニュースリリース

2001年08月29日ニュースリリース

第5回セーフティジャパンインストラクター競技大会を開催

<ご参考>
 Hondaは、9月7日、8日の二日間、鈴鹿サーキット交通教育センター(三重県鈴鹿市)において、『第5回セーフティジャパンインストラクター競技大会』を開催する。 

Hondaはより安全な製品の提供を行うと共に、1970年に安全運転普及本部を設立し、安全運転教育に積極的に取り組んできた。現在、全国に8つの交通教育センター(*1)を持ち、約150人のインストラクターを擁してドライバー・ライダーの各種トレーニングを実施し、年間のべ約7万3千人にご利用いただいている。
より効果の高い教育を行うには質の高い指導者づくりが不可欠との考えから、1997年からセーフティジャパンインストラクター競技大会を開催してきた。

この『セーフティジャパンインストラクター競技大会』開催のねらいは

  • Hondaの交通教育センター(*1) のインストラクターを世界トップレベルの安全運転指導者として育成すること。
  • 各地で活動するインストラクターの相互交流による、運転技術の研鑚とHondaの安全運転普及活動における基本的考え方(*2)の共有化である。

5回目の開催となる本年は、交通教育センターのインストラクターはもとより、Hondaの各事業所で従業員への安全運転普及に携わるインストラクターやHondaの四輪販売会社のセーフティーコーディネーター、二輪の販売店や卸会社のライディングアドバイザーなど国内の様々な形でユーザーに安全運転の心と技の普及に努めているインストラクターの代表と、海外6カ国(*3)から交通教育センターの代表など11名を合せた112名の選手が参加する。

競技(*4)は二輪車部門、四輪車部門、指導力部門があり

  • 二輪部門は、コーススラローム、一本橋、ブレーキング、ストレートパイロンスラロームの4種目の運転技術を競う(国内交通教育センターのインストラクターはトライアルも加えた5種目で実施)。
  • 四輪部門は、コーススラローム、フィギア(狭路応用走行)、縦列駐車・車庫入れ、低μ路の4種目の運転技術を競う。
  • 指導力部門は国内交通教育センターのインストラクターのみが対象で、課題テーマに対する受講生への指導の的確さ、わかりやすさを競う。

(*1)交通教育センター

全国8ヵ所(もてぎ、和光、埼玉、浜松、鈴鹿、大阪、福岡、熊本)にあるHondaの安全運転教育施設。企業ドライバー、ライダーを対象とした運転者講習の他、一般の四輪ドライバーを対象としたHonda・ドライビング・スクール(HDS)や二輪ライダーを対象としたHonda・モーターサイクリスト・スクール(HMS)、親子でバイクを楽しむ会等を開催している。

(*2)Hondaの安全運転普及活動の基本的考え方

「Hondaはモビリティを提供するメーカーとして、交通安全という社会的課題に積極的かつ継続的に取り組む」という考え方に基づき、ホンダ安全運転普及本部は1970年より、Hondaユーザーを含めた広く一般の運転者などに対する安全運転普及活動を実施。

(*3)海外6カ国

シンガポール、タイ、台湾、ベトナム、フィリピン、アルゼンチン

(*4)競技

二輪部門

  • 1.コーススラローム・・・S字、クランク複合の曲線コースを正確に走行しタイムで競う。
  • 2.一本橋・・・幅30cm、長さ15m、高さ5cmの板の上でのバランスを保ちながら、その上にどれだけ長くのっていられるかを競う。
  • 3.ブレーキ・・・70km/hからの急制動での制動距離の短さを競う。
  • 4.ストレートパイロンスラローム・・・垂直に立てたパイロン間をスラローム走行して往復しタイムを競う。
  • 5.トライアル(国内交通教育センターインストラクターのみ)・・・人工構造物や自然の地形を使ったバランス競技。

四輪部門

  • 1.コーススラローム・・・S字、クランク複合の曲線コースを正確に走行しタイムを競う。
  • 2.フィギア・・・狭路での車両感覚を競うため、縦・横7mの枠内で方向転換、切りかえしを行い、指定ポイント3ヵ所に指示された車輪を正確に入れ、そのタイムを競う。
  • 3.縦列駐車・車庫入れ・・・規定のスペースに正確かつスムーズに縦列駐車や車庫入れをし、そのタイムを競う。
  • 4.低μ路・・・滑りやすい路面上に設定されたコースを安定かつ正確に走行しタイムを競う。

指導力部門

知識を論理的に組み立て、説得性があり、対象者別に適切な講義ができるかどうかを競う。

以上