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ニュースリリース

2001年07月11日

水素製造・供給ステーションの実験稼動を開始

  • 米国西海岸時間2001年7月10日午前9時(日本時間11日午前1時)に同内容の発表を致しましたので、ご案内させていただきます。

ご参考

 Hondaの研究開発子会社である(株)本田技術研究所、及びホンダR&Dアメリカズ(所在地:米国カリフォルニア州)は、太陽光エネルギーを使い水から水素を発生させる、燃料電池車用水素製造・供給ステーションの実験稼動を開始した。米国カリフォルニア州のホンダR&Dアメリカズ ロスアンゼルス研究所の敷地内に設置し、循環型エネルギー(再生可能エネルギー)供給研究の一環として、今月より製造から貯蔵、供給までの実験を開始する。また実験には、現地にて既に公道走行テストを行っているHondaの燃料電池車「FCX」シリーズが用いられる。

このステーションは、太陽光エネルギーから発電する太陽電池、太陽光エネルギーで発生する電力を最も効率良く利用する制御システム、電気を使って水から水素を取り出す電解システム、取り出した水素を高圧に圧縮するコンプレッサー、そして高圧水素を貯蔵するタンクから構成されており、商用電力との併用もできる。太陽光エネルギーのみを使った場合、年間約7,600Lの水素を水から製造でき、商用電力との併用では、年間最大約36,500L(最大1日100L)の水素を製造できる。

※250気圧

今回のステーション導入にあたっては、電解システムに要する水使用量を極めて少なくする独自の純水循環方式技術や、太陽光の強度によって変動するエネルギーを水素の製造効率が常に最大になるようにコントロールする電力制御技術などを開発するとともに、それらに関わるシステムを小型化することに成功した。また、各システムの効率を高めることで、太陽光エネルギーから水素を製造する間に損失されるエネルギーを低減させることに成功した。 

Hondaはかねてより、化石燃料の代替、排出ガスの削減、地球温暖化への影響低減という観点から、燃料電池を次世代の究極的クリーンパワープラントととらえ、燃料電池車の開発を積極的に行っている。その燃料電池車に使われる燃料は究極的には水素になると考えており、将来の水素社会の実現に向け、水素の製造から、貯蔵、供給までのプロセスにおいてもCO2を排出しないことが重要であるととらえ、必要な技術開発に取り組んでいる。  

今回、太陽光エネルギーを用いた実験ステーションの稼動を開始することで、循環型エネルギー供給の更なる効率向上に向けた検証を行うとともに、水素製造・供給ステーションの実用化に向けた技術課題などを見極めていく。

水素製造・供給ステーション概要

所在地

米国カリフォルニア州 トーランス
ホンダR&Dアメリカズ ロスアンゼルス研究所内

構成システム

太陽電池
電力変換器
水電解システム
コンプレッサー
高圧水素貯蔵タンク

水素製造能力

商用電力併用時
最大 36,500L/年

太陽電池のみ
7,600L/年

水素貯蔵能力

200L

水素充填能力

20L/分

※250気圧

水素製造・供給ステーション外観

水素製造・供給ステーション外観

水素製造・供給ステーション構成概略図

水素製造・供給ステーション構成概略図