ニュースリリース

2001年04月12日ニュースリリース

インド二輪新会社生産開始

* 本田技研工業(株)の子会社であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(本社:インドニューデリー社長:滝口晴夫)は、ニューデリーにてインド時間2001年4月12日午前9時30分(日本時間同午後1時00分)に以下を発表いたしましたのでその内容をご案内いたします。

ご参考

 Hondaのインドにおける新たな二輪生産子会社であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(以下HMSI)は、4月12日生産を開始し、100ccスクーター「アクティバ(ACTIVA)」をラインオフした。

Activa

Activa

    HMSIは1999年10月の設立以来、わずか18ヶ月、工場建設開始からは14ヶ月という記録的なスピードでの生産立ち上がりとなった。

 新型スクーター「アクティバ」は、クリーンな4ストロークエンジンにより、Hondaのインド公道での測定値でリッター50kmという低燃費を実現。悪路にもパンクしにくいタフアップチューブ、ボディカバーが外しやすく内部の修理に便利な「CLIC」機構など、耐久性やメンテナンス性に優れ、インドのお客様のニーズにお応えする仕様となっている。加えて最新のファッショナブルなデザインや、大きなカーゴスペースによる豊富な積載量で新しいスクーターライフを提案するモデルとなっている。発売開始は7月を予定している。

*The Convenient Lift up Independent Cover  エンジン部などの修理点検時に便利な「リフトアップ機構付ボディカバー」

    Hondaの吉野浩行社長はHMSIラインオフ式典に出席し、「HMSIは極めて短い準備期間での生産開始を実現し、幸先の良いスタートを切ることが出来た。これまでスクーターカテゴリーは斬新なモデルが不足していたために、オートバイカテゴリーに比べて停滞気味であったが、『アクティバ』で市場に新風を吹き込みたい。」とコメントした。

 インドの二輪車市場は中国に次ぐ世界第二の大市場で、2000年の全体市場は約387万台、そのうちスクーター市場は約111万台を占めている。Hondaは、世界の二輪事業で培ったノウハウをもとに、HMSIから高い商品性をもつスクーターとアフターサービスをインドのお客様に提供することで、これまでの商品やサービスに飽き足らなかったお客様のニーズに応えていく。ホンダは既存の合弁会社でオートバイタイプカテゴリーのリーディングメーカーであるヒーローホンダとスクーターのHMSIで総合力を発揮し、インドでのホンダグループのプレゼンスを高めていく考えである。

(*インドの二輪車市場は、足を揃えてのるスクータータイプと、またがって乗るオートバイタイプの二つのカテゴリーに大きくわけられる)

ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア概要
(Honda Motorcycle & Scoter India (Private) Ltd.)

設立

1999年10月

資本金

20億ルピー(約58億円)(* 1ルピー=2.9円 2001年4月5日現在)

出資比率

本田技研工業株式会社 100%

所在地

インドデリー近郊グルガオン地区

代表者

社長 滝口晴夫

従業員

327名(01年4月1日現在実績)

生産能力台数

年産10万台

ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア

ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア