ニュースリリース

2001年04月05日ニュースリリース

「ステップ ワゴン」「ステップ ワゴン・アルマス」をフルモデルチェンジし発売

    Hondaは、1996年5月の発売以来累計約47万台を販売し、5ナンバークラス最大の室内空間と使い勝手の良さで好評の「ステップ ワゴン」をフルモデルチェンジし、4月6日(金)よりホンダ四輪全ディーラーから発売する。また、ホンダ特装(株)の架装による介護車「ステップ ワゴン・アルマス」も6月11日(月)よりホンダ四輪全ディーラーから発売する。

※ 1996年5月から2001年3月現在(Honda調べ)

 

ステップワゴンD(オプション装着車)とステップコンポ

ステップワゴンD(オプション装着車)とステップコンポ

    コンセプトは「子供を中心とした家族のバンザイ」。新型ステップ ワゴンは、子供の視点からクルマを見つめるという新しい発想のもと、「広さと機能を追求した空間設計」、「心地よさと経済性と扱いやすさを融合させた走り」、「空間の広さや楽しさを映すスタイリング」の3つの要件を満たすよう開発された。

 フロントショートノーズ設計と低床・フラットフロアにより室内長、室内高を拡大し、5ナンバー8人乗りミニバンとしてのユーティリティを大幅に向上。1列目から3列目までのシートにさまざまな機構を持たせることで4つのモード「遊(対座モード)・食(レストランモード)・寝(3列フルフラットモード)・積(カーゴモード)」を可能にした。また、Gコントロール技術による世界最高水準の衝突安全性能や歩行者保護など、高い安全性能を確保している。

 エンジンは、新世代エンジン「i-シリーズ」の「2.0L DOHC i-VTEC」を全タイプに採用、力強い走行性とトップクラスの13.2km/Lの低燃費を実現、全タイプ平成22年燃費基準に適合。さらにペロブスカイト三元触媒の採用により貴金属の使用量を大幅に削減しながらも、全タイプ国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得するなど、高い環境性能も実現している。
 また、折りたたみ式電動アシストサイクル「ステップ コンポ」は、Hondaならではの二輪・四輪同時開発により、折りたたんでステップ ワゴンへのジャストフィットな収納を可能にし、ステップ ワゴンの楽しい世界を更に広げると同時に新しいモビリティーライフを提案している。
 ステップ ワゴン・アルマスは従来のサイドリフトアップシート車に加え、助手席リフトアップシート車も新設定。

※ 1,510kg以下のFF車

販売計画台数(国内・月間)

8,000台

全国メーカー希望小売価格
(消費税含まず、単位:千円)

タイプ エンジン 駆動 ミッション 価格  
K 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,298  
4WD 2,548  
I 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,098  
4WD 2,348  
D 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 1,960
4WD 2,210  
Y 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 1,858  
4WD 2,108  

★印は写真掲載タイプ

  • 主なメーカーオプション
  • 外装色ブリリアントホワイト・パールは30千円高。
  • リアカメラ&8インチワイドモニターホンダ・ナビゲーションシステム(AV入力端子&AC100V電源付)は、Dに250千円高で設定(エアコンがフルオートエアコンに変更)、Kに50千円高で設定(標準装備6インチワイドモニターからの変更)。
  • リアカメラ付ホンダ・ナビゲーションシステム(AV入力端子&AC100V電源付、6インチワイドモニター)は198千円高(エアコンがフルオートエアコンに変更)(Kに標準装備、D、Yに設定)。
  • AM/FMチューナー付MDプレーヤー+4スピーカーは15千円高(標準装備のAM/FMチューナー付フルロジックカセットデッキ+4スピーカーからの変更)。
  • 電動ダブルサンルーフは140千円高。
  • 1列目回転シートは50千円高(K、I に標準装備、Dに設定)。
  • ディスチャージヘッドライト(ハイ/ロービーム)は50千円高。
  • 1列目シート用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)は45千円高。
  • アルミホイールは50千円高(Kに標準装備、I、Dに設定)。
  • コーナーセンサー&バックソナーは40千円高(I、D、Yに設定 ナビゲーションシステムとの同時装着は不可)。
  • AC100V電源は10千円高(Kに標準装備、I、D、Yに設定)。

ステップコンポ

メーカー希望小売価格

車両本体価格

109,000円

ステップコンポと収納ボックスのセット

129,000円

専用充電器

10,000円

新型ステップ ワゴンの主な特長

パッケージング/インテリア

  • 前モデル比で室内長を70mm、室内高を15mm、室内幅を40mm拡大(頭上部)し、ゆったりした室内空間を実現している。

※ 数値は前モデル比

  • ステップを45mm下げ、アシストグリップの最適な配置により、子供や高齢者にも優れた乗降性を実現している。

※ 数値は前モデル比

  • 操作性に優れ、安心感の高いパワースライドドアを採用。インストルメントパネルに設置されたスイッチならびにキーレスエントリーシステムのリモコンでの開閉操作が行える。

※ K、I に標準装備

  • 1列目から3列目までのシートに様々な機構を持たせることで4つの空間モードを実現。
  • 1.“遊”「対座モード」
    2列目シートをバタフライ式に座面と背もたれを逆転させ、シートピローを付け替えることで2、3列目シートの対座が可能なシートアレンジ。
  • 2.“食”「レストランモード
    1列目シート両席を回転させ、2列目シートバックを折りたたんでテーブルにすることで1、3列目の対座で食事が楽しめる、レストランのようなシートアレンジ。ディーラーオプションのビルトインテーブルは、大きなテーブルで「レストランモード」をより快適に楽しむことができ、走行中は2列目シートバックにたたんで収納することが可能となっている。
  • 3.“寝”「3列フルフラットモード」
    1列目から3列目までのすべてのシートにフラット機構を設け、全シート長約3mのフルフラットを実現。
  • 4.“積”「カーゴモード」
    2列目シートをチップアップ収納し、3列目シートを左右跳ね上げ収納すれば最大で荷室長1,737mmのカーゴスペースを実現。

※ 1列目回転シートはK、I に標準装備、Dメーカーオプション

  • カーゴスペースは3列目シート使用時でも、前方にスライドさせれば420Lの容量を確保している。

※ VDA方式によるHonda測定値

  • 「ステップ コンポ」や携帯電話の充電、パソコンや小型テレビの電源などに便利なAC100V電源

※ Kに標準装備。I、D、Yにメーカーオプション

  • リアカメラ付ホンダ・ナビゲーションシステムにはAV入力端子を設定、車内でビデオやゲームを楽しむことも可能。

※ Kに標準装備、D、Yにメーカーオプション

  • 1列目(運転席/助手席)シート後面にスナップ4ヶ所で固定でき、取り外しも自由なシートバックパックを装備、子供が背負えるバックパックと、トートバッグの二通りの使用が可能となっている。

※ K、I、Dに標準装備

  • 「ステップ コンポ」は、分割して専用の収納ボックスにすっきりと収納、簡単に取り出すことが可能となっている。
     
  • インストルメントパネル部と室内には豊富な収納スペースを確保。
     
  • ハピネス&コンフォートをテーマに、モダンなリビングルームをイメージした色調やファブリックを開発、ボディーカラーとの組み合わせによりベージュ/ブルー/イエローの室内色の選択を可能にした。

※ I、D

  • 全タイプにリアクーラーを標準装備、4WDにはリアヒーターも標準装備し、3列全てのシートの快適性を確保。

スタイリング

  • ショートノーズでスタイリッシュなロング&ワイドキャビンフォルムを採用。フロントウインドウからリアバンパーまでのエッジ部をガーニッシュで回り込ませた面取りラウンドガーニッシュによりコンパクトかつ親しみやすいデザインになっている。
     
  • ガラスをルーフから大きく回り込ませた未来感のある大型テールゲートガラスを採用。
     
  • フロント、リアともに分割バンパーを採用し、リペアコストの低減に寄与。

動的性能

エンジン

  • 2.0L DOHC i-VTECエンジン
    ホンダ独創のVTEC(可変バルブタイミング機構)にVTC(連続可変位相機構)を組み合わせた、高知能化機構の新世代エンジン2.0L DOHC i-VTECを全タイプに採用。
    可変管長インテークマニホールド、後方デュアル排気システムなどの採用により118kW(160PS)の高出力※1、13.2km/L※2の低燃費、排出ガスのクリーン化を高い次元で達成。

※1 ネット値
※2 車両重量1,510kg以下のFF車 10・15モード走行燃料消費率

  • 新世代の排出ガス浄化システム「ペロブスカイト三元触媒システム」を採用。このシステムは有限な資源であるパラジウムなどの貴金属の使用量を大幅に削減すると同時に、国内「優-低排出ガス」レベルの排出ガス浄化性能を達成した。

オートマチックトランスミッション

  • リニアソレノイドによるクラッチ圧直接制御などの採用により、高精度で最適な変速制御を行う4速ATを新開発、低燃費でなめらかな走りを実現。
  • 平行3軸構造や超偏平トルクコンバーターを採用し、トランスミッションのコンパクト化に寄与している。

サスペンション

  • フロントにはコンパクトでショートノーズに対応したストラットサスペンションを採用し、高いロール剛性、高速安定性、リニアなハンドリングを確保。
  • リアにはスペース効率を考慮し、インホイールタイプのダブルウイッシュボーン式を採用。アッパーアーム形状の見直しとダンパーの20mm短縮化により低床化にも寄与。

※ 数値は前モデル比

ボディ

  • フレーム全体の剛性向上、フロント部や開口部などの高荷重部位への部材最適配置や、断面の大型化、結合部の強化により、曲げ22%、ねじり23%、テールゲート開口部28%それぞれ前モデルに対し、剛性を向上、一体感のある走りを実現している。

運転をしやすくするための機能

  • 街中や車庫入れなどで優れた取り回し性を実現したクラストップの最小回転半径5.3m。

※ 5ナンバー8人乗りミニバン2Lクラス

  • リアカメラ付ホンダ・ナビゲーションシステムを採用。充実したナビゲーション機能に加え、高感度カラーカメラや、車幅や距離の目安になるガイドラインの表示により十分な後方視界を確保。

※6インチワイドモニターはKに標準装備、D、Yにメーカーオプション/8インチワイドモニターはK、Dにメーカーオプション

  • コーナーセンサー&バックソナーを装着することで、狭い曲がり角や縦列駐車での運転操作がより安心して行うことができる。センサーの表示とスイッチはフロントピラー内側右端部に設置することで、前方や右側ドアミラーを確認しながらでもセンサー表示を見ることを可能としている。

※ I、D、Yにメーカーオプション、ナビゲーションシステムとの同時装着は不可

安全性能

  • ホンダ独自のGコントロール技術に基づく、前面フルラップ衝突55km/h、前面オフセット衝突64km/h、側面衝突55km/h、後面衝突50km/hの衝突に対応した世界最高水準の新・衝突安全設計ボディ。
  • さらに現実の事故実態を見つめ、ホンダ独自の目標を設定したクルマ対クルマの衝突実験を実施。従来の固定バリアへの衝突に比べてより厳しい対応が要求されるこの衝突実験においても目標値をクリアする高い安全性能を確保している。

※ 相手重量2トンクラスまでの乗用車、双方の衝突速度50km/h、50%前面オフセットの衝突実験

  • 歩行者傷害軽減ボディの対策部位を頭部のみならず、脚部にまで拡大。
  • 運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムの全タイプ標準装備に加え、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム(助手席乗員姿勢検知機能付)もメーカーオプションで設定。
  • ISO FIX対応チャイルドシート固定専用バーを2列目右ならびに中央席に標準装備。

環境性能

  • 排出ガス中の大気汚染物質(HC、NOx)を大幅に低減。平成12年排出ガス規制値の50%以下まで低減したクリーン性能を実現し、全タイプ、国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得。
  • トップクラスの13.2km/Lの低燃費を達成、全タイプ平成22年燃費基準適合。

※ 1,510kg以下のFF車 10・15モード走行燃料消費率(国土交通省審査値)

  • インテリアのインジェクション成形部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を使用するなど、クルマ全体で90%以上のリサイクル可能率を達成している。

※ Honda独自の算出方法による

優遇税制について

ステップ ワゴンは、「グリーン税制」による減税措置が適応される。

  • 自動車取得税の減税措置
    課税標準額から定額30万円を控除→自家用車の場合は定額15,000円の減額
  • 自動車税の減税措置
    「低排出ガス」認定のランクに応じて登録の次年度より2年間減税
    ステップ ワゴンの場合:「優-低排出ガス」認定車=25%軽減(千円未満切り上げ) 9,500円の減額(2年間で19,000円減額)
  • 環境にやさしい自動車の開発・普及を促進する、自動車税のグリーン化、「グリーン税制」が平成13年4月より施行された。この制度により、国土交通省の「低-排出ガス」認定車で、かつ平成22年燃費基準に適合する自動車は、自動車取得税および自動車税の減税措置を受けることができる。

ステップ ワゴン・アルマス

新型ステップ ワゴン・アルマスの主な特長

  • ステップ ワゴン・アルマス 助手席リフトアップシート車(8人乗り)
    車いす、助手席間の移動をしやすくするため、助手席ドア開口角度を大きくしている。8人乗車が可能で、ベース車とほとんど同じシートアレンジが可能になっている。
     
  • ステップ ワゴン・アルマス サイドリフトアップシート車(7人乗り)
    乗降性に優れ、車内での介護もしやすいスライドドア&サイドリフトタイプ。2列目左側シートが昇降、1列目と同じフルリクライニングが可能なリフトアップシートを採用している。
     
  • 助手席リフトアップシート車、サイドリフトアップシート車ともにシート座面地上高を低く設定し、電動油圧リフト機構(最大昇降能力100kg)により、車いすからの移動時の負担を軽減している。
     
  • 軽く簡単な操作で車いすの収納が可能な車いす収納装置を設定。任意ストップ機構付ガススプリングのアシストで、より軽い力で簡単に持ち上げることを可能としている。

※ 全タイプにメーカーオプション

  • 架装業務はホンダ特装(株)が行う。
ステップ ワゴン・アルマス (D、助手席リフトアップシート車)

ステップ ワゴン・アルマス (D、助手席リフトアップシート車)

ステップワゴン・アルマス (I、サイドリフトアップシート車)

ステップワゴン・アルマス (I、サイドリフトアップシート車)

販売計画台数(国内・年間)

600台

全国メーカー希望小売価格(消費税含まず、単位:千円)

タイプ エンジン 駆動 ミッション 価格  
K 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,806  
4WD 3,026  
I 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,556
4WD 2,776  
D 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,418
4WD 2,638  
Y 2.0L DOHC i-VTEC FF 4AT 2,316  
4WD 2,536  

サイドリフトアップシート車、助手席リフトアップシート車ともに同価格                                                                                                          ★印は写真掲載タイプ

  • 車いす収納装置は130千円高(メーカーオプション)。