ニュースリリース

2000年10月13日ニュースリリース

ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング、ATV生産累計100万台を達成

本田技研工業(株)の米国現地法人であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(Honda of America Manufacturing.,Inc. 本社:オハイオ州メアリズビル市 社長:平島凰希)は、米国時間2000年10月12日(日本時間10月13日)に以下を発表しましたので、その内容をご案内いたします。

ご参考

 アメリカン・ホンダ・モーターの生産子会社であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(略称:HAM 本社:オハイオ州メアリズビル 社長:平島凰希)は、ATV(All Terrain Vehicle不整地走行用車)の生産累計が10月12日で100万台に達したと発表した。

 ATVは農場や牧場などでの業務用車両として、またスポーツやレジャー用としても使われている四輪バギー車であり、米国でのATV市場は1991年の15万台から1999年には54万8千台と急速に成長しており、今後も更なる拡大が見込まれている。ホンダは1984年よりATVの販売を開始、1999年には市場の約30%にあたる162,907台を販売した。

 HAMでは1989年よりATVの生産を開始し、1999年は99,482台を生産している。また1998年7月からはサウス・カロライナ州のATV工場、ホンダ・オブ・サウス・カロライナ・マニュファクチュアリングにおいてもATVの生産を始めており、現在ホンダの米国でのATV生産はこの2工場で行っている。

 今回ATVの生産累計100万台を達成したHAM二輪工場は1979年9月にオフロード二輪車「CR250Rエルシノア」の生産で操業を開始した。その翌年には「ゴールド・ウィングGL1100」、更に1985年には「シャドウVT1100」の生産を始めるなど主に大型二輪車とATVを生産している工場であり、1999年の生産実績は133,159台(二輪車33,677台/ATV99,482台)となっている。

 HAMは総従業員13,000名を擁するホンダ最大の北米生産拠点で、二輪車及びATV約15万台/年、四輪車約67万台/年、エンジン約100万台/年の生産規模をもち、現在までの累計投資額は38億ドルに上っている。

ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング二輪工場概要

所在地

米国オハイオ州メアリズビル

生産開始

1979年9月

工場面積

260,000square feet(約24,000平方メートル)

投資額

1億3,900万ドル

従業員数

約700名

生産機種

二輪車(Gold Wing,Valkyrie,Shadow等)
ATV(FourTrax Rancher等)
二輪車用エンジン(組立)

生産能力

二輪車及びATV 年間15万台
二輪車用エンジン組立 年間7万5千基

ホンダ・オブ・サウス・カロライナ・マニュファクチュアリング概要

所在地

米国サウス・カロライナ州ティモンズビル

生産開始

1998年7月

工場面積

330,000square feet(約30,700平方メートル)

投資額

約7,000万ドル

従業員数

980名(2000年9月末現在)

生産機種

ATV(Recon, FourTrax Foreman, Sportrax等)
ATV用エンジン

生産能力

ATV完成車 年間19万台     …2000年10月現在
(ATV完成車 年間25万台     …2001年春)
ATV用エンジン年間12万基     …2000年10月現在
(ATV用エンジン年間25万基     …2001年春)