ニュースリリース

2000年10月12日ニュースリリース

ホンダ、「グリーンディーラー認定制度」第1回認定を発表

本田技研工業(株)は、今年1月に全国のホンダ四輪販売会社を対象に導入した「グリーンディーラー認定制度」の第1ステップ「グッドグリーン店」認定の第1回審査が終了し、全国で800店を認定したと発表した。認定された販売店には認定証が贈られ、認定ステッカーが店頭に掲示される。尚、「グリーンディーラー認定制度」では、10月より第1ステップの第2回目の申請が開始されており、2001年末までに「グッドグリーン店」の認定が完了する予定である。

今回の第1ステップ「グッドグリーン店」の認定にあたっては、法規対応・環境美化に関する35項目について、ホンダ社内審査員による書類審査、及び現地審査が実施された。 特に、

  • 廃車のマニフェスト発行、取引先との契約、処理現場の確認
  • フロン回収促進のための機器、回収ルート、回収実績及び委託状況の確認
  • 廃ラジエター液用の回収専用タンクの設置と、取引先との契約による処理の徹底
  • 油水分離槽の清掃状況確認と定期的な点検清掃の徹底
  • 敷地内の不用品の撤去、廃棄物置場での分別管理、工場内整理整頓の徹底
    等が重点的な審査対象となった。

今回認定された「グッドグリーン店」は、今後も引き続き認定店ガイドラインに沿った環境取組みを行い、ホンダが2001年4月から認定展開を開始する予定の「グリーンディーラー認定制度」第2ステップ「ベストグリーン店」にチャレンジする。

ホンダによる「グリーンディーラー認定制度」導入により、販売会社からの自治体への法規対応の相談や問い合わせが増加し、解体処理業者などの適正処理状況の確認なども徹底されるなど、販売会社での環境に対する関心、意識がさらに高まってきており、
ホンダは更なる認定展開により、販売・サービスの第一線での環境問題を解決し、お客様、地域社会に喜ばれ、信頼される「環境先進ディーラー」の育成を目指していく。

グリーンディーラー認定制度

この制度の特長は、環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO 14001」のノウハウを取り入れ、環境対応項目を法規対応、環境美化、省エネルギー対策など販売会社の環境実態に合った内容に絞り込んだことであり、これにより、実務的で、かつ継続的な環境保全活動となるようにしている。 

グリーンディーラーの認定はステップ方式で行われ、第1ステップでは、法規対応・環境美化に関する評価項目を達成した販売店を「グッドグリーン店」として認定。さらに環境・効率改善項目が評価項目として追加される第2ステップを達成すれば「ベストグリーン店」として認定され、業界トップクラスの環境保全活動が実践される。申請・審査・認定は年2回行われ、認定結果は3年間有効となる。 

グリーンディーラー認定展開

2001年末までに第1ステップ、2002年末まで第2ステップを達成できるよう活動推進していく。

  • 第1ステップ:2000年4月より受付開始、2001年末までのクリアを目標
  • 第2ステップ:2001年4月より受付開始、2002年末までのクリアを目標

評価項目

第1ステップ:「法規対応・環境美化」

法規対応

  • 廃車処理のマニフェスト発行と処理業者との100%契約の実施、及び処理現場の確認
  • 廃部品、廃油のマニフェスト発行と処理業者との100%契約
  • フロン、エアバックの100%回収・処理破壊
  • 騒音・振動について設備機器の設置届出等

環境美化

  • お客様を迎える環境としてふさわしい、事業所内外の整理整頓

第2ステップ:「環境・効率改善」

エネルギー効率向上

  • 販売会社用の環境家計簿活用による省エネルギーの推進

環境推進体制

  • 社内環境保全推進体制づくり

地域社会貢献

  • フリーマーケット開催等の環境イベント開催
  • 公園、河川敷などのクリーン化運動の主催・協力への参画による地域社会貢献活動
  • ショールームに設置する環境コーナーや、エコドライブ推奨パンフレットなどを通した啓蒙活動の推進