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企業ニュース
2000年9月26日
鈴鹿製作所 生産体質改革ラインの概要について

本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は、かねてより取り組んできた生産部門における体質改革のモデルラインとなる、鈴鹿製作所No.1ラインの概要を発表した。

この鈴鹿No.1ラインは、グローバルスタンダードラインとして北米や英国など世界のホンダの量産ラインの基準となるもので、新型シビックの投入に合わせて体質改革を進め、本年5月より稼動を開始している。
新しい生産技術を取り入れることで、各工程における生産効率と柔軟性を一段と高め、市場の変化に迅速に対応し、かつより高品質な商品を供給できる体質とするとともに、地球環境への影響の低減や、職場環境の更なる改善を実現させた。
海外においても、シビックを生産する米国、カナダ、英国の工場で、それぞれシビックの生産立上げに合わせて同様の生産体質改革を行なっており、2000年末までには完了する予定である。

具体的には、生産現場の発想による新しい生産設備・技術などを投入し、品質、コスト、生産の柔軟性、環境対応、といった様々な観点から、溶接、塗装、車体組立の各工程の改革を行なった。その結果、
・新機種投入時の専用投資、および生産ライン増設時の初期投資の50%削減
・初工程投入から出荷まで、完成車の生産にかかる時間の30%削減
・1ラインあたりの生産可能機種の増加(5機種→8機種)
・生産工程におけるCO2排出量の20%削減
・ボディ精度・剛性を始めとする完成車品質の大幅な向上
・一人当たりの生産性の向上
など、生産体質の向上を実現した。

各工程における主な施策は以下の通り。
<溶接>
・多機種に柔軟に対応出来る汎用性の高い溶接設備の導入
・機能を絞ったシンプルな治具を導入し、機種専用投資を削減
・電動サーボガンと電動ロボットの導入による制御の最適化で、溶接作業を高速化
・溶接打点の最適化で、ボディ精度および剛性を向上
・汎用性のあるパレットを利用した、ボディ搬送工程の多機種対応化

<塗装>
シンプルかつ汎用性のある搬送装置の採用で、機種専用投資をゼロ化
前処理のコンパクト化やショートオーブンの採用による、ライン長の短縮
ボディの洗浄法の工夫や吸塵ロボットの導入により、補正作業を削減し塗装工程の効率を向上
中塗り、上塗りの水性化(日本初)や、塗着効率の向上により、VOC(揮発性有機化合物)排出量を20g/m2へ低減
熱スペースと作業スペースを分離(ゾーニング)することで、作業環境を改善

<車体組立>
ボディ搬送コンベアーの汎用性を向上させ、新機種投入時の追加投資をゼロ化
サブラインを利用してメインラインでの作業工数の機種間偏差を平準化し、組立ライン全体を短縮
機能毎に工程を再編し、各工程内で機能品質保証までを完結
難姿勢作業の改善

ホンダでは、1999年より総投資額360億円をかけて、四輪車生産の国内主力工場である鈴鹿製作所と埼玉製作所狭山工場の車体生産領域へ新たな生産技術を投入し、21世紀の次世代工場「グリーンファクトリー」の実現を目指した生産体質強化計画を進めている。年内には一部の工程を除き、完成車の生産体質改革が両工場で完了する予定である。また、こうした取り組みを海外の生産拠点でも順次展開していき、主要な工場での体質改革を2003年までには完了する予定である。


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